2009年5月16日

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 ■ DVD Fab HD Decrypterの設定とFAQ

DVD FabでDVDコピートランスコードやライティング機能、分割機能を備えたDVD Fabのフリーバージョン、「DVD Fab HD Decypter」はファイルモードのリッピング機能のみ使用可。フリーソフトとしては、最新のコピーガード除去に対応した唯一のリッパー。2009年5月にメジャーアップデートver6になり、これまでのPlatinum/GOLDから、"DVDtoDVD" "Blu-ray to Blu-ray"に製品名称も変更になった。βバージョン含め頻繁にバージョンアップされているのでできるだけ新しいバージョンを使いたい。 ダウンロードはこちら

 ●ISOファイルが作成できない。
 ●最新のコピーガードどころかCSSさえ抜けないのですが?
 ●日本語が変なんですが。。。
 ●リッピングすると特典映像が無くなる。エラーも出ない。
 ●DVD Fabの各種設定方法について。
 ●購入方法がわからない。
  
  

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ISOファイルが作成できない。

フリー版のDVDFab HD Decrypterでは、ISOファイルは作成できません。DVD Fab "DVD to DVD"を購入すると作成できるようになります。フリー版の場合はファイルモードでリッピングして下さい。


フリー版でISOモードを選ぶと、あたかもリッピングしているような動作をしますが結局ファイルは作成されません。 以前はフリーソフトの状態でもISOファイルの作成が可能でしたが、ver5.2.2.0以降作成出来なくなってしまいました。

最新のコピーガードどころかCSSさえ抜けないのですが?

DVD Fabには、CSSさえ解除できないNon CSSバージョンが存在します。NonCSSバージョンでDVDをリッピングしようとすると下図のメッセージが表示されてリッピングする事ができませんので注意して下さい。ダウンロード先も異なりますので通常版を入手しましょう。

[NonCSSバージョンのメッセージ]

日本語が変なんですが。

日本語話せない人が翻訳エンジンなどで機械的に日本語化した感じの日本語対応になっています。サイト管理者はこの日本語おもしろいので好きです。特にAnyDVDを起動中にFabを立ち上げると、まるで「かくれんぼ」してたみたいなメッセージを吐きます。

  

英語で使うか、日本語化工房-KUPで配布されている日本語パッチを当ててください。普通の日本語になります。

リッピングすると特典映像が無くなる。エラーも出ない。

DVD Fab HD Decrypterのバグです。DVDによっては2009年5月時点の最新版ver6.0.1.0でも不具合が出ます。


Fabは比較的新しい「複数のBad Sectorを使ったコピープロテクトの解除」に対応していますが、誤検知して特典映像やメーカーロゴ映像などを丸ごと削除する現象です。映像は失いますが、ダミー化するのでDVDファイル構造としては正しいものになり、DVD Shrinkでも解析可能なDVDになります。リップ後のファイルサイズがオリジナルDVDと極端に変わっていないかどうかをを注意深く確認しましょう。


これを避ける為には、設定画面でPathPlayerを「無効」にします。ただし、Path Playerを無効にするとBadSectorプロテクト入りのDVDをリッピングできなくなります。この為Path Playerは下記のようにしておくと良いと思います。


  1. 通常はPathPlayerを無効にしておく。
  2. Bad Sectorプロテクト入りのDVDでは「リッピングエラー」になります。
  3. エラーが出た時のみPathPlayerを「有効」または「自動」にします。

Bad Sectorプロテクト入りのDVDで特典映像がなくなってしまう場合はAnyDVDを使うしか方法はありません。

Bad Sectorプロテクトは2008年発売以降のワーナーブラザーズ、ウォルトディズニーのDVDに多く見られます。

DVD Fabの各種設定方法について。

DVD Fab HD Decrypterを立ち上げ、右上の ボタンをクリックするとリッピングやライティングなどの詳細を設定する事ができます。
下記のスクリーンショットはver6.0.10、日本語化工房-KUPで配布されている日本語パッチを当てています。


一般設定画面

個人の好みで設定すると良いでしょう。特にDVDのコピー品質が変わってしまうような内容はありません。

出力ディレクトリはリッピングしたファイルの保存先です。DVDファイルは最大8.5GBの容量がありますのでHDDの空き容量が十分な場所を指定しましょう。

オンザフライディクリプターを自動的に確認する」はDVDFabが起動した時にAny DVDやDVD43等他のリッパーを常駐させていると終了を促すメッセージを出します。DVDFabを使う時は他のリッパーを終了しましょう。注意したいのは「DVDFabがクラッシュしたらクラッシュ報告プログラムを起動する」と「最新バージョンを自動的に確認する」にチェックを入れるとNetに自動的に接続してしまうので気になる方はチェックを外すといいと思います。「DMAを自動的に確認する」はドライブの転送設定がPIOになっている場合、Fabを立ち上げたときにDMAに変更してくれます。PIOではリッピング速度が遅くなりますのでチェックを入れましょう。


DVD/Blu-ray読み込み画面

この画面ではリッピング時の設定を行います。「読み込みエラーコントロール」や「キャッシュコントロール」「Blu-ray」はデフォルト設定でよいでしょう。

リップ終了後にドライブのトレイが開きっ放しになり放置するとゴミや埃がドライブ内に入ってしまうので「コピー後にディスクの取り出しを行わない」にチェックを入れるのが無難でしょう。リップ終了後に勝手にトレイが開かなくなります。


書き込み画面
(レジストバージョンのみ)

書き込みエンジンはVSOやNeroが選べますがサイト管理人は「ImgBurn」を使っています。

書き込みメディア(DVD-5)サイズは1層→2層トランスコード時のターゲットサイズを指定します。4482MBがDVD-Rの限界ですがディスクの外周一杯まで焼きたくない場合は4300MB程度に落とすといいと思います。
Book TypeをDVD -ROMにする」はチェックを入れます。DVD-ROM化する事で、DVDプレイヤーがDVD+Rメディアを「DVD-ROM」と認識するようになります。プレイヤーはメディアのタイプが判別できないと、未知のメディアとして再生不可になるものがありますが、こうした仕様のプレイヤ−に対する再生互換性が高まります。(ほとんどのドライブはここで設定しなくても強制的にDVD-ROMになります。)

書き込み後にディスクの取り出しを行わない」は上記「読み込み画面」と同じ理由でチェックをいれます。


プロテクト→DVD画面

ここではリッピング時のコピーガードを取り除く設定を行います。「CSS」「RC」「RCE」にチェックを入れRCEのリージョンコード指定では「2-西ヨーロッパ、日本、南アフリカ」に設定します。

RCとRCEは雑誌の記事などでも混同されていますが、RCはリージョン2のDVDディスクをリージョン2以外のプレイヤーで再生できないようにする仕組み、RCEはリージョン2のDVDディスクをリージョンフリーのプレイヤーで再生できないようにする仕組みです。

RCはほぼ全てのDVDに入ってますが、RCEが組まれたDVDは少数です。「APS」はマクロビジョンをはじめとするアナログコピーガードですが、日本国内ではこれを除去すると違法となる可能性がある為チェックを外します。APSはDVD→ビデオデッキ又はHDDプレーヤーなどへのコピーを制限する為のもので、わざわざ取り除かなくても実害はありません。入れたままにしておきましょう。「UOPs」はユーザー禁止事項、警告画面等でチャプター送りが出来ない制限を取り除きます。「レイヤーブレークを除去する」はチェックを外します。レイヤーブレイクポイントは1層DVD-Rにコピーする場合は除去し、2層DVD+R DLにコピーする場合は残す必要がありますが、トランスコーダーで除去できるのでリッピングの際は残すようにすると良いでしょう。


プロテクト→PathPlayer

PathPlayerは最近時のワーナーやディズニータイトルに多く含まれるBadSectorプロテクトを除去する為に必要な機能ですが、現在のバージョン(ver 6.0.1.0)では、特典映像を削除してしまうバグがある為、無効にしておくのが無難だと思います。

BadSector入りのDVDをリッピングする際に「必要に応じて」または「有効」にします。


ストリーム→オーディオ

トランスコードする際の画面に表示させるオーディオトラックを選択します。

ここでは「全てのトラックを選択する」を選んでおき、実際にトランスコードする際に不要な音声を選ぶようにするとモレが無くなって良いと思います。


ストリーム字幕

音声と同様「全てのトラックを選択する」にしておきます。


DVDからDVD→分割
(レジストバージョンのみ)

2層DVDを1層DVD2枚に分割する際の設定を行います。デフォルトのままで良いと思います。


DVDからDVD→カスタム
(レジストバージョンのみ)

トランスコーダーで不要な映像を削除した際に置き換える映像を指定します。好みでBlackScreenかDVDfabを選択します。


購入方法がわからない。

購入方法は基本的に他の海外ソフトと変わりません。Webサイトも日本語に対応しています。購入すると数分で販売代理店のAvangateからレジストキーがメールで届き、レジストバージョンが使用できるようになります。


  購入方法の詳細はこちら

注意点としては、クーポンコードが表示されている場合は必ず入力する事。割引価格になります。
またE-mailアドレスはレジストキーの再発行、有効期限の延長、バージョンアップ、問い合わせ等に必要になりますので継続的長期的に使用できるE-Mailアドレスを登録したほうが良いでしょう。支払いにはクレジットカードの他、PayPalも使う事が出来ます。


 

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