2009年 6月 13日 満濃池でゆる抜き △▼ 初夏の風物詩です。香川県まんのう町の満濃池で、田植えシーズンの到来を告げるゆる抜きが行われました。満濃池は、１５４０万トンの貯水量を誇る日本最大級の農業用のため池で、丸亀市など２市３町、約３０００ヘクタールの水田を潤しています。香川県の真鍋知事や、土地改良区の関係者などが参加して、ゆると呼ばれる水門を開いて池の水を放流していきました。毎秒５トンの水が、勢いよく出ると、多くの観客が初夏の風物詩をカメラに収めていました。香川県の主な水源、早明浦ダムでは現在、貯水率が平年を大きく下回り、水不足の深刻化が懸念されていますが、満濃池の１３日の貯水率は９２・５パーセント。田植えに必要な水は十分に確保できるということです。 コンビニ強盗事件、情報提供呼びかけ ▲▼ 先月、井原市で発生したコンビニ強盗事件で警察は１３日、犯人の写真が入ったチラシを配って市民に情報提供を呼びかけました。井原市のショッピングセンターには井原警察署の警察官１１人が出て買い物客らにチラシを配りました。チラシは１万枚用意され防犯カメラに写っていた犯人の画像が３枚印刷されています。この事件は、先月２８日の午前零時ごろ井原市高屋町のセブンイレブン井原高屋町店に男が押し入り、女性店員にナイフのようなものを見せレジから現金６万８０００円を奪い逃走したものです。逃げた男の特徴は年齢が２０歳前後、身長約１６５センチのがっちりとした体型で黒のトレーナーに青いハーフパンツをはきタオルで顔を隠していたと言うことです。警察は市民に情報提供を呼びかけています。《情報提供・井原警察署》０８６６（６２）９１１０ 企画展「ユーラシアの風・新羅へ」 ▲▽ 朝鮮半島にあった国、新羅の出土品を通じて、古代ユーラシア大陸の文化交流を紹介する特別展が、岡山市で始まりました。会場には朝鮮半島で出土した５世紀から６世紀の美術品を中心に、約１７０点が展示されています。古代、朝鮮半島の南東部にあった国、新羅はユーラシア大陸の東の物流拠点として栄えました。韓国の重要文化財に指定されている宝剣は中央アジアのカザフスタンのものとよく似ていて、当時の文化交流の広がりが見てとれます。日本にも朝鮮半島を通して様々な文化が入り、赤磐市から出土した古墳時代の太刀などからも日本との深い関わりが伺えます。この特別展は来月２６日まで岡山市のオリエント美術館で開かれています。