2004年10月31日、三沢さんと対戦する馳(左)=両国国技館
元プロレスラーで衆院議員の馳浩(48)は14日、石川県内でテレビの取材に応じ「20年以上一緒にプロレス界を引っ張り、盛り上げてきた仲間として、何度も対戦していますし、正直、ショックですし、残念に思っています」と言葉少なに語った。
馳は1996年に全日本プロレスに移籍。2004年10月の「武藤敬司デビュー20周年スペシャルマッチ」では佐々木健介とタッグを組み武藤・三沢組と戦った。プロレスに統一機構を作ろうとする三沢さんの概念に賛同し、支援を申し出るなど、交流を続けていた。
馳自身も新日本時代の90年6月12日、福岡国際センターでの試合で、三沢さんが受けたのと同じバックドロップを受け、一時心肺停止状態になった経験がある。昏睡状態で救急車で運ばれ、一命をとりとめただけに、三沢さんにも“奇跡”を祈ったはずだが…。