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2009/06/14 14:35 KST
韓米首脳が16日会談、対北共同対応案が主要議題に


【ソウル14日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領が15日午前、オバマ米大統領の招きを受け、金潤玉(キム・ユンオク)夫人とともに米ワシントンに向け出国する。

 韓米首脳は現地時間16日、4月の英ロンドンでの会談に続き2度目となる首脳会談を行う。北朝鮮が2回目核実験を実施し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射の動きを見せるなかでの会談とあり、北朝鮮問題での共同対応策が議題の中心になる見通しだ。

 李大統領は16日にホワイトハウスの大統領執務室「オーバル・オフィス」でオバマ大統領と単独首脳会談、拡大首脳会談を相次ぎ行う。両首脳はその後、ホワイトハウスの庭園「ローズ・ガーデン」に場所を移し、CNNなど米放送5局が生中継する中で共同記者会見を開く。会見後は昼食をともにする。

 両首脳は首脳会談後、韓米同盟の強化原則と志向点を提示する「韓米同盟未来ビジョン」を採択する予定だ。ビジョンには、同盟を安保主体から政治・経済・社会・文化など諸般の分野に拡大・強化し、朝鮮半島と北東アジアだけでなく全世界の安定と平和に貢献するレベルに発展させていく旨を記載する見通しだ。また、同盟国が攻撃を受けた際、米国が「核の傘」や通常戦力などあらゆる手段を用いて脅威を取り除くという総合防衛同盟「拡大抑止」概念も明示するものと伝えられた。

 両首脳はあわせて、4月の首脳会談で言及した韓米自由貿易協定(FTA)の進展策に関しても突っ込んだ協議を行うほか、産業技術協力、低炭素・グリーン成長など両国の実質協力増進策、気候変動、金融危機克服、主要20カ国・地域(G20)など主要国際問題に関する協力策も協議する予定だ。李大統領は韓米首脳会談後、米上院・下院指導部との懇談会、韓米最高経営責任者(CEO)招請夕食会にも出席する。

 訪米初日の15日には、米通商代表部(USTR)のカーク代表、ゲーツ国防長官、ガイトナー財務長官ら米政府の閣僚と会い両国の懸案を話し合う。17日にはジョージ・ワシントン大学で名誉博士学位を授与され、演説するほか、米国内の朝鮮半島専門家との懇談会も予定している。18日に帰国予定だ。

4月の韓米首脳会談のようす=(聯合ニュース)