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2008年02月07日(Thu)
第104回 村木厚子さん




 村木さんは女性の雇用拡大や障害者の就業促進への取り組みなどで活躍され、現在は大臣官房政策評価審議官として重責を担われています。若者へのアドバイスをお聞きしました。

 役所にいるからかもしれませんが、私の印象としては若い人達は、良くも悪くもピュアですね。仕事というものが自分にとってどういう意味を持つか、一生懸命見つけ出そうとしているように見えます。私たちの世代は仕事づけになることは、仕方がないことだと思っていましたが、今の世代は仕事と生活との両立を真剣に求めています。悩み多き時代に生きる若者達だけに、とても真剣に悩んでおり、だからこそこちらも真剣に応援してあげたいと思っています。

就職先を探すのにも情報がとても多いので、さらに悩みを増幅させているようです。目の前のことをまずは本気でやること、悩みすぎ、考えすぎて、何も選ばずに立ち止まってしまうことは避けたほうがいい。仕事の世界では、やっていみないと判らないことが多いものです。やってみてから悩むほうが、同じ悩むのでもより生産的になります。

私自身も仕事を続けながら子供を育てたので、大変悩んだ時期もありました。同じ悩むにも生産的に悩む必要があり、非生産的に「どうしよう」と悩んでいるだけではダメだ、ということが身をもって理解できた気がします。ここまでやってダメならあきらめるとか、悩み方が判ってきたのです。後輩に話をするときにも、上手に悩むことを伝えています。

大きな悩みの波がやってきたときには、最初はパニックになったりしますが、目の前にあるちょっとした問題から着手すると、すーっと楽になっていくものですよ。大変な時期を乗り越えるのにも、目の前の小さなことに手をつけることから始めるといいものです。解決を考えて悩み続けていても何も変わりません。若者たちは素直ですが、強さに欠ける面もあるようなので、ジョブカフェなどで早めに助け舟を出すことが大事でしょう。そうすればしっかりと前進できると思います。

若者を受け入れる立場の企業側としては、入社したらどういう日常になるのか、そして企業の中でどういうステップを踏んでいけるのかを、上手にイメージさせることが重要です。そういうことに努力している企業が、採用に成功していると思います。日々の経営が真剣勝負である中小企業などでは、あまり先のことは語りにくいかもしれませんが、それを伝えていくことが若者の確保に欠かせないことです。悩み多き若者に、しっかりと判断材料を提供してほしいと思います。



プロフィール 村木 厚子(むらき あつこ)
厚生労働省 大臣官房審議官 

   


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