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三沢さん悼むテンカウント、涙のファン 福岡でノア興業

2009年6月14日19時55分

写真:会場には三沢さんが亡くなったことを報告する文書が張られていた=14日午後3時48分、福岡市博多区博多駅東、柏木和彦撮影会場には三沢さんが亡くなったことを報告する文書が張られていた=14日午後3時48分、福岡市博多区博多駅東、柏木和彦撮影

写真:会場内に設けられた献花台の前で手を合わせる親子連れ=14日午後4時49分、福岡市博多区博多駅東、柏木和彦撮影会場内に設けられた献花台の前で手を合わせる親子連れ=14日午後4時49分、福岡市博多区博多駅東、柏木和彦撮影

写真:試合前、テンカウントゴングで三沢さんを追悼する関係者とファンたち=14日午後5時2分、福岡市博多区博多駅東、柏木和彦撮影試合前、テンカウントゴングで三沢さんを追悼する関係者とファンたち=14日午後5時2分、福岡市博多区博多駅東、柏木和彦撮影

 プロレスラーの三沢光晴さん(46)が試合中に倒れて亡くなってから一夜明けた14日、三沢さんが社長を務める団体「プロレスリング・ノア」の試合が福岡市博多区で予定通り開かれた。会場の博多スターレーンには突然の訃報(ふほう)を聞いた多くのファンが詰めかけ、むせび泣く人も。満員の観客が見つめるなか、追悼のテンカウントがリングに響いた。

 会場ではこの日、当日券などを求めるファンが昼前から長い列をつくった。福岡県遠賀町から来た会社員の鹿野利恵さん(39)は白いバラとユリの花束を持ってきた。「信じられなかった。タイガーマスクを見てプロレスファンになった。三沢さんは私の原点。ありがとうと言いたい」

 佐賀市から駆けつけた会社員の古川忠孝さん(34)も「高校3年以来、彼の強さにひかれて応援してきた。社長と選手の二足のわらじで、体力的にも大変だっただろう」と悲しんだ。

 三沢さんが戦う予定だったリングに遺影が掲げられた。スポットライトが当たり、テンカウントのゴングが鳴った。会場のあちこちから「三沢」と大声が響いた。会場の隅には献花台も設けられ、ファンが花束を手向けて手を合わせた。

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