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徳光「取り乱して申し訳ありません」

 人気レスラーでプロレス団体「ノア」の社長、三沢光晴さん(享年46)の突然の“戦死”から一夜明けた14日、元実況アナでプロレス通で知られるフリーアナウンサーの徳光和夫(68)が、司会を務める日本・読売テレビ系情報番組「ザ・サンデー NEXT」に生出演。「取り乱して申し訳ありません」と声を詰まらせながら、悲痛な思いを語った。

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 63年に入社した日本テレビの局アナ若手時代からプロレス中継の実況を長く担当した徳光。プロレス関係者の交流は深く、特に故ジャイアント馬場さん、上田馬之助らとの親交はよく知られている。もちろん、三沢さんとも81年のデビュー当初から知るだけに、表情は沈みっぱなしだった。

 番組では冒頭から約20分間、三沢さんのニュースを取り上げた。「三沢という大レスラーについて、最期の状況をファンにお届けするのが、番組としましても、プロレス担当でした私個人としましても責務でございます」と三沢さんが倒れた直後の様子を、VTRで紹介。鼻をこすって必死に涙をこらえながら、映像に見入っていた。

 そして「三沢選手は受け身の名人でした。その受け身でこういったことになり、死にきれない思いだったのでは」「彼は人間としても、レスリングでもリーダーだった。こういう形でリングを去って、今後、プロレス界はどうなるのだろう」と、悲痛な思いを吐露。

 何度も声を詰まらせながら無念の言葉を並べたが、司会という立場をかえりみたのか「取り乱して申し訳ありません」と、謝罪するシーンもあったほどだった。

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