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【郵便制度不正事件】逮捕局長は「女性キャリアのエース」、衝撃の厚労省

2009.6.14 20:10

 「現役局長逮捕」のニュースを受けた厚生労働省は14日、人事課の職員が休日を返上で登庁し、報道対応などに追われた。

 これまで報道関係者には一切のコメントを拒否してきた雇用均等・児童家庭局長の村木厚子容疑者(53)。本人の取材拒否の意向などを、報道関係者らに伝えてきたのが人事課だった。人事課では14日午前、ニュースなどで大阪地検が局長の事情聴取を始めたことが伝わると職員約10人が登庁。逮捕の一報が入った直後からは、マスコミからの電話対応や、舛添要一厚労相のコメントの準備などの作業に追われた。

 ある職員は「重大なことだと認識している。大臣のコメントにあるように捜査には協力したい」と足早に室内を動き、各方面の連絡などに追われていた。

 同日午後7時ごろからは幹部を集めた会議も開まった。別の職員は「責任者がみな会議に出ているので、詳しい話はできない」と話していた。

 新型インフルエンザの対応に追われて4月末以来、職員の24時間の出勤対応が取られている広報室では「粛々と受け止める」。

 村木容疑者は、厚労省では珍しい高知大学の出身。在学中に高知県庁と国家公務員のキャリア職に合格し、昭和53年に旧労働省に入省。常々「女性を大切にし、やりがいがあると考えて、国家公務員(旧労働省)を選んだ」と話していた。省内では「女性キャリアのエース」の一人だった。

 ある幹部は「女性の社会進出や、労働環境整備を主な畑にしてきた。『バリバリの官僚』というよりも、『優秀な事務官』といった感じの人。政治家とのパイプを誇示するようなこともなかった」と話す。

 また別の幹部は「自分の感覚からすると、村木さんが犯罪にかかわるなんてあり得ないと思う」と話していた。

 最近は少子化対策に取り組み、12日の衆院厚生労働委員会では自分が力を入れていた「育児・介護休業法改正案」が可決されたばかりだった。

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