中東・アフリカ

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イラン大統領選:敗れたムサビ氏「多くの明らかな不正」

 【テヘラン春日孝之】イラン大統領選でアフマディネジャド大統領に大差で敗れたムサビ元首相は13日、声明を発表し、「多くの明らかな不正」があったと主張、「敗北」は受け入れないと言明した。テヘランでは選管当局に抗議する元首相支持者らが警官隊と衝突するなど、混乱もみられた。

 ロイター通信によると、テヘラン中心部の広場につながる道路に約2000人のムサビ氏支持者が集結、警官隊と衝突する騒ぎが起きた。AP通信によると、内務省前では同氏支持者が車のタイヤを燃やして抗議した。

 一方、最高指導者ハメネイ師も同日、声明を発表し、「選ばれた者も選ばれなかった者も挑発的な態度と言葉を避けてほしい」とムサビ氏に暗に結果を受け入れるよう求めた。

 内務省の最終開票結果によると、得票率は▽アフマディネジャド大統領62.6%▽ムサビ元首相33.8%▽レザイ元革命防衛隊最高司令官1.7%▽カルビ元国会議長0.9%。投票率は前回(62.8%)を大幅に上回る84.7%だった。

毎日新聞 2009年6月13日 22時07分(最終更新 6月13日 23時45分)

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