水産庁は13日、東太平洋のマグロを管理する全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)が米国で開いていた年次会合で、メバチ・キハダマグロの漁獲量制限で合意したと発表した。2009年から11年まで段階的に制限する。日本に影響のあるはえ縄漁では、09年の漁獲枠を07年比で9%減らすことになったが、日本の漁獲実績からすると余裕があり、水産庁は「影響は大きくない」としている。
IATTCの漁獲量削減を巡る交渉では、巻き網漁の禁漁期間の延長などで合意できず、08年は正式な漁獲制限がないままだった。今回の会合では巻き網漁でも禁漁期間の拡大で合意。07年の42日間から73日間に延長された。(13日 21:34)