ブログ
ランダム
ブログを作成
ウェブ検索
IT & Economics
池田信夫 blog
拙著
なぜ世界は不況に陥ったのか
ハイエク 知識社会の自由主義
サポートページ
過剰と破壊の経済学―「ムーアの法則」で何が変わるのか?
ウェブは資本主義を超える
電波利権(新潮新書)
おすすめの本
アニマル・スピリット
ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質
10万年の世界経済史
Macro-economics
思考する言語:「ことばの意味」から人間性に迫る
市場の変相:サブプライム後の「金融適者生存」の法則
The Venturesome Economy
Monetary Policy, Inflation, and the Business Cycle
CIA秘録:その誕生から今日まで
スティーブ・ジョブズの流儀
クラウド化する世界
生政治の誕生 ミシェル・フーコー講義集成 8
Gridlock Economy
Against Intellectual Monopoly
最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?
オークションの人間行動学
地球と一緒に頭も冷やせ!
禁断の市場―フラクタルでみるリスクとリターン
暴走する資本主義
市場リスク 暴落は必然か
The Illusions of Entrepreneur ship
現代の金融政策
資本主義と自由
さらば財務省!―官僚すべてを敵にした男の告白
テロと救済の原理主義
秘密の国 オフショア市場
まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
財投改革の経済学
中山信弘:著作権法
goo ブログ
gooID:
パスワード:
ログイン状態を保持する
ブログの作成・編集
gooおすすめリンク
トップ
ブログ
メール
ホーム(SNS)
教えて!goo
メーカー☆メーカー
公式(オフィシャル)ブログ
ゴールドブロガー
トレンドランキング
最新記事一覧
ランダムブログ
ブログをリーダで読む
【お知らせ】
『超』高解像液晶ディスプレイプレゼント!
ブログが豊かになるアドバンスとは?
幸せ!ウェディングブログ特集
デザイン600以上!テンプレをチェック
高画質の写真を貼ろう!
みんながオススメするgooブログ発表!
新着モバイルテンプレ
携帯
携帯からもアクセス
QRコード
(
使い方
)
最新の記事
CD&DVD51で語る西洋音楽史
東大のランキングと経済学者の実力
派遣切りという弱者を生んだもの
Osborne-Rubinsteinがダウンロード可能に
何もすることのない老人たち
発散する財政赤字
ICPFセミナー「情報通信法に関わる動向」
完全網羅 起業成功マニュアル
ピアノ・アルバム3枚
太陽活動は弱まっている
プロフィール
goo ID
ikedanobuo
検索
このブログ内で
gooブログ全て
ウェブ全て
最新のコメント
x-accountant/
発散する財政赤字
池田信夫/
派遣切りという弱者を生んだもの
polestar333/
発散する財政赤字
吉岡/
派遣切りという弱者を生んだもの
fujii/
何もすることのない老人たち
pk-uzawanian/
東大のランキングと経済学者の実力
池田信夫/
東大のランキングと経済学者の実力
くず/
発散する財政赤字
池田信夫/
発散する財政赤字
Morinaka/
発散する財政赤字
最新のトラックバック
北欧モデルも基本は自助精神
(Mutteraway)
村上春樹の1Q84
(日記)
何もすることのない老人たち
(佐藤尚弘のブログ(案))
消費税率12%? その前にやることがあるだろう!
(文理両道)
スゲー借金 (米財政赤字)
(このままではヤバイ (almond51のブログ))
[雑感][コンピューター]合議から「独」創性を産み出す矛盾
(初めてだったの頃の気持ちを忘れずに持ち続けたい)
はてなについて思うこと:はてなブックマーク編
(iXUS - イクサス)
起業とは
(つれづれコンサル2)
[ネタ] 『1Q84』 読んだ?
(書評の可能性)
[ニコニコ動画]サイバー饗宴殺人劇
(takの備忘録ついでに日記)
カテゴリ
IT
(316)
Economics
(387)
Media
(191)
Law/Politics
(201)
Culture/Science
(88)
Books
(415)
Misc
(118)
Technical
(2)
ブックマーク
連絡先
アゴラ
池田信夫の著作物
上武大学大学院
SBI大学院大学
情報通信政策フォーラム
OpenSpectrum Japan
Truth about Japan
サイバーリバタリアン
ニューズウィーク日本版
カレンダー
2009年6月
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
前月
翌月
過去の記事
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
2007年07月
2007年06月
2007年05月
2007年04月
2007年03月
2007年02月
2007年01月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年09月
2006年08月
2006年07月
2006年06月
2006年05月
2006年04月
2006年03月
2006年02月
2006年01月
2005年12月
2005年11月
2005年10月
2005年09月
2005年08月
2005年07月
2005年06月
2005年05月
2005年04月
2005年03月
2005年02月
2005年01月
2004年12月
2004年11月
2004年10月
2004年09月
2004年08月
URLをメールで送信する
(for PC & MOBILE)
何もすることのない老人たち
2009-06-13
/
Economics
きのうの記事で少し定年制についてふれたので、補足しておこう。私がサラリーマンをやめた一つの原因は、日本のサラリーマンのほとんどは年をとると何もすることがなくなるからだ。取締役(NHKでは理事)になるごく一部の人は超多忙になるが、それ以外は50過ぎると極端に暇になる。先週、内示されたNHKの人事異動では、私の同期の出世頭は東京のセンター長だが、あとはみんな地方の局長や関連団体の窓際ポストなどのノンワーキング・リッチだ。
マスコミ志望の学生は、NHKというと東京の放送センターでかっこいい仕事をすると思っているだろうが、ディレクター(PD)の勤務年数のほぼ半分が地方局、アナウンサーは5/6が地方勤務だ。特に50過ぎると地方から地方への転勤が多くなり、管理職の半分以上は単身赴任である。定年は60歳だが、このごろは関連団体の合理化で天下りポストが減り、東京の局長経験者以上しかポストはないようだ。それ以外の人は専門知識もないので再就職もできず、平均寿命の80歳まで何もすることがない。
アメリカなど定年制を年齢差別として禁止している国も多いが、日本では定年は廃止できない。年功賃金では、労働者は若いとき会社に貯金して年とってからそれを払い戻すので、
Lazear
が指摘したように、貯金(S)とその払い戻し(P)が等しくなったところ(60歳)で解雇する制度が定年なのだ。
60歳といえば、まだ十分働ける年齢なのに、それから20年もブラブラして過ごすのは本人も不幸だし、労働人口の減る日本経済にも損失だ。定年を廃止するためには、年功賃金を廃止して同一労働・同一賃金にし、生産性の低い労働者は年齢にかかわらず解雇できるようにするしかない。働ける老人を活用し、少子化社会に対応するためにも、雇用規制の緩和は重要なテーマである。
コメント (
20
)
|
Trackback (
1
)
前の記事へ
次の記事へ
コメント
Unknown
(
nori
)
2009-06-13 11:34:30
> それ以外は50過ぎると極端に暇になる。
> 先週、内示されたNHKの人事異動では、
> 私の同期の出世頭は東京のセンター長だが、
> あとはみんな地方の局長や関連団体の窓際
> ポストなどのノンワーキング・リッチだ。
とかいているのに、このグラフはどうかと思います。なんで高さ0にならないんですか?
NHKという組織のモチベーション
(
akasaka_moon
)
2009-06-13 12:38:25
関連団体が整理されて局長級以上はポストがなくなってきているということは言い換えれば、局長級以上の既得権益の相対的なプレミアムは非常に大きくなっているということです。
彼らは本体で2千万円ほどの年収を貰い、本体を定年になると数千万の退職金を受け取り、天下った関連団体で本体にいる時と同じような高額報酬を得て、そこを去る時にまた高額の退職金をせしめるのです。
NHKの関連団体など、本体に寄生している天下りの受け皿としての機能しかなく、独力で利潤を上げる能力など皆無なわけですから、彼らの受け取る数億円の生涯賃金の原資がほとんど全て国民の「受信料」であることはいうまでもありません。
NHKという組織の行動目的の大部分は、彼らの既得権をいかに守り抜くか、ということに収斂されるといっても過言ではないでしょう。
もちろん、天下りできなかったその他の一般職員も、現時点で無事定年退職すれば、月25万以上の企業年金が受け取れるのですから、むしろ彼らがいかにこのまま「逃げ切る」か、ということの方が組織運営のモチベーションに占める割合はずっと大きいかも知れませんが。
Unknown
(
utti
)
2009-06-13 15:50:07
年功賃金廃止、同一労働・同一賃金。
これからの日本においては全くその通りだと思います。
それに私は、日本の少子化を食い止め、国力を維持するためには日本人の学歴を全体的に下げることが最もいい方法ではないかと思います。
そうすれば、早く社会に出て、早く結婚できて、子供を産める期間が長くなる。そしてその子供に教育費がかからなければ多く子供を持つことができる。それで少子化を食い止め労働人口を維持できる。大学は若者たちだけでなく、一度社会に出た人や、仕事をリタイヤした人などがもっと入りやすくしたほうが人生をトータルで考えた場合楽しいと思う。
それには新卒一括採用をやめ、学歴が低くても受け入れる体制を社会がつくることが重要だと思います。
職場の高齢者
(
生産性の低い部門のホワイトカラー
)
2009-06-13 17:13:17
>60歳といえば、まだ十分働ける年齢なのに、
しかし、現実のホワイトカラーの現場では高齢者は生産性を低下させることはあっても向上させることは皆無です。はっきり言って、「給料を出すから職場に来ないでくれ」というのが正直な気持ちです。
これはPCを使うのが嫌だという技術的な問題ではなく、生産性の低い日本企業の管理職の姿勢が「椅子にふんぞり返って部下にあれこれ言う」という前時代的なものであることが問題として大きいのはないでしょうか。しかもプレイングマネージャーになれといっても年齢を盾に動かないのがほとんどだし。
いまだに管理職をマネジメントを役割ではなく年功序列のご褒美としか思っていないのが現在の50代以上の世代です。しかも、高齢者がポストに居座っていると意思決定が遅くなるだけでなく、下の世代の希望を失わせ、結果として組織の寿命を縮めることになるかと。
かといって、彼らを再就職させて平で働かせることは難しいでしょう。上述のように仕事を役割として割り切れず、プライドを捨てきれないことから、「今更実務なんかできるか」とか、前のエントリにあったように「若い奴に指示なんかされたくない」というのが関の山でしょう。
>生産性の低い労働者は年齢にかかわらず解雇できるようにするしかない。
結果として、生産性の低い高齢者が解雇されれば残った人たちも危機感を持って改善はされるかもしれません。しかし、今のように正社員が守られすぎている現状では高齢者活用は企業の衰退にしかならないと思います。
無理じゃないですか?
(
KKMM
)
2009-06-13 21:53:41
>60歳といえば、まだ十分働ける年齢なのに、
>働ける老人を活用し、
いや、無理じゃないですか。
何をやってもらうというのでしょうか。
体力を必要とする仕事は無理。
IT関連の開発、設計は頭がついていかない。
新規の仕事に繋がる外部との強力な人脈があるわけでない。
高度なマネージメントスキルがあるわけでない。
結局、年功序列でうえに上がっていって、
ノンワーキング・リッチになった人たちに
生産に結びつくことをやってもらうことは
出来ないでしょう。
「生産性の低い部門のホワイトカラー」の言うとおり、「給料を出すから職場に来ないでくれ」に
なると思います。
Unknown
(
843
)
2009-06-13 22:29:28
68歳くらいまでは使えそうな感じですね。
製造業だと40歳位に比べて生産性は3割くらい落ちるような気がします。ただ、金のなる木には変わりない。
ねずみ
(
TGB
)
2009-06-13 22:38:20
実際はSよりPが若干多いというねずみ講状態じゃないと、人々は働かないと思う
今はS=PもしくはS>Pになってしまったので、「働いたら負け」になった
補足
(
池田信夫
)
2009-06-13 22:46:09
本当は60歳すぎたら、ありあまる貯金で人生を楽しめばいいんですけど、団塊の世代は遊び方も知らない。そこへいくと、私などはブログで遊んで稼げるから、理想の老後かな(笑)
Unknown
(
fujii
)
2009-06-13 23:28:56
一般に組織で活動するということは、組織で築いてきたノウハウをひきついで活動する。あるいは組織で築いてきた信用力、Brand力で商売する。そのノウハウ、信用力、Brand力を築いてきたにおは、ここで揶揄の対象にされている生産性の落ちた高齢者である。
もし高齢者に退場を願いたなら、ノウハウや信用、Brandににたいして対価を支払わなければ、フェアでない。
それがいやなら、組織に属さずに、自分でノウハウを開発し、信用力を築き、Brandを築くべきである。もっとも自分で信用力を築きあげたときには自分も高齢者になっている。
ニュートンはいった、自分は先人の肩の上にのった小児であると。
わかりやすい「敵」作りの欺瞞
(
i8052
)
2009-06-14 01:28:41
問題視すべきは生産性と賃金率が釣り合わないことだけのはずで、「だから」老人活用のためにも雇用規制の緩和を、と池田さんはおっしゃってるわけでしょう。「老人は生産性が低い」から(この前提自身がステロタイプな気もしますが)「使えない」というのは、単に論理的に正しくないという以上にただの老人蔑視に聞こえますね。残念ながらこちらのブログのコメントにはこの種の問題を老人という「外部」に帰属させる議論が多い気がします。
生産性の落ちた高齢者の「ごく一部」
(
x-accountant
)
2009-06-14 01:58:34
>fujiiさん
>ノウハウ、信用力、Brand力を築いてきたにおは、ここで揶揄の対象にされている生産性の落ちた高齢者である。
>もし高齢者に退場を願いたなら、ノウハウや信用、Brandににたいして対価を支払わなければ、フェアでない。
正確には、生産性の落ちた高齢者の「ごく一部」でしょう。普通の企業でも、50代になってまだ取り返せないほど貢献して「ノウハウ、信用力、Brand力」を築いてきた人は、よくて半分以下でしょう。特にホワイトカラーは2、3割もいるかどうか。監査法人のパートナーなんて2、3割もいないですね。給料返せと言いたくなる人の方が多い。
根本的な問題=資本主義?
(
論評家
)
2009-06-14 06:21:57
寿命が上がれば、どうしても穀潰しが増えます。
しかし企業が高齢者を雇用しない主要因は市場競争にあると思われます。農村のような無競争社会ならばダラダラ働いていれば良いわけですから。
金利と成長を前提とする資本主義社会は福祉の負担問題に悩まされ続ける矛盾がここにあると思う。
だとすると、資本主義を崩壊させるのは欲望や過剰供給の問題ではなく、長寿化ということになるはずですね。
資本主義と高齢化は相性が悪いのですが、だからといって老人隔離政策はできない。
「ポスト資本主義」の提言を池田さんには期待したいですね。
株主と銀行の存在がある限り、企業の力では変えられないと思います。
また、それは雇用規制の問題ではないように見えますがいかがでしょうか。
規制があろうとなかろうと、競争社会に老人は不要だからです。だって、競争上、戦闘力が無いんですから。
Unknown
(
姫
)
2009-06-14 10:29:19
>農村のような無競争社会ならば
それ、ちがいます
農村でも競争社会です、
だらだらやってるところに負け組が多いですけど
高齢者でも働いた分の給料を出せばいいことだと思います
働いた分以上に給料を出すから問題なんだと思います
役職についたなら、役職を全うした人だけ全額支給
名ばかりの役職には平以下の給料
そういう会社が理想です
Unknown
(
fujii
)
2009-06-14 10:49:43
x-accountantさん。私は工場で生産や技術開発に関与してきたものですが、先輩のかぞえきれないほどの失敗や愚考の積み重ねがなければ今こうして生き抜いてこれませんでした。ここで強調したいのは、いまからみれば、幼稚、あるいは愚行とおもえるようなことでも一つ一つつみかさねてこなければ、それを幼稚、愚行と判断できませんでした。愚行や失敗で寄与してくださったかたがたは、わかいときでも必ずしも生産性の高い方々ばかりではありません。
少々池田さんの論旨からははなれるかもしれませんが、私はそのような諸先輩の失敗の貴重さを考えた場合、高齢になって生産性が落ちたからといって、とても非難するような恩知らずなことはできません。
(ホワイトカラーでも経験の積み重ねというものはあるのではないでしょうか?)
補足にて
(
論評家
)
2009-06-14 11:56:19
>農村でも競争社会です、
>だらだらやってるところに負け組が多いですけど
補足ですが、「競争が緩い」というべきでしょうね。制度が競争的じゃないですから。メーカーや金融は熾烈ですから、高齢者が存在できる余地がない。
>高齢者でも働いた分の給料を出せばいいことだと思います
>働いた分以上に給料を出すから問題なんだと思います
筋論ではそうですが、中途半端な労働力は要らないというのが企業から見た実情だと思います。手間が掛るうえに、法制で強制されない限り、自ら雇おうとは思わないでしょう。
競争社会には「二軍」は無いんです。全員が一軍でナンボだと思う。これはワークシェアでも同じ議論ではないでしょうか。
そういう意味で似ているのはプロスポーツの世界じゃないですかね。年取って戦闘力落ちたら、アマチュア以外に行く場所はない訳です。そして、アマチュアでは飯は食えない。
Re:補足にて (論評家)
(
江戸川アダモ
)
2009-06-14 13:31:19
>競争社会には「二軍」は無いんです。全員が一軍でナンボだと思う。
それは極論ですね。一軍選手だけで構成されている企業ってありますか?仮にあったとしてもそんなに恵まれた企業は極まれです。大抵の企業はそこそこの社員でそこそこの収益をあげるものです。
確かに、厚生年金や雇用保険と言った人頭税が課されている今の制度では、企業は出来るだけ少ない頭数で営業しようとします。だから、年金や保険はポータブルにという話を以前からしているのです。労働力の最適化のためには、生産性に見合った報酬は必須であり、また実現可能です。
競争社会である限り一握りの勝者しか生まない、というのは野党やメディアがよく言う極論ですが、本来自由市場というのは「捨てる神あらば拾う神あり」という世界です。逆に規制で縛られた計画主義の社会では、頭脳やマネーは海外に流出し技術革新はなく、一部の既得権層を養う為に全体としては貧困に向かうものです。
fujiiさんへ
(
x-accountant
)
2009-06-14 15:21:30
>ホワイトカラーでも経験の積み重ねというものはあるのではないでしょうか?
ない、です。ないと言って極論であるならば、非常に少ないと言うことです。
ホワイトカラーの業務は、多くの場合、生産や技術開発のようなフィードバックが働かないことが最大の違いだと思います。
生産や技術開発の場合、いつの、どこの、何が間違っていたかを明らかにして、誤りを誤りであると明確化し、改善のフィードバックをかけると思いますが、ホワイトカラーの仕事の多くは、技術や製品として可視化することが難しいため、まず誤りが誤りと認識されません。さらには、人間関係や政治が優先され、認識された誤りすらなかったことにされます。
富士通の、年功序列の弊害はそのままで若手の給与を削減するだけのエセ成果主義などは、あれだけ批判され、実際に業績の改善もできなかったのに、人事部や経営者が何か責任を取ったでしょうか?
極論ですが、経験の積み重ねはアメリカかどっかの経営者やコンサルが行っていて、日本のホワイトカラーはそれのデッドコピーを定期的に導入するだけで経験の積み重ねも定期的に白紙になるし、責任も取らない、という一面は否定できないのではないでしょうか。無論、そうではない優秀な企業や、優秀なホワイトカラーがいるのは知っていますが。
定年後の生き方
(
まるこ
)
2009-06-14 16:02:16
定年後のおじさんでもマクドナルドの店員ぐらいできるんじゃないですか?飲食・サービス産業等人手が要るしかし賃金が安いという産業に(過去の役職はきっぱり忘れて)ぜひ参入していただいて、未来を担う若者には逆に低賃金バイトでは割に合わないと自覚を促すようにしてほしいです。
年金減額、健康保険の自己負担増など自分の老後も自助努力しないと勝ち取れないようにしてほしいです。無駄に長い平均寿命を喜んでる場合じゃないでしょう。長い平均寿命を維持するのにいくらお金をかけているのやら。
過去の賢人の蓄積のもとに現在があるのは理解できますが、だからといって老人による若者からの略奪は正当化できないと思います。今がんばれば将来いっぱいもらえるという幻想を信じた人にもある程度の落ち度があるわけですし。
たとえがまずかったか。。
(
論評家
)
2009-06-14 20:24:56
>大抵の企業はそこそこの社員でそこそこの収益をあげるものです。
高齢者の話をしてます。
若年層が一軍。高齢者が二軍です。
若者は無理が効くし、将来もあるから頑張るし、学習能力もあるし、時代に対応する力もあるし、ITもできます。
一軍=エリート、二軍=普通の人、じゃないですよ。
例えが誤解されておりますが、老人が競争を伴う企業社会でナンボ必要とされているんですか?と言っています。
少数の指導者になれないなら、出るしかない組織は多いでしょう?と言っている訳です。
むしろ、のちに出てくる、まるこさんがおっしゃられるように、「定年後のおじさんでもマクドナルドの店員ぐらいできるんじゃないですか?」のほうは同意ですね(ただ、マクドナルドがOK出さないとどうにもならないので、ここでも老若間の一軍・二軍論はあると思いますが)。
Unknown
(
fujii
)
2009-06-14 23:36:46
たとえば、ちょっとした商社にはいったとしましょう。
まずは会社の名前の入った名刺をもらいます。先輩につれられて、取引先に行きます。すでにそこで先輩のお世話になっています。その先輩の生産性が高いか低いかにかかわりなく。行った先が仕入先ならば、あなたが新人であっても、掛けで商品をおろしてもらえます。これも先輩たちが築いてきた信用力です。あなた一人では、商品をおろしてくれる仕入先はないでしょう。
あいてが卸し先であれば、自分ひとりでNoBrandの商品を持ち込んでもだれも買ってくれないでしょう。
全て先輩が築いてきた信用力や、ノウハウの上にのて、はじめて商売はできるものでしょう。
ましてや、技術者であるならば、先輩の肩の上に乗ってはじめて、さきに進めることができるのだと自覚しない人はいないでしょう。
そのように恩を受けている先輩にたいしては、たとえいまはこちらの能力が上であっても、辱めるような恥知らずなことはことはしたくありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
コメントをするにはログインが必要になります
ログイン
gooIDを取得する
この記事のトラックバック Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません
・30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております
・このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
何もすることのない老人たち
(佐藤尚弘のブログ(案))
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/3ce56eaa5e8747c0aa136927c9b7e0df 60歳といえば、まだ十分働ける年齢なのに、それから20年もブラブラして過ごすのは本人も不幸だし、労働人口の減る日本経済にも損失だ。定年を廃止するためには、年功賃金を廃止して同一労働・同一...
> 先週、内示されたNHKの人事異動では、
> 私の同期の出世頭は東京のセンター長だが、
> あとはみんな地方の局長や関連団体の窓際
> ポストなどのノンワーキング・リッチだ。
とかいているのに、このグラフはどうかと思います。なんで高さ0にならないんですか?
彼らは本体で2千万円ほどの年収を貰い、本体を定年になると数千万の退職金を受け取り、天下った関連団体で本体にいる時と同じような高額報酬を得て、そこを去る時にまた高額の退職金をせしめるのです。
NHKの関連団体など、本体に寄生している天下りの受け皿としての機能しかなく、独力で利潤を上げる能力など皆無なわけですから、彼らの受け取る数億円の生涯賃金の原資がほとんど全て国民の「受信料」であることはいうまでもありません。
NHKという組織の行動目的の大部分は、彼らの既得権をいかに守り抜くか、ということに収斂されるといっても過言ではないでしょう。
もちろん、天下りできなかったその他の一般職員も、現時点で無事定年退職すれば、月25万以上の企業年金が受け取れるのですから、むしろ彼らがいかにこのまま「逃げ切る」か、ということの方が組織運営のモチベーションに占める割合はずっと大きいかも知れませんが。
これからの日本においては全くその通りだと思います。
それに私は、日本の少子化を食い止め、国力を維持するためには日本人の学歴を全体的に下げることが最もいい方法ではないかと思います。
そうすれば、早く社会に出て、早く結婚できて、子供を産める期間が長くなる。そしてその子供に教育費がかからなければ多く子供を持つことができる。それで少子化を食い止め労働人口を維持できる。大学は若者たちだけでなく、一度社会に出た人や、仕事をリタイヤした人などがもっと入りやすくしたほうが人生をトータルで考えた場合楽しいと思う。
それには新卒一括採用をやめ、学歴が低くても受け入れる体制を社会がつくることが重要だと思います。
しかし、現実のホワイトカラーの現場では高齢者は生産性を低下させることはあっても向上させることは皆無です。はっきり言って、「給料を出すから職場に来ないでくれ」というのが正直な気持ちです。
これはPCを使うのが嫌だという技術的な問題ではなく、生産性の低い日本企業の管理職の姿勢が「椅子にふんぞり返って部下にあれこれ言う」という前時代的なものであることが問題として大きいのはないでしょうか。しかもプレイングマネージャーになれといっても年齢を盾に動かないのがほとんどだし。
いまだに管理職をマネジメントを役割ではなく年功序列のご褒美としか思っていないのが現在の50代以上の世代です。しかも、高齢者がポストに居座っていると意思決定が遅くなるだけでなく、下の世代の希望を失わせ、結果として組織の寿命を縮めることになるかと。
かといって、彼らを再就職させて平で働かせることは難しいでしょう。上述のように仕事を役割として割り切れず、プライドを捨てきれないことから、「今更実務なんかできるか」とか、前のエントリにあったように「若い奴に指示なんかされたくない」というのが関の山でしょう。
>生産性の低い労働者は年齢にかかわらず解雇できるようにするしかない。
結果として、生産性の低い高齢者が解雇されれば残った人たちも危機感を持って改善はされるかもしれません。しかし、今のように正社員が守られすぎている現状では高齢者活用は企業の衰退にしかならないと思います。
>働ける老人を活用し、
いや、無理じゃないですか。
何をやってもらうというのでしょうか。
体力を必要とする仕事は無理。
IT関連の開発、設計は頭がついていかない。
新規の仕事に繋がる外部との強力な人脈があるわけでない。
高度なマネージメントスキルがあるわけでない。
結局、年功序列でうえに上がっていって、
ノンワーキング・リッチになった人たちに
生産に結びつくことをやってもらうことは
出来ないでしょう。
「生産性の低い部門のホワイトカラー」の言うとおり、「給料を出すから職場に来ないでくれ」に
なると思います。
製造業だと40歳位に比べて生産性は3割くらい落ちるような気がします。ただ、金のなる木には変わりない。
今はS=PもしくはS>Pになってしまったので、「働いたら負け」になった
もし高齢者に退場を願いたなら、ノウハウや信用、Brandににたいして対価を支払わなければ、フェアでない。
それがいやなら、組織に属さずに、自分でノウハウを開発し、信用力を築き、Brandを築くべきである。もっとも自分で信用力を築きあげたときには自分も高齢者になっている。
ニュートンはいった、自分は先人の肩の上にのった小児であると。
>ノウハウ、信用力、Brand力を築いてきたにおは、ここで揶揄の対象にされている生産性の落ちた高齢者である。
>もし高齢者に退場を願いたなら、ノウハウや信用、Brandににたいして対価を支払わなければ、フェアでない。
正確には、生産性の落ちた高齢者の「ごく一部」でしょう。普通の企業でも、50代になってまだ取り返せないほど貢献して「ノウハウ、信用力、Brand力」を築いてきた人は、よくて半分以下でしょう。特にホワイトカラーは2、3割もいるかどうか。監査法人のパートナーなんて2、3割もいないですね。給料返せと言いたくなる人の方が多い。
しかし企業が高齢者を雇用しない主要因は市場競争にあると思われます。農村のような無競争社会ならばダラダラ働いていれば良いわけですから。
金利と成長を前提とする資本主義社会は福祉の負担問題に悩まされ続ける矛盾がここにあると思う。
だとすると、資本主義を崩壊させるのは欲望や過剰供給の問題ではなく、長寿化ということになるはずですね。
資本主義と高齢化は相性が悪いのですが、だからといって老人隔離政策はできない。
「ポスト資本主義」の提言を池田さんには期待したいですね。
株主と銀行の存在がある限り、企業の力では変えられないと思います。
また、それは雇用規制の問題ではないように見えますがいかがでしょうか。
規制があろうとなかろうと、競争社会に老人は不要だからです。だって、競争上、戦闘力が無いんですから。
それ、ちがいます
農村でも競争社会です、
だらだらやってるところに負け組が多いですけど
高齢者でも働いた分の給料を出せばいいことだと思います
働いた分以上に給料を出すから問題なんだと思います
役職についたなら、役職を全うした人だけ全額支給
名ばかりの役職には平以下の給料
そういう会社が理想です
少々池田さんの論旨からははなれるかもしれませんが、私はそのような諸先輩の失敗の貴重さを考えた場合、高齢になって生産性が落ちたからといって、とても非難するような恩知らずなことはできません。
(ホワイトカラーでも経験の積み重ねというものはあるのではないでしょうか?)
>だらだらやってるところに負け組が多いですけど
補足ですが、「競争が緩い」というべきでしょうね。制度が競争的じゃないですから。メーカーや金融は熾烈ですから、高齢者が存在できる余地がない。
>高齢者でも働いた分の給料を出せばいいことだと思います
>働いた分以上に給料を出すから問題なんだと思います
筋論ではそうですが、中途半端な労働力は要らないというのが企業から見た実情だと思います。手間が掛るうえに、法制で強制されない限り、自ら雇おうとは思わないでしょう。
競争社会には「二軍」は無いんです。全員が一軍でナンボだと思う。これはワークシェアでも同じ議論ではないでしょうか。
そういう意味で似ているのはプロスポーツの世界じゃないですかね。年取って戦闘力落ちたら、アマチュア以外に行く場所はない訳です。そして、アマチュアでは飯は食えない。
それは極論ですね。一軍選手だけで構成されている企業ってありますか?仮にあったとしてもそんなに恵まれた企業は極まれです。大抵の企業はそこそこの社員でそこそこの収益をあげるものです。
確かに、厚生年金や雇用保険と言った人頭税が課されている今の制度では、企業は出来るだけ少ない頭数で営業しようとします。だから、年金や保険はポータブルにという話を以前からしているのです。労働力の最適化のためには、生産性に見合った報酬は必須であり、また実現可能です。
競争社会である限り一握りの勝者しか生まない、というのは野党やメディアがよく言う極論ですが、本来自由市場というのは「捨てる神あらば拾う神あり」という世界です。逆に規制で縛られた計画主義の社会では、頭脳やマネーは海外に流出し技術革新はなく、一部の既得権層を養う為に全体としては貧困に向かうものです。
ない、です。ないと言って極論であるならば、非常に少ないと言うことです。
ホワイトカラーの業務は、多くの場合、生産や技術開発のようなフィードバックが働かないことが最大の違いだと思います。
生産や技術開発の場合、いつの、どこの、何が間違っていたかを明らかにして、誤りを誤りであると明確化し、改善のフィードバックをかけると思いますが、ホワイトカラーの仕事の多くは、技術や製品として可視化することが難しいため、まず誤りが誤りと認識されません。さらには、人間関係や政治が優先され、認識された誤りすらなかったことにされます。
富士通の、年功序列の弊害はそのままで若手の給与を削減するだけのエセ成果主義などは、あれだけ批判され、実際に業績の改善もできなかったのに、人事部や経営者が何か責任を取ったでしょうか?
極論ですが、経験の積み重ねはアメリカかどっかの経営者やコンサルが行っていて、日本のホワイトカラーはそれのデッドコピーを定期的に導入するだけで経験の積み重ねも定期的に白紙になるし、責任も取らない、という一面は否定できないのではないでしょうか。無論、そうではない優秀な企業や、優秀なホワイトカラーがいるのは知っていますが。
年金減額、健康保険の自己負担増など自分の老後も自助努力しないと勝ち取れないようにしてほしいです。無駄に長い平均寿命を喜んでる場合じゃないでしょう。長い平均寿命を維持するのにいくらお金をかけているのやら。
過去の賢人の蓄積のもとに現在があるのは理解できますが、だからといって老人による若者からの略奪は正当化できないと思います。今がんばれば将来いっぱいもらえるという幻想を信じた人にもある程度の落ち度があるわけですし。
高齢者の話をしてます。
若年層が一軍。高齢者が二軍です。
若者は無理が効くし、将来もあるから頑張るし、学習能力もあるし、時代に対応する力もあるし、ITもできます。
一軍=エリート、二軍=普通の人、じゃないですよ。
例えが誤解されておりますが、老人が競争を伴う企業社会でナンボ必要とされているんですか?と言っています。
少数の指導者になれないなら、出るしかない組織は多いでしょう?と言っている訳です。
むしろ、のちに出てくる、まるこさんがおっしゃられるように、「定年後のおじさんでもマクドナルドの店員ぐらいできるんじゃないですか?」のほうは同意ですね(ただ、マクドナルドがOK出さないとどうにもならないので、ここでも老若間の一軍・二軍論はあると思いますが)。
まずは会社の名前の入った名刺をもらいます。先輩につれられて、取引先に行きます。すでにそこで先輩のお世話になっています。その先輩の生産性が高いか低いかにかかわりなく。行った先が仕入先ならば、あなたが新人であっても、掛けで商品をおろしてもらえます。これも先輩たちが築いてきた信用力です。あなた一人では、商品をおろしてくれる仕入先はないでしょう。
あいてが卸し先であれば、自分ひとりでNoBrandの商品を持ち込んでもだれも買ってくれないでしょう。
全て先輩が築いてきた信用力や、ノウハウの上にのて、はじめて商売はできるものでしょう。
ましてや、技術者であるならば、先輩の肩の上に乗ってはじめて、さきに進めることができるのだと自覚しない人はいないでしょう。
そのように恩を受けている先輩にたいしては、たとえいまはこちらの能力が上であっても、辱めるような恥知らずなことはことはしたくありません。
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません