13日午前1時35分ごろ、広島市中区舟入町の市道交差点で、広島中央署地域2課の男性警部補(49)運転のパトカーが右折中、対向車線を直進してきた乗用車と衝突した。助手席の男性巡査(20)が骨盤骨折などで意識不明の重体、警部補も横隔膜損傷などの重傷を負った。乗用車を運転していた住所不定、無職の男(36)は無免許で、現場から徒歩で逃走しており、同署は道交法違反(ひき逃げ、無免許)などの容疑で行方を追っている。
同署によると、パトカーは現場へ向かう途中で、右折青の信号に従い、赤色灯を点灯させ、サイレンは鳴らさずに交差点に入ったという。乗用車に同乗していた広島市内在住の無職女性(20)は首をねんざする軽傷を負ったが、逃走した男について「一緒に酒を飲んだ後、運転していた」と話しているという。【樋口岳大】
毎日新聞 2009年6月13日 11時39分(最終更新 6月13日 19時19分)