HIV感染者数ワースト1:東京都


HIV感染・発症過去最多=06年、日本男性増加止まらず−厚労省(時事通信)

 2006年に新たに報告されたHIV感染者は日本・外国籍合わせて952人、発症患者は406人で計1358人となり、感染・発症ともに過去最多だったことが22日、厚生労働省エイズ動向委員会のまとめで分かった。

 日本国籍の男性が感染787人、発症335人と全体の8割以上を占め、依然増加が著しかった。

 感染者の感染経路は、同性間の性的接触が約63%、異性間性的接触が約23%を占めた。日本国籍男性の同性間性的接触による感染・発症が1999年ごろから急増しており、06年はそれぞれ過去最多の571人、156人だった。

というニュースを受けて都道府県別のHIV感染者数を比較してみた。元データにはエイズ動向委員会報告の2007年5月のデータを使い、累積報告数を都道府県別に計算した。

なお、日本のHIV感染者、AIDS患者には相当数の日本在住外国人も含まれていると思われるが、外国HIV感染者、AIDS患者の人都道府県別統計が見つからなかったため、今回の調査では日本人と外国人の合算となっている。

ワースト1は東京都で人口10万人あたり26.5人。2位の茨城県(13.8人)の2倍近い感染者数で全国平均の4倍となっている。

この他、長野、山梨、栃木、千葉、神奈川、群馬あたりが上位に入っており、関東甲信地方での感染者の多さが目立つ。

一方、九州、中国、東北では感染者が少なく、東京を中心に同心円上に感染者が増えている状況が浮かび上がっている。

続いてAIDS患者数を比較してみる。


都道府県人口HIV感染者10万人あたり感染者数
1東京都12378000328026.499
2茨城県298900041313.817
3長野県221100023710.719
4大阪府88140008359.474
5山梨県886000819.142
6栃木県20130001587.849
7千葉県60390004697.766
8神奈川県87320006627.581
9愛知県71920004496.243
10静岡県37950002175.718
11群馬県20330001075.263
12三重県1864000884.721
13沖縄県1359000634.636
14京都府26380001184.473
15埼玉県70470002743.888
16奈良県1431000473.284
17福井県825000273.273
18福岡県50580001362.689
19宮城県2371000622.615
20兵庫県55870001462.613
21滋賀県1372000352.551
22愛媛県1477000372.505
23広島県2878000682.363
24新潟県2452000572.325
25岐阜県2110000462.180
26石川県1179000252.120
27和歌山県1050000222.095
28高知県803000161.993
29青森県1452000261.791
30富山県1117000191.701
31熊本県1852000311.674
32香川県1018000171.670
33福島県2106000351.662
34北海道5644000881.559
35岡山県1952000301.537
36鹿児島県1769000261.470
37山口県1504000191.263
38島根県74900091.202
39長崎県1495000171.137
40宮崎県1162000131.119
41大分県1215000131.070
42秋田県1159000121.035
43岩手県1395000141.004
44鳥取県60900060.985
45山形県1223000110.899
46徳島県81300060.738
47佐賀県87000040.460
全国12768700085716.713

出典エイズ動向委員会報告
調査日平成19年5月

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://passageiro.blog54.fc2.com/tb.php/58-5a88a53f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

FC2ブログ 転職