文科省は同大など全国の9国立大病院でNICUがない状況を解消するため、本年度から4年計画で整備を進めている。総額38億6千万円の周産期医療環境整備事業費を盛り込んだ本年度補正予算案が国会を通過したことを受け、今月4日付の通知で同病院に具体的な事前計画書の提出を求めた。 同病院は近く文科省に対し計画書を申請する。病床は小児科病棟内に設置し、併せて回復期室(GCU)も12床程度整備する予定。同病院は県立中央病院に新生児科医を派遣しているが、医師引き揚げは行わず、開設までに医師を育成する方針という。 県内の周産期医療をめぐっては、国立病院機構甲府病院が10月から6床あるNICUを半減することを受け、県立中央病院が3床増床し、県内計18床体制を維持することが決まっている。
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2009 山梨日日新聞社 THE YAMANASHI NICHINICHI SHIMBUN.
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