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女児への強制わいせつ、医師に実刑判決 広島地裁

2009年3月30日

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 小学生の女児に対する強制わいせつ罪などに問われた元大阪赤十字病院医師の山中伸一被告(31)=大阪市阿倍野区天王寺町北3丁目=の判決公判が30日、広島地裁であり、高松晃司裁判官は「同種事案の中でも相当悪質な犯行だ」とし懲役2年4カ月(求刑懲役4年)を言い渡した。

 判決によると、山中被告は07年10月10日、広島市中区のホテルで、知人女性の娘で当時8歳だった女児の体を触ったうえ、デジタルビデオカメラで撮影するなどした。

 山中被告の公判では、女児の母親が、性犯罪の裁判では全国で初めて被害者参加制度を利用して出廷。間仕切りで傍聴席から姿が見えないようにしたうえで直接被告人質問をした。高松裁判官は判決で「母親も峻烈(しゅんれつ)な処罰感情を有している」と被害者感情に触れた。

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