様々な出来事が起こっている中で、著作権法の改正案が国会に提出されています。
「文化審議会著作権分科会の議論を踏まえて」法案は作成されたとの事ですが、どうしても容認できない部分があります。
以前にも書いたことがありますが、「ダウンロード違法化」の部分です。
簡単に言えば、「YOUTUBEやニコニコ動画をうっかりダウンロードすると損害賠償を請求されますよ」という法律です。
ネット社会に挑戦状をたたきつける、守旧派の作り出した法律とも言えます。
本来、著作権は権利者(団体)が不断の努力によって守るべき権利。
(川内康範氏の頑張りを想起して頂きたい)
しかも、日本には送信可能化権と言ってアップロード側で権利者を保護する規定が既に存在し、違法アップロードは10年以下の懲役という刑罰があるにもかかわらずです。
ネット社会は、すべての人がユーザーであり、クリエーター。
目先の利益の為にのみ、権利を強化することは、新しいビジネスモデルの出現を逆に阻んでしまうことになるのではないのでしょうか。
数々の疑問があります。
今日、質問主意書を提出しました。
今回の著作権改正法案はレコード輸入権以来の闘いになるでしょう。
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音楽だけでなく、ソフトウエアでも違法コピーが後を絶たず、特に個人で開発したものなどはコピーされていても訴える余裕もありません。
オープンにしていいものとそうでないものを、国民が理解できるような、わかりやすい法整備が整うことを期待しています。
民主党にはぜひダウンロード違法化に反対していただきたいです。
一部の利権団体のためだけにこのような改正案が通るということは間違っていると思うので頑張ってください。
miauというダウンロード違法化法案反対の団体があるほど、国民は反対しているので頑張ってください。
法的な整備というのは、あるべきものですが、最終的な判断というのはなかなか難しいのでは。
著作権物の取り扱いについても、明快な仕切りが必要だと思います。
淫猥、誹謗、機密、著作権、などなど、これまでの言論規制は発信側が「書く・話す」事への規制でした。
ところが受信側の「観る・聴く」事は規制されていません。事実の証明が困難で、取り締まるのは不可能でしたから。
しかしインターネットにおいて、ダウンロードは「観る・聴く」事とイコールであり、なおかつ証拠が残ります。技術的に可能になった途端、規制の手を伸ばし始めました。
「観る・聴く」事を国家が禁じるのという事は、個人を無知なままにしておく事であり、自立・自由・民主など近代的価値への重大な挑戦です。決して許してはなりません。
応援してます。
民主党とて例外ではないわけで。
まず党内からですよ。
意見まとめておかなければならないのは。
著作権法のダウンロード違法については理解できますが、他方で、著作者の利益も守ってあげないと作り手の皆さんが可愛そうです。
ダウロードを違法化することによって、新たなビジネスモデルの出現が阻害されると思われている理由はなんでしょうか?
むしろ勝手にネット上で流されている音楽を個人がたくさん録音することが当たり前のようにされていると、ネット上の正規ビジネスが圧迫されて、新たに参入しようとする意識を減退させるんじゃないかと思うのですが・・・。
また、仮に私が作曲家であるとして、自分が作曲した音楽を勝手にアップロードしているサイトを全て見つけようとすると、それだけで一日が終わってしまって、本来の作曲業務なんてできないと思います。
それとも権利者はアップロードを取り締まる努力を怠っているという根拠があるのでしょうか。
著作権は無体財産ですが、今回のダウンロードの話は、例えば万引きされた(違法に入手した)バッグと知ってそれを貰うのと同じ構図じゃないかなと思います(これって違法ですよね?)。
あと「振り込め詐欺」が増えるという話も、別にダウンロード違法化の話に限ったことではないと思うし、それと法案とは別問題なのでは?
別に私は法案に賛成というわけではありません。
この法案に反対している人が多いことから、逆に反対している人の理由の根拠が気になった次第です。
コメントには先生の回答がないことは承知しておりますので、ぜひイメージや反対者だけの声で判断をせず、実情を踏まえてより良いご判断をお願いします。