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高1殺害:「バットが折れた」…容疑者、頭殴りつけた際

 大阪府富田林市の河川敷で私立高校1年、大久保光貴(こうき)さん(15)が殺害された事件で、殺人容疑などで逮捕された府立高3年の少年(18)=同市=が府警の調べに、「頭を殴っているうちにバットが折れた」と供述していることが分かった。捜査関係者が明らかにした。府警は明確な殺意を裏付ける供述とみて調べている。

 捜査関係者によると、少年は11日午後8時~12日未明、「心理テストをする」と言って大久保さんを川の護岸に座らせて目を閉じさせ、木づちで頭を殴打。更に木製バットで数回殴り付けるうちバットが折れたといい、瀕死(ひんし)の大久保さんが立ち上がり「怖くなって川にけり落とした」と供述しているという。

 バットについて、少年は「11日に近所で盗み、事前に河川敷に隠しておいた」と供述。木づちは11日午後5時前、自宅近くのホームセンターでライターや消臭剤と一緒に購入した。木づちは、血が付いたシャツやライターなどとポリ袋に入れて自宅近くに捨てられているのが見つかった。

 また、少年は12日午後警察に任意同行された際、現場から持ち去った大久保さんの携帯電話2台を自分のかばんに入れていたが、メールの着信履歴などは消去されていた。少年は携帯電話のメールで大久保さんを近鉄富田林西口駅に呼び出していたという。

 府警は14日、少年を大阪地検堺支部に送検した。【花牟礼紀仁、堀江拓哉】

毎日新聞 2009年6月15日 15時00分

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