広島市の小学6年生が平和の尊さなどについて意見を発表する「こどもピースサミット」が13日、中区の市青少年センターであった。8月6日の平和記念式典で「平和への誓い」を読み上げる代表2人が決まった。
平和をテーマに応募した作文8980点から、事前審査で選ばれた20点の筆者が参加した。親族の被爆体験や、オバマ米大統領が核兵器のない世界を目指すと述べたプラハ宣言などについて、1人ずつ熱弁を振るった。
最優秀賞には矢野小6年の矢埜(やの)哲也君(12)と五日市南小6年の遠山有希さん(11)が選ばれた。矢埜君は、核拡散が続く国際情勢について「武力で解決するのでなく、争いをやめるよう呼びかけるのが本当の強さ」と主張。遠山さんは「戦争という『闇』を考えることが未来の平和につながる」と訴えた。
【写真説明】最優秀賞の表彰を受ける遠山さんと矢埜君
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