千葉市長選で当選を確実にし、万歳する熊谷俊人氏=14日午後9時19分、千葉市中央区 千葉市長に31歳熊谷氏初当選 民主推薦、圧勝、全国最年少収賄罪で起訴された前市長辞職に伴う千葉市長選は14日投開票され、無所属新人の元市議熊谷俊人氏(31)=民主推薦、社民支持=が、無所属の前副市長林孝二郎氏(63)=自民、公明推薦=ら2新人を大差で破り、初当選を果たした。熊谷氏の得票率は約53%。投票率は43・50%で、前回を6・30ポイント上回った。 7月5日の静岡県知事選、12日の東京都議選とともに衆院選の前哨戦と位置付けられる三つの大型地方選挙の初戦。民主党は無党派層が多いとされる首都圏で勝利し、政権交代実現に向けて弾みとしたい考え。麻生太郎首相や与党は、衆院の解散戦略や選挙対策の見直しを迫られそうだ。 民主党は5月16日の鳩山由紀夫代表就任後、さいたま市長選に続き、与野党対決型の大型地方選挙で2連勝。4月の名古屋市長選を合わせると3連勝となった。 熊谷氏は、三重県松阪市の山中光茂市長(33)を抜いて全国最年少の現職市長となった。当選した時の年齢でみると、政令指定都市の市長として歴代最年少。任期は14日からの4年間。 熊谷氏は14日夜、支持者らに「千葉市を変えなきゃいけないという市民とわたしの思いが重なった」と勝利宣言した。 市政の刷新を訴えた熊谷氏は、前市長鶴岡啓一被告(69)に対する批判を追い風に幅広い支持を獲得。林氏は組織戦を展開したが、前市長の後継者イメージをぬぐい去ることができなかった。共産党の元市議結城房江氏(65)は伸び悩んだ。 熊谷氏は神戸市出身。NTTコミュニケーションズ社員を経て民主党の公募に応じ、2007年4月の市議選で初当選、1期目の途中で出馬した。 【共同通信】 |
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