2009年6月3日20時20分
【ワシントン=勝田敏彦】国連環境計画(UNEP)は3日、風力や太陽光、バイオ燃料といった再生可能エネルギーへの世界の投資状況をまとめた報告書を発表した。欧米は景気後退の影響で低調だったが、中国、ブラジルなど新興国が引っ張り、08年の総投資額(大型水力を除く)は前年比5%増の1550億ドル(約14兆9千億円)を記録した。
中国では主に風力に、ブラジルではバイオ燃料を含むさまざまエネルギー源にそれぞれ投資されていた。08年に増えた世界の発電容量の40%以上が、再生可能エネルギーでまかなわれていた。