●時事通信配信記事 時事通信は11日2時34分、
「国沢前社長の公判、即日結審へ=起訴事実、認める意向−西松違法献金事件・東京地裁」という見出しで次の記事を配信した。
「西松建設の違法献金、裏金持ち込み事件で、政治資金規正法違反と外為法違反の罪に問われた同社前社長国沢幹雄被告(70)の初公判が即日で結審する見通しであることが10日、関係者の話で分かった。初公判は19日に東京地裁で開かれ、外為法違反罪で起訴された元副社長藤巻恵次被告(68)も合わせて審理される。両被告はいずれも起訴事実を認める意向。
西松から違法献金を受けたとして、政治資金規正法違反罪で起訴された小沢一郎民主党前代表の公設第1秘書大久保隆規被告(48)=保釈=の初公判日程は未定。国沢被告の公判は、献金経緯に触れる検察側冒頭陳述が注目される中、スピード審理で判決が出されることになった。
起訴状によると、国沢被告は2006年10月、同社のダミーだった2政治団体名義で、小沢前代表の資金管理団体や政党支部に計500万円を献金したとされる」
●本誌編集長のコメント「時事通信も書いている通り、西松がダミー2団体を使って小沢氏の資金管理団体「陸山会」や政党支部に500万円献金した経緯に触れる検察側冒頭陳述が注目される、衆目のみるところ、ここが焦点だ。
ここで検察側がどんな主張をするか、によって検察側の今後の大久保被告の公判での戦い方が読めるからだ。
判決が確定すれば、大久保被告の無罪主張は難しくなると私はみる。」