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未成年中絶件数 ワースト1は北海道


 
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| 望まない妊娠を防ぐため、避妊には気をつけたい(写真の上は女性用コンドームの「マイフェミィ」、下が一般的な男性用コンドーム) |
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札幌市内では中央区が突出。
厚生労働省が発表した「母体保護統計」によれば、平成14年度の人工妊娠中絶件数は、全国で32万9,326件。昨年度を1万2,262件下回った。
最も多かったのは、東京都の2万9,141件。以下、北海道2万0,834、大阪府2万0,184、福岡県1万9,836、神奈川県1万7,969と続き、最少の山梨県は1,305件だった。
東京都の人口は約1,238万人。対する北海道は約570万人。人口比からして道内の中絶件数は突出している。
それでも道内の人工妊娠中絶件数は、昨年度を1,831人下回った。年齢別には、20歳未満が3,231件(前年度3,527件)。20から24歳が5,736件(同6,391件)。25から29歳が4,580件(同4,977件)。30から34歳が3,612件(同3,701件)。35から39歳が2,506件(同2,779件)。40から44歳は1,070件(同1,175件)。45から49歳は98件(同112件)、50歳以上は1件(同3件)。
北海道における未成年の人工妊娠中絶は、7年ぶりに減少にこそ転じたものの、2位の東京の2,915件を引き離しワーストワン。
また、道内主要都市別では札幌市の8,745件が最多。以下、旭川市が2,575件、函館市が1,883件、帯広市が1,305件、釧路市が1,150件と続く。
札幌市内の年齢別の人工妊娠中絶件数では、20歳未満が1,178件。20から24歳が2,614件。25から29歳が2,082件。30から34歳が1,497件。35から39歳が923件。40から44歳は411件。45から49歳は40件となっている。なお、年度ではなく年次集計になるが、市内の未成年の人工妊娠中絶件数は、平成13年が1,344件だったのに対し、14年は1,239と減少している。
さらに、市内各区の14年度の出産1,000件当たりの人工死産率は以下の通り。
中央区 37.7
北区 32.1
東区 24.4
白石区 30.9
厚別区 29.1
豊平区 19.9
清田区 22.4
南区 18.1
西区 19.1
手稲区 27.5 上記のように中央区が突出していることは否定できない。それでも、中央区の人工死産率は、昭和61年度の87.4をピークに減少の一途にあり、望まない妊娠が減少していることは事実だ。










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