(1)各領域演習科目の内容・テーマ・履修のしかた
<地球システム領域>
・ポスト・ゲノム時代の諸問題(個人DNA情報化、分子医学、遺伝子組み替え食品、ヒト遺伝子の操作等など)
・クローン動物の社会的影響(クローン人間の是非、臓器移植など)
・地球変動として見た温暖化と人類活動との関わり
・開発途上国における環境問題の現状
・生命活動と関連する地球変動
・経済学的にみたアジアの抱える地球環境問題
・科学・技術を基盤とする現代物質文明が抱える問題点とその地球システム的考察
<メディア・言語コミュニケーション領域>
・メディア論演習I〜IV
本演習は,メディア・コミュニケーションの機能と実態に興味を持つ学生のための指導教授を行います。研究対象領域は大別して二つに分けられます。一つは,既存マス・コミュニケーション領域(ジャーナリズム,メディア文化などはここに含まれる)。いま一つは,コンピュータ・コミュニケーションに象徴される電子メディア領域(ゲーム,携帯電話などはここに含まれる)。いずれにしてもここで求められるのは,現実のメディア環境の実相についての鋭い問題意識です。
・言語コミュニケーション論演習I〜IV
言語コミュニケーションを心理言語学、社会言語学、認知科学の視点から多角的に捉え ます。現代言語学の基礎となった形式文法の理解、統語論と意味論の合体の試み、ディスコース分析への拡張の問題を情報数学の基礎を交えながら考え、現代言語学を基本から整理します。
<現代社会・文化領域>
三年次の演習科目は、現代文化演習I,II,と現代社会演習I,IIの4科目ありますが、広く文化と社会を組み合わせることも、同系のI,IIを選ぶこともできます。自分の関心を中心に、四年次で進む方向も考慮して選んでください。
現代社会・文化演習科目として、次のような科目を予定しています。
「現代日本の地方社会」
「現代ヨーロッパ社会」
「ヨーロッパのグローバル化とローカル化」
「日本の現代美術」
「ヨーロッパ文化の歴史と現在」
「ラテンアメリカの諸問題」
「東アジアの社会と文化」
(2)卒業研究について
@卒業に必要な単位うち、84単位以上を修得していなければ、卒業研究を科目登録することはできません。
A3年次の後期に、主題届を提出し、指導教員を決定します。また、4年次の4月には卒業研究計画書を提出します。
B指導教員は原則として演習担当者とします。ただし、主題によっては他の教員に指導をうけることもできます。
Cその他、原則として文系卒業論文の規則を適用します。なお、卒業研究の枚数、様式等については別途定めます。
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