それは何気ない2人の会話から始まった。
場所はネルフの個人研究室のひとつ、通称『猫館』、もしくは『金髪の巣』、『秘密結社ズ○●本部』。
時刻は夕刻。
尤も、地下奥深くしかも窓一つない室内で、時間を告げるのは素っ気ないデジタル時計だけだった。本当に正しいかどうかわからないが。
室内の壁に背中をつけてたっていた一人の女性が、思い出したように口を開いた。
もう1人の椅子に座っている女性に話しかけているようだ。
「最近、シンちゃんの様子がおかしいのよ」
「それで?」
「それでって、冷たいわねリツコったら」
コーヒーカップをテーブルに置くと、リツコはモニターから顔も上げずにミサトに生返事をした。相手にするのは人生の無駄と、背中が全力で言っていた。
いつもながら素っ気なさ過ぎる親友の態度に、ミサトは顔をしかめるが彼女の態度にいちいち目くじらを立てていたら、今頃自分の胃は穴だけになっていたことを思い返し、軽く深呼吸をした。
その間にリツコは追い打ちの一撃を加える。
「あの子達のケアはあなたの仕事でしょう?なんでわざわざ私の部屋に来てそんなこと言うのよ?」
「いや、ここに来ればコーヒー、タダだし」
「・・・・・・(怒)」
堂々とタカリ兼さぼりを自分の部屋にしに来る親友の態度に、リツコは胃がきゅぅっと縮むのを感じたが、これくらいで人としても女としてもちょっとどうかと思うミサトに『無様ね』と言っていたら、今頃自分の咽は酷使され過ぎて駄目になっていただろう事を思い出して、ぐっとコーヒーと一緒に飲み込んだ。
「それで話を戻すけどさ、シンジ君の様子がおかしくなった心当たりあなたに無いかなって思って」
「無いわ」
「・・・・・・本当素っ気ないわね。いや、あなたが知っているかどうかはあまり期待していなかったから良いけど。
それより・・・」
「MAGIは使わせないわよ。そんなことに・・・」
「おおう、なぜ言う前にその事を!?」
大げさに驚くミサトに、リツコは髪をかき上げた後、大げさにため息をついた。
「おおかた加持君に聞いたけど教えてもらえなかったって言うんでしょう?
それが駄目だったから、加持君を半殺しにした後マヤと日向君に諜報部の記録をハッキングさせた。でも駄目だった。
そうじゃない?」
そこまで一息に言うと、またまた大げさにため息をついた。
すでにミサトはよれよれのグロッキー。
このまま最終ラウンドを待たずにノックダウンか!?
いやいや、彼女はリツコ以上にファイターだった。
「さっすがリツコ!
話が早いわ。と言うわけでお願い♪」
「あんた話聞いてたの?」
「聞いてたわよ。だから、リツコがマヤちゃんのリベンジをしてくれるんでしょう?
あれ、それともリツコは弟子の尻拭いをしないで負けを認めるのかしら?
たかだか諜報部のコンピューターを相手に」
「誰が負けを認めるですって?誤解しないでよ。できないんじゃなくて、やらないってだけよ」
「口では何とでも言えるわ」
ぴくんとリツコのこめかみが引きつった。
デスクワークが多く、ここ数年海やプールで泳ぐこともなかったリツコの肌は白い。ま、冷却液のプールで泳いで憂さ晴らしをしたことはあるが。
とにかく、白いこめかみにくっきりと浮かび上がる青筋を見て、ミサトは心の中でガッツポーズを決めた。こうなったら後は簡単だからだ。
「・・・・・その手には乗らないわよ」
「何よその手って?いえいえ、天才とか言われていても実際は諜報部ごときに恐れを抱くリツコにはもう頼まないわよ。そうね、アスカあたりに頼んでみようかしら?あの子教えればすぐにコツを掴みそうだし」
ギリッとリツコの奥歯がなった。
逆にニヤリとミサトは笑う。
「ふっ、罠とわかっていてもそこまで言われて黙っていられないわ!!
やってやろうじゃないの!!」
「さんきゅう♪それじゃあ早速調べてみましょ!!」
「いつでも良いわよ!その代わり!!!」
「はいはい、シンちゃんの生写真ね♪朝起き抜けの寝ぼけているところ、脱衣所で着替え中の所、自家発電直後の写真ととりあえずこれだけわたしとくわよん」
何が映っているのか、激しく気になる妖しい写真を取り出すミサトと、それを一見渋々、だが差し出す手はウキウキなリツコ。やはり2人は親友だ。
リツコは写真を受け取ると頬ずりしながら呟いた。
「うふふ、ああ、シンジ君!美少年!!あの髭とは比べものにならないわ!!」
「髭?ねえ、髭って誰?」
「な、なんでもないわ!気のせいよミサト!!!」
また違った因果の世界
「また会えたね」
書いた人. ZH
「おはよう、山岸さん」
「おはようございます、・・・・・シンジ君」
それだけの短い挨拶であったが、2人は並んで歩き始めた。途中まで一緒だった友人達も、気を利かせて先に半ば走るようにしていってしまった。つまり、何らかの形ですれ違う一部を除いて、シンジとマユミは2人ッきりだった。
「あの・・・・制服、替えたんだね。ということはさ・・・」
「あ、はい。当分・・・・・転校することはありません」
壱中の制服に身を包んだマユミは、それだけ言うとまた下を見つめた。
シンジはその大人しすぎるマユミの態度に、明るく笑ってくれないかなと思いながらも、一緒に登校することができたことを心の底から嬉しく思っていた。
「そうなんだ。じゃあ、今度は・・・」
「文化発表会ですか?はい、今度は・・・・一緒に・・・・」
恥ずかしいのかそれだけ言うと、マユミは顔を伏せた。
ただシンジから見ても不自然なくらいに真っ赤になった横顔が、彼女が何を言いかけたのかを如実に物語っていた。
(か、可愛いな〜。1年ぶりの再会だったけど、こんな風に変わったんだ。大歓迎だよ、山岸さん!)
シンジはすぐ横を歩く恋人の姿に、心の底から感動していた。
見る人が見れば、子犬がじゃれついているみたいにとことこと2人は歩いていた。
あの虫型使徒の戦いから、すでに1年・・・。
予定通りならとっくに17使徒まで登場していなければいけなかった、いやそれどころか戦自の突入、サードインパクトが終わっていなければいけなかったのだが、そうはなっていなかった。
なぜかって言うと。
第13使徒バルディエルは大変時間にルーズだった。
なんと参号機が実戦配備され、トウジもみっちり訓練し終わってから来襲した。
しかも適当な身体がなかったからか、たんなるごつい発電所と化したJAに取り付いて。
もちろん、シンジは悩むこともなくJAを粉砕。
笑顔でミサトに、リツコに、オペレーターズに、アスカ達に、あろう事かゲンドウにまで
『勝ったよ!』
と言ってのけたのだ。
その爽やかな笑顔に、もう女子職員のみならず男子職員達の一部までメロメロになってしまったのは余談。
「はあ、シンジ君最高ッスよ、その笑顔!!」
「不潔・・・」
とにかく、その暗いところの無くなったシンジの笑顔にユイの面影を見たゲンドウは、ユイがすでに死んでしまった過去の人間であることを改めて思い知り、過去よりも今を生きることを選ぼうか、どうしようかと迷い始めた。とりあえず、シンジにはお小遣いを与えた。
「息子か・・・。父親というのも、良いものだな」
「碇・・・。今頃気づいたのか」
「独身の冬月に言われたくないぞ」
「殺してやる、殺してやる、殺してやる、殺してやる・・・」
「ぬお、何をする冬月!!!」
アスカはシンクロ率を抜かれて腐ってはいたが、決定的要因がなかったためシンジを少し嫌いになる程度ですんでいた。小学生の恋愛でなく、中学生の恋愛レベルになっていたらどうなっていたかはわからないけど。
レイはいつもとあまり変わらなかった。ただちょっと饒舌になったが。
で、さらに!
ゼルエルはバルディエルに輪をかけて時間にルーズだった。
どれくらいルーズかというと・・・。
実はまだ来ていなかった。
もちろん、ゼーレの老人達は焦りまくり。
「なあんてこったぁ!!」
ゼーレの議長はそう叫んで、某ミュータントヒーローチームに転職していった。
すでに何人かは寿命が来て他界したり、世界が無くなることを期待して財産の処分や無理な使い込みをしていたため、ひどいのになると自分から首を吊ったのまでいたからだ。結論から言うとすでに組織としての機能を果たしていなかった。
おまけに・・・。
「退屈だよ。もう我慢できない!僕は彼に会いに行くんだ!!」
そう言って、某使徒は人間として第三新東京市に転校していった。
彼を閉じこめようとした秘密基地は壊滅状態。
ここに人類を影から支配してきた組織、ゼーレは完全に力を失ったのだった。
ちなみに、使徒は人間達と仲良くやっているようで、某3馬鹿トリオは4馬鹿カルテットに改名したそうだ。
「これもシナリオのうちですか、司令・・・」
誘拐を示唆されることもなく、時間が在りすぎたから知りたいことが全部わかってしまった三重スパイのセリフである。
質問された髭はニヤリと笑ったが、隣に立つ長身の老人は、すでにシナリオは彼のものと大きく離れている事を知っていた。そして、ただの親バカになった彼を見て、この男も案外底が浅いなと思い始めていた。
底が浅いと思われながらも、ここに至りネルフ総司令、碇ゲンドウは考えた。
半ば壊滅したゼーレから強引に奪い取った裏死海文書。
そこに書いてある情報から、ゼルエルは半端じゃなく強いことがわかっている。それこそ彼が今まで伝え聞いていたよりももっと。さすがに人間に例えるとシュワルツエネッガー演じるコマンドに匹敵する使徒だけある。ちなみにサキエルは田中ヨ○タケ。
(だが・・・)
そう、だが少なくともエヴァ9体がかりなら何とかなるとMAGIは数兆回にも及ぶシミュレーションの結果、そう判断した。
新兵器も開発した、エヴァもある。
あとは、戦士だ!!
(今のところフィフスで5人・・・。足りん)
「チルドレンの補充が必要だな・・・」
その考えに至ると、彼は電話を手にとった。
もちろん、世界各国で建造中のエヴァを更に奪い取るための電話である。それと・・・。
「ああ、選抜は君に任せる。1人ぐらいなら男でも良いが、原則として美少女はゆずれん。レイも良いがレイと違った方向でユイに似た少女を頼む・・・」
「これも給料のうち、これも給料のうち・・・」
尻尾髪の選抜担当者はそれだけ念じながら、資料と睨めっこした。
それからどうした(まるしー、ハクション大魔王)
「相田君だったね、君はエヴァの・・・パイロットになりたくないか?」
「はい!この相田一等兵!加持隊長に命を預ける所存ですっ!!!」
「実は、鈴原君の素行調査の結果なんだが・・・。
彼は君の目が届かないのを良いことに、ネルフの美男美女職員の妹さんリストを作成中だ。すでに何人かパイロットであることを出しに、口説いているそうだ」
「私を今すぐチルドレンに登録して下さい!!!
鈴原、硬派って嘘つき!不潔よっ!!!!」
「マナちゃん。せっかくアメリカに逃がした君に・・・」
「シンジに会えるんですか!?オッケイ!今すぐ鋼鉄のエヴァンゲリオンで日本に向かうわ!!」
そして
「君をあの戦いに引きずり込むのは大変申し訳ないが・・・。
無理にとは言わない。
だが、シンジ君のためにも、是非お願いする」
「あまり私が役に立つとは思えませんけど・・・。
でも、少しでもシンジ君の役に立てるのなら・・・・・・・いきます」
で、今に至る。
そして再会の日。
「・・・・・シンジ君、また・・・・会えましたね」
「え・・・・・・・山岸・・・さん?」
「うふふっ」
突然招集をかけられ、怪訝な顔をしながらブリーフィングルームに集まったシンジ達が見たのは、級友達の姿だった。
もちろん、その中にはシンジが会いたくてたまらなかった存在、山岸マユミの姿があった。首をほんの少し右に傾げ、控えめな笑いを浮かべるマユミの笑顔は、昔見たときに比べて、少し影が無くなっていて、とても晴れやかだった。
忘れかけていた感情が甦り、シンジの心臓がドキドキ鳴る。
「会いたかったよ・・・」
「え・・・・。本当・・・ですか?」
「ずっと、ずっと・・・・君に会いたい、それだけを胸に今まで・・・辛いことがあっても、それだけを心の支えにして戦っていたんだ・・・」
感動の再会に、周りが見えなくなったシンジはマユミの手を取りながらそう一息に言ってのけた。順調に人間的成長を続けてきたシンジの目に迷いや嘘はない。
その視線を受け止めきれなかったのか、マユミつと視線を逸らした。そして恥ずかしそうに頬をピンク色に染めながらも、ちらちらとシンジの顔を見る。
「そんな、私なんかを・・・」
「・・・・・そんなこと言わないでよ。
あの時、君が眼鏡を外しただろ?あの時から、違う。
図書室で初めて君と会話したときから、ずっとずっと・・・・」
それは告白。
好きだとハッキリ言ったわけではないが、それでもやはり告白だった。
あの、マユミから見ても気弱に見えるシンジが大勢の前で自分に告白した。
マユミの目頭が熱くなっていく・・・。
そしてシンジの見ている前で、ぽろりと銀の滴がこぼれ落ちた。
「・・・あ、あれ?おかしいですね?
嬉しいのに、嬉しいのに・・・・涙が出ちゃう・・・」
突然ぽろぽろと涙を流したマユミにシンジは思いっきりうろたえるが、その言葉・・・『嬉しい』を聞くと、ハッとした顔でマユミの顔を見直し、改めてマユミの手を握りしめた。
まだマユミは恥ずかしそうに潤んだ瞳を逸らしたままだが、少なくともシンジから逃げようとはしていない。
「・・・じゃあ、じゃあ・・・あの、その、今更なんだけど・・・僕と・・・」
そこまで言った後、思い出したように、マユミの手を離して微妙に距離を取るシンジ。ようやく自分がどれくらい間近にいたか思い至ったらしい。今度は逆にシンジが、真っ赤になって頭をかきながら、マユミの言葉を待つ。
そして、涙をちょっと指で拭った後、マユミはこれまでで一番の笑顔を浮かべてこう言った。
「はい。こんな私で・・・・良かったら・・・・」
「山岸さん!」
「きゃっ!
・・・碇君・・・・ううん、シンジくぅん・・・」
そして2人はうんうん頷く加持、歯ぎしりしながら見つめるアスカとレイ、真っ赤な顔でぶつぶつ言いながらも指の隙間からしっかり2人を見るヒカリ、冷やかすトウジとケンスケ、血涙を流すカヲル、自分に目もくれなかったシンジに、存在意義を考えるマナの前で、堅く堅く抱きしめあった。
この後のことを考えると、凄まじく恐ろしいけれど。
中学生からは少しばかり先を行った、でも愛し合う出来立てほやほやのカップルにしては初々しい包容をする2人。
彼女達は幸せのあまり周りが見えていなかった。
ま、いいしょこれくらいは。
映像が唐突に止まった。
「懐かしいわね・・・。ってなんで止めるのよミサト」
「なんでって、こんな事があったわけ!?」
「そうよ、あなたが三日酔いとかで仕事サボった日にね・・・」
驚き、映像を止めた作戦部長を冷ややかな目で見る技術部長。
「し、知らなかった・・・。でも納得したわ。確かにこんな事があったなら、シンちゃんも毎日こっちが気味悪くなるくらい浮かれるはずだわ。まあ、アスカは気味悪いくらい機嫌悪いけど。
でもこんな事があったなら教えてくれても・・・」
「聞かなかったから。だいたい、いきなりマナやマユミがネルフ本部にいて疑問に思わなかったの?」
「いや、カヲルも私が知らないうちにいたし・・・」
「無様ね」
リツコはそう言うとまた新しいコーヒーを入れ直して、ごくりと飲んだ。気がつけばすでに時刻は6時を回っている。
「あ、もうこんな時間?
・・・・ミサトぉ、この遅れの分あなたに手伝ってもらうから・・・」
「ええ!?それはちょっと・・・」
「問答無用!!
こんな事に人の時間を無理矢理使わせて!!
この代償は美少年生写真だけじゃ足りないわよ!!!あなたも私の子猫になりなさい!!」
「そ、それだけは勘弁〜!!!!いやあああああああああっ!!!」
何があったかは謎。
「あ、急がないと遅れちゃいますね」
「そうだね。走ろうか?」
「あ・・・・はい」
シンジの言葉にマユミは自信なさそうに頷いた。
ここだけの話、彼女の足はかなり遅い。
シンジもそれはここしばらくのつきあいの間によくわかっている。だから・・・。
「手を繋ごう」
「えっ?あっ・・・」
シンジはそれだけ言うとマユミの返事も聞かないで、柔らかい右手を掴み、前を向いて走り始めた。マユミも彼に引っ張られるようにして、走り始める。
その顔をほんのり桜色に染めながら。
(シンジ君・・・・好き。大好き)
「え?何か言った?」
「あなたのことが好きだって言ったんですよ」
走りながらの大胆告白に、ポン!と擬音付きで赤くなるシンジ。
足がもつれそうになるが、何とか立ち直る。
「え、あ、その・・・、大胆になったんだね・・・」
「うふふ、シンジ君は?」
「え、僕?僕ももちろん・・・・」
好きだよ
マユミはシンジがごにょごにょと何か言っているのを意地悪そうに見ながら、シンジに並ぶようにして走り始めた。大して速くはなかったけれど。
「え?聞こえません。なんて言ったんですか?」
「も、もういいじゃないか!急がないと!」
結局言い訳だけのシンジ。マユミはちょっとだけむぅっとした顔をするが、シンジのことは誰よりもよくわかっているので、何も言わずに一緒に走り始めた。
なぜか壱中の校門を通りすぎても、走るのを止めない。
「今日はいい天気だから。
芦ノ湖にでも行こう!」
「え・・・・大丈夫ですか、そんな事して・・・・」
「いいって。ネルフの用事とでも言えば良いよ。良いじゃない、たまには」
「は、はあ(シンジ君って、けっこう不良なのね。でも嬉しい・・・)」
第三新東京市は、いや世界は、今日も、これからも平和だ。
とりあえず、おしまい。
おまけ・・・・・・と言うか何というか。
不思議な世界にふたつの何かがいた。
「ちょっと、馬鹿ゼルエル!!起きなさいよ。もう約束の5分は過ぎたわよ。早く人界に行かないと遅刻しちゃうわよ!!」
「う〜ん、あと5分〜」
「もう、知らない!」
堪忍袋の緒が切れたのか、鳥みたいな何かはもう片方の側にねっころがった。
起こす気がなくなったらしい。
「遅刻したって後で文句言っても知らないんだから」
「ありがと、アラエル・・・」
どっかの幼なじみ同士みたいな2人は、また眠りについた。
ちなみにここ数ヶ月、毎日こんな感じだった。
今度こそ終わり。
後書き
か、かゆ〜。
それだけです。
てわけにはいかないでしょうから、はじめてのひと初めまして、そうでない人お久しぶり。
イネ・・・じゃなくてZHです。
どうでした?
結構慌ただしい中で書いたものだから、練りが足らないと思う話なんですけど。
ラブコメもエヴァも中途半端。まあ、この世界は凄く平和だからそれで良いか。
ちなみに、私は他の場所でもマユミちゃんゥな話を書いているので、そっちの方もよろしく。
それでは皆さんこの辺で。
では〜