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奈良少年院:広島・暴行事件を受け、教官に緊急研修 発言など注意徹底 /奈良

 広島少年院(東広島市)の法務教官4人が収容少年に暴行したとして逮捕された事件を受けて、奈良少年院(奈良市秋篠町)は16日に、教官45人を対象に緊急の研修を開くことを決めた。少年のしかり方や差別発言、身体接触などについて、改めて注意を徹底する方針だ。

 同院によると、法務教官が逮捕された翌日の10日、今津武治院長が朝礼で「誠に遺憾で、奈良ではこのようなことがないと信じている」などと訓示。同日、研修の実施を決めた。

 同院は16~20歳の少年67人(10日現在)を収容。担任の教官が個別に面接し、悩みや被害者への思いを聞き取っている。担任教官に言えない不満などは、院長に文書か口頭で申し立てることができる。07年度に1件、今年度は2件の申し立てがあった。いずれも教官による暴行など深刻な問題はなかったという。

 広島少年院の事件を受けて、法務省は全国の少年院に収容されている少年を対象に、教官の暴行行為などを尋ねるアンケートを実施。結果はまとまっていないが、同院庶務課の清水洋二課長は「頑張っている教官ばかりなので、この事件は非常にショック。少年院のイメージが悪くなるのは残念でならない」と話している。【大森治幸】

毎日新聞 2009年6月12日 地方版

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