森田健作・千葉県知事(59)は16日の記者会見で、自民党支部代表を務めながら知事選で「完全無所属」を名乗ったとして、公職選挙法違反(虚偽事項の公表)などの容疑で千葉地検に告発された問題について、「適法な選挙運動をしてきた。刑事罰に触れる行為は一切ない」と話した。
森田知事は「政党の公認や推薦を受けず、無所属として選挙運動を行った」とし、完全無所属を名乗った理由については、対立候補が政党の推薦を受けていた点を指摘、「政策は自分で考えた」と強調した。
告発状は県内の市民グループが提出。森田知事が代表を務める「自民党東京都衆議院選挙区第2支部」が過去、外国人などの持ち株比率が50%超の企業から献金を受け取ったとする政治資金規正法違反容疑については「受け取った分は道義的な意味から返還した」と述べた。【森有正】
毎日新聞 2009年4月16日 12時23分(最終更新 4月16日 15時44分)