県警は27日、警務部の小山文昭教養課長(59)が同日朝、那珂市の自宅で、包丁を使って自殺を図り、死亡したと明らかにした。家族や職場あてに遺書が複数見つかり、県警は仕事の悩みなどを苦に自殺したとみている。
県警などによると、27日午前6時ごろ、小山課長の妻から119番通報があり、那珂市西消防署の救急隊員が駆けつけたところ、自宅2階で首などから出血し、あおむけに倒れている小山課長を発見した。
現場で死亡を確認したため搬送しなかったという。
小山課長は00年3月に警視に昇任し、通信指令課長や笠間署長を経て、今年3月から現職。県警によると、今週も普段通り出勤していたという。【高橋慶浩】
毎日新聞 2009年5月28日 地方版