「ノア」(14日、博多スターレーン)
三沢さんにささげた。13日の試合でタッグ戦のパートナーを務めた潮崎が、2度目の挑戦でGHCヘビー級王座を奪取した。師匠・小橋建太ゆずりのラリアートで形勢逆転。最後は、遺志が乗り移ったかのようなローリングエルボーからのゴーフラッシャーで力皇猛を粉砕した。
秋山準がつい間板ヘルニアのため、GHC王座を緊急返上した。「三沢さんやファンのみなさんに申し訳ない」とリング上で泣いた男から、王座決定戦への出場要請。負けるわけにはいかなかった。
試合後、ベルトを掲げて献花台の遺影に一礼した。「社長の前でとれて良かった」。そして、「責任を持ってやり通す。体がボロボロでも立ち向かう。人生を悔いのないようにやり尽くす」と約束した。三沢さんから譲り受けた信条を胸に、防衛ロードに向かう。