【こぼれ話】はえ縄漁師の網に空対空誘導ミサイル＝米

【マイアミ（米フロリダ州）ＡＦＰ＝時事】このほど、米フロリダ州の漁師が海で漁をしていたところ、巨大魚ならぬ大きなミサイルが網に掛かった。漁師はミサイルを船に乗せたまま１０日後に港に戻ったが、警察によると、ミサイルはいつ爆発してもおかしくない状態だったという。≪写真は、フロリダ州の釣り人≫
　フロリダ州セントピーターズバーグの漁師ロドニー・サロモンさん（３７）がパナマ市から約８０キロの沖ではえ縄漁をしていたところ、空対空誘導ミサイルが網に掛かった。サロモンさんは船にこのミサイルを乗せて、約１０日後にマデイラビーチに帰港し、当局に連絡した。
　ミサイルはかなり腐食が進んでおり、近くの軍事基地で爆発物の専門家によって処理された。処理した専門家は、ミサイルは長く海水につかっていたために腐食していたが、まだ爆発力があり、それも非常に不安定な状態で、いつ爆発してもおかしくなかったと語った。
　ソロモンさんは不発処理されたミサイルをもらいたいと頼んだが、拒否されたという。〔ＡＦＰ＝時事〕