えっと、本とシンジ君の守護天使こと『山岸マユミ』です。 今日は新作の前説を担当することになりました。 作者のヒト、性懲りもなく年齢疑われるネタを使うつもりです。 学ぶって事を知らないと言うか、懲りないと言うか・・・。きっと年齢疑われることに喜びを感じてるんでしょうね。私には決して理解できない考えです。 いえ、私が言ったなんて秘密にしておいて下さい。 あ、それでは始まりです。
『ジオフロント・オデッセイ』(BGM:展覧会の絵)
★『あなたの名前を入力して下さい』 はい?えっと、名前ですか。 マ・ユ・ミ・・・・・と。 ◆『あなたの名前の呼び方をA−Dから選んで下さい』 A:くん、B:ちゃん、C:さん、D:さま ん〜、C。 ▲『あなたの大切な人の名前を入力して下さい』 え? あ、その・・・・・・・・・・きょろきょろ。誰もいませんね? シ・ン・ジ ・・・・・きゃ、書いちゃった。 ●『あなたの大切な人の名前の呼び方をA−Dから選んで下さい』 A:くん、B:ちゃん、C:さん、D:さま C・・・と。 『それではゲームの始まりです』 パチパチ、僕はマユミさんの執事ロボット。 これからシンジさんを誘拐に行くところ・・・Zi!
ノイズ
ちょ、待てやこらっ!なに考えてんのや、自分!? ごほん。(やだ、つい地が出ちゃったじゃない) い、いくらなんでもネタが古すぎる上に、特殊すぎます! わかる人がいるわけ有りません! 作者のヒト、あなた絶対確信犯でしょ!? え、世の中広いから知ってる人もいる?そりゃ、私もわかる人いないでもないと思いますけど、いたらいたでなんかイヤですよ。 とにかくダメです!却下! 正気なのかしらまったく。
仕切直し
『エヴァンゲリオンの謎』
エヴァンゲリオンの秘宝を見つけるため、今一人の冒険家が爆弾片手にモアイの上をとんでとんで・・・・Zi!
ノイズ
本当にどういう構造してるのか、開頭手術して確かめられたいんですか!? 誰がわかるって言うんですか、誰がっ!? だいたい、謎の解き方がわかりさえすれば、5分でクリアーできるクソゲーじゃないですか!? こんなふざけた謎がわかる人がいるのか疑問です。・・・普通、わかりませんよねぇ。 758とかなんとか色々もっともらしい事言ってましたけど。 そもそもネタ、誰にもわかりませんよ。 はいはい、また仕切直して下さい。
ここまで引っ張っておいてアレですが
じつはゲームネタじゃないのです |
突発的電波短編 夏ですねぇ… 良くある話 書いた人:ZH
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「夏だな」 「ああ、せやな」 放課後。 だるそうに、そして窓から射し込む光に眩しそうに目を細めながら、ケンスケとトウジはたれていた。仲間であるシンジは今赤毛のお姫様の理不尽な要求につき合わされており、この場にいないが居ても居なくてもまあ似たようなものだ。ついでに紅い瞳のお姫様と鋼鉄のお姫様、黒髪のお姫様も居なくなっている。つき合いの良いことに委員長もだ。 きっと遠くで聞こえる悲鳴とか爆発音とかは気のせいだろう。それにしても、シンジって頑丈だなぁ。 それはともかく、今アスカ達がこの場にいないと言うことはなんの遠慮もなく、馬鹿な話ができると言うことだ。ケンスケは眼鏡にあたる光を全方位反射させながら、机に突っ伏しているトウジにニヤリ笑いを向けた。 「夏と言えば、アレだとおもわないか。同士鈴原」 「なんや、あれって?」 面倒くさそうなトウジの返事。 ケンスケはいつになく乗りの悪い親友の言葉に、体の具合でも悪いのかと心配するがトウジは胸の奥でこんな事を考えていた。 (はあ、なんや知らんがイインチョがちょっと放課後のこれ言うとったなぁ。めんどいなぁ。帰りたいのう。せやけど、帰ったりしたら後がこわいしのう) 確かに面倒くさくもなるか。 じつはシンジ同様、トウジも十二分に裏切り者だと言うことに気付かず、ケンスケはくいっと指で眼鏡を持ち上げ、ずれを直した。 「つまり、プールだ」 「?」 「わかんないかな?」 そんな言葉でわかるか、ボケ。 ワシ、遂に某所で死亡確定していやーんな感じなんや。 と、言いそうになってしまったがかろうじて呑み込むトウジ。 ケンスケは言葉を続けた。 「つまり、水着だ。興味ないかね同士鈴原」 「水着言うても、体育は男女別やないか。それにみんな代わり映えしないスクール水着やろ。まあ、一部凄いのもおるけどな」 「そうだ。だがその答えだと50点だ!」 「なんやと?」 「男女別なのは変わらない!だが、今年から水着は各自自由になったんだ!惣流とかみたいに、スクール水着だと犯罪になるのがいたからな!いや、惣流に限らず最近の純国産もなかなか。 なにはともあれ、ミサト先生様々だな!」 なぜか机の上に仁王立ちするケンスケ。さっきも書いたが眼鏡が光まくって尋常でない危なさだ。人として哀れすぎる叫び声に、そのほか残っていたクラスメート達はなんだなんだと目を向けるが、『またあいつかと』疲れた目をするとまた元していた作業に戻っていた。それ含めてトウジはちょっと哀れに思うが、自分もアレと類友と思われてると知ったら、どうするだろうか。 「ほか。 で、自分としてはそれでどうしたい言うんや?」 「決まってる。撮る!撮って撮って撮りまくる! 売れるぞ〜。今までのスクール水着や着替え中、トイレに駆け込むところ以上の大売れになること間違い無しだ!」 それ犯罪や。 着替え中やブルマの裾を直すところまでは自分も知っていたが、まさかそこまでマニアックな需要があり、しかもそれに応えてるとは・・・。やばい。これはもの凄く、カタカナで書くくらいにヤバイ。特にこういう会話をしているときは、物凄まじくヤバイ。 わ、わしは無関係や。計画立案、実行、全部ケンスケの単独犯や。わしは関係ないでー。 トウジはそう叫びたかった。たとえ、それが馬鹿みたいな行動にしか思えなくとも。そして、そのまま真っ直ぐ家に帰りたかった。『今日はカレーや!』そういって自分と父親、爺さんの帰りを待っている妹の顔を、今すぐ見たかった。と言うか、そうしないと命が危ないというか何というか。たいがい手遅れなんだが、とにかく逃げなくては・・・。 だが足が動かない。まるで石になったようだ。汗もジャージの色が濃くなるくらいに流れて流れて、このままだと脱水症状で倒れてしまう。いや、倒れてくれ。そうすれば少なくとも殺されないから。 すまん、ラブリー・マイ・シスター。 わし、今日の晩飯、お前と一緒にくえんかもしれん。 トウジが未来を想像して恐れおののいていることにも気付かず、ケンスケは叫んでいる間に脳内麻薬が良い具合に分泌され始めたのか左右上下違いのロンパリ目で、さらに危ないことを叫び狂い始めた。 「そう!便秘がやっと治って快便の幸せを噛み締める惣流の写真よりも! イメージ壊れるからと、昼休みにかくれて牛丼3杯、ホットドック3個食べてる綾波の写真よりも! スタイル良くなるようにと懐かしのぶら下がり健康機使ってしまった霧島の写真よりも! 恥ずかしいコスプレして同人誌売ってた山岸の写真よりも! まあ、某委員長のアレな写真には敵うまいが」 トウジやそのほかのクラスメート達の『やめー!もうやめれー!』という全身を使った必死かつ大胆なブロックサインを無視しきってケンスケは一気にそう言い終えた。 否、言い終えてしまった。 教室の温度が下がったような気がした。 (き、来た!わし、今日が本当に命日になるかもしれん) もう汗もでない。まだ迫り来る恐怖に気付かず、マニアックな写真について語るケンスケが少し羨ましい。ヤツには恐怖と懲りると言うことがないんだろう。 あああ、来た。背中にゾクゾク感じるこの寒気は、間違いなくあの人や! 「ト・ウ・ジ(ハート)」 とっても優しい死の宣告が聞こえた。名字でなく、名前で呼ぶところも恐ろしい。 「わしは関係ない!もうあいつと一緒に写真捌くことはしとらんのや!信じてーな!」 がばちょ!とトウジは大急ぎで背後に振り返った。 聞く耳持たないかも知れないが、それでも言っておいた方が良いだろう。全殺しが半殺しになるかもしれん。 「うふ♪」 甘かった。 悲鳴をあげつつじたばたもがくトウジが教室から消えた後、アスカはなんともやりきれない顔をしながら2人が消え去った後を見つめていた。殺さなければいいけど・・・。いやいや、先のシンジ達とのやり取りでイっちゃったヒカリだ。いきなりトウジの妹に自分を姉と呼べとか言いかねない。 「私の事じゃないから知った事じゃないけど」 そうね、同感という視線をアスカに向けるレイ。 「洞木さん、ジャージのどこを好きになったの?謎なの」 「あ、それ。私も気になるなー」 「私も、ちょっとだけ……」 レイの疑問に続いてマナとマユミも、さっきまでケンスケだった物体を簀巻きにする手を休めてアスカの方を見た。アスカは真っ赤になったハンカチをゴミ箱に捨てた後、左手を顎に当ててう〜んと考え込んだ。 「えっと確か、『やらしいところ』とか言ってたような・・・」 微妙に大間違いです、アスカさん。 「「「ふ〜ん」」」 君たちもなっとくせんでくれ。 「じゃさ、これからこいつどうする?」 やがて血塗れの物体を簀巻きにし終えたアスカ達。アスカが肩をとんとんと叩きつつ、そう言った。 「黒髭危機一髪ゲームをした後、砂糖水まぶして蟻の巣の真ん中に放り出すってのはどう?」 おおー! マナのシンジをデートに誘うときのようなあっけらかんとした言葉に、アスカ達は歓声を上げた。思ってもみなかった素晴らしいお仕置きだ。だが、まだ温いような…。 「オーソドックスなパターンだけど、赤木先生に実験材料として1万円で買ってもらうの」 おおー! レイの提案にまたまた歓声が上がった。 結果を知ることもできないが、少なくとも代金で甘味処によることもできる。3人よれば何とやらの女の子だから、きっと楽しい時間を過ごせるだろう。 だが、まだ温い。 「こいつの家に行って二度とこんなコトできないようにビデオ機器全部壊しちゃおうか。いや、質屋に売った方が良いかも」 珍しく、ベクトルが暴力に結びつかないことを言ったのはアスカだ。 なかなか面白い意見ではあるが、既に一回やって効き目がなかったことは確認済みの意見だった。 目新しいお仕置きを考えつかず、しばし考え込む乙女達。 と、唐突にアスカは何も言わないでいた黒髪の少女こと、マユミに向き直った。 「ねぇマユちゃん。なんかいい考えない?」 ちょっとどっきりするマユミ。少し意地悪っぽくアスカはマユミの目を見つめ続けた。レイ達も同様にどうするのという目でマユミを見る。視線を感じてちょっと恥ずかしそうな顔をしたマユミは、少し逡巡した後やっぱり自信なさそうにか細い声でこう応えた。 「えっと、加持先生とミサト先生推薦の、人としてどうしようもない筋肉とセットの写真を撮って全国配信というのは…」 確かに面白い。きっと1ヶ月は笑いのネタに困らないくらいに面白い。だが、それは罰として温すぎるのではないだろうか?3人の疑問を予測していたマユミは、うふっと、意識を取り戻したケンスケが失禁するくらい可愛らしい笑顔を浮かべた。その前に、加持&ミサト推薦の筋肉ってのはなんだ? 「プラス、今言ったの全部ってのはどうでしょう?」 顔をぱ〜っと明るくさせ、グッ!と親指を立ててウインクするアスカ、レイ、マナ。さすがマユミ。G●ダムWでいえば4の人!彼女達の目はそう言っていた。 「それよ」 「決まりね」 「マユマユさん、それナイスなの」 翌日 「あれ?トウジとケンスケ遅刻?休みなのかな?洞木さんも?珍しいなぁ」 4人娘が繰り広げる争奪戦を他人事みたいにすりぬけ、のほほんとした表情のシンジは主の居ない机を見て、そう呟いた。まいったな、僕、男友達が結構少ないからなぁ、そう言ったことを考えてる顔で。 「あ〜、大丈夫大丈夫。そのうち鈴原とヒカリは元気に登校するわよ」 挨拶代わりの争奪戦は痛み分けで終わり、教室に遅れて入ってきたアスカはそう言った。とりあえず、嘘じゃないわ。たぶん。一足先に大人の階段を上ってるだろう、親友に思いを馳せるアスカ。今度詳しい手順を聞かなくちゃと思ったことは、シンジには絶対に秘密だ。 まさか、そんなことを考えてるとは露知らぬシンジは改めてレイ、マナ、マユミに挨拶をした後、がらっと扉を開けて入ってきたケンスケに気がついた。 「あ、おはようケンスケ」 ケンスケは不思議そうな表情をした後、何も言わずに自分の席に着いた。 「ケンスケ?」 「誰だ?おまえ…」 「誰って、僕だよ!親友のシンジじゃないか!」 無表情でシンジの言葉を聞いていたケンスケだったが、少し首を傾げると瞬きせずにこう言った。 「そうか。いや、知らないんだ。 たぶん俺は12人目だから」 「あ、なんだ。またアスカ達に殺られたの?懲りないね」 「仕方ないだろ。それが俺の存在理由なんだから」 涙を流しながらケンスケ(12人目)はそう言った。
終局
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