最終更新: 2009/06/15 12:14

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障害者団体証明書偽造事件 逮捕された局長の当時の上司「野党の国会議員から依頼」

厚生労働省の局長が障害者団体の証明書を偽造したとされる事件で、逮捕された局長の当時の上司が、問題の証明書について、「野党の国会議員から依頼を受け、障害者自立支援法の成立を視野に承諾した」と証言していることが、捜査関係者の話でわかった。
特捜部は、局長以外の職員の関与の有無や、事件の背景について、さらに解明するため、2度目となる厚労省の捜索を15日朝から行っている。
局長の村木厚子容疑者(53)は、上村 勉容疑者(39)に指示して、障害者団体「凛(りん)の会」に証明書を偽造したとされている。
証明書は、障害者団体用の制度を悪用したダイレクトメール不正送付事件につながった。
証明書について、凛の会の当時の代表が「村木容疑者に直接依頼した」と供述しているが、この代表は、民主党国会議員のかつての秘書だった。
また、捜査関係者の話によると、村木容疑者の上司だった障害保健福祉部元部長は、「国会議員本人から依頼され、村木容疑者に伝えた」と話しているという。
そして元部長は、依頼を承諾した理由について、「障害者自立支援法の成立を視野に、野党対策の意識があった」という証言をしていることが、捜査関係者の話で新たにわかった。
自立支援法は、2004年の事件当時、村木容疑者ら障害保健福祉部職員が法案をつくっていて、翌2005年に国会審議を控えていた。
特捜部の任意の聴取に対し、ほかの複数の職員も、「国会議員に対し、自立支援法への理解を得たいという意識があった」という証言をしているという。
特捜部は、部全体のこうした意識が事件の背景にあったとみている。

(06/15 12:00 関西テレビ)


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