STV(札幌テレビ放送)ラジオ「サウンズNOW」
 特別番組 「スターダストレビュー 根本要のmugic World」 ラジオレポート 2001.2.10(日)
(ナレーション)
スターダストレビューのリーダーでボーカリストでもある根本要さん。
1957年(昭和32年)、埼玉県北部の行田市で生まれました.。
父は秋田県出身、母は岩手県出身で4人兄弟の三男坊として育ちました。
父は医者、ふたりの兄も現在医者の道を進んでいます。


医者一家の根本家の三男坊がなぜ音楽の道、プロアーティストとして20年という長い音楽生活を歩んできたのか?
ここからお話しましょう。

(要さんのトーク抜粋)

あの当時、僕等はエンターテイメント的なバンドのなりたくて、つまりショービジネスなバンドを作りたかった。
そこにで気に入った言葉が「レビュー」(revue:華やかな舞台や歌を織り交ぜたにぎやかなショー)
っていう言葉。そこで、ホーギー・カーマイケルの名曲「スターダスト」(ジャズのスタンダードソング)
にちなんでスターダスト☆レビューとつけた。

小さな頃はガキ大将でした。小学校の四年くらいの時だったでしょうか?自分に自問自答するわけです。
「おまえはなんだ?」と。そしたら「根本要だ」と。このルックスで人様をどうのこうのできないだろと思ってました。
今は162センチで、小学校の時はすでに162センチでした。小学校の四年生で止まりましたね。
小学校の時は目立ってました。10歳の頃に「性格を磨こう」と目覚めました。それから33年間性格を磨きつづけてきた。
自分のことを「ミラーマン」というんですが、もし自分のことを「いい人ですね」という人がいたら
その人がいい人であって、その人を受けてただ鏡になってはなしてるだけなんだよ。
俺の事を「最低なやつ」だというのは、その人が最低だったりするんだよ。

「要」という名前も「西」に「女」とかいて、「かなめ」と書く.。これがすごく嫌だったんです。
男なのか女なのかわかんなし、呼ばれるのが嫌だった。小学校三年生のときに
先生がでっかく黒板に「要」と書いてくれて、「要っていい名前だね」って。。
つまり扇の要。全てのものの中心。とても大事なところなんだよと言われて、気持が変わっていった。

バンドを組み始めたのが、中学二年生。兄たちの影響で、その前からギターはやってた。
自分で曲を書いて、よく歌ってたんです。ガキ大将だったということで、生徒会長してたんです。
毎週土曜日は生徒集会があり、30分時間をとって、コンサートをしてた。
ある日、友達がテープにとって、曲を放送局に送ったら、中学の三年生の時に男3人で
勝ち抜いて、その放送局で全国大会に行ったんです。
ニッホン放送の「ライオンフォークビレッジ
”坊主っくりだけど、当時コーラスがいいと言われていた「ガロ」みたいなコーラスやるね”といわれた。
全国大会は日比谷の野音。まわりは、大人だらけだった。。

ずっと、俺も医者になると思ってた。埼玉県でも指折りの進学校にいこと思ったが、ワンランク下げた方が
楽しく学校生活が送れると思ってて。そして行った高校で、ベース柿沼に出会ったんです。

一度小学校の時に政治家になりたいと思った。
世の中をよくしたいと思うのがあって、人の為に働くのがすごくすきなんです。
医者になりたいという気持はなかった。でも毎日歌っていたいという気持、ギターを弾いていたいという気持はあった。

それで、第18回ポプコンに応募して、本選会までいって、そこで第二位というのを頂いた。
そのときのグランプリは、クリスタルキングの大都会だった。僕等は「おらが村の鎮守」という曲だった。
    「おらが村でサンバで田んぼ〜  田植え終れば〜    一番は二番とちょっと違う」♪

当時デビューする前後は、ロックが流行ってた。総立ちや「行くぜ!いえぃ!」というのが、
なんかうそ臭くて、「いくぜ!」といったら、「何処へ?」だろうなんて思ってて
その当時、「行くぜ!いえぃ」といったら、「豊作じゃ!」なんてお客さんに言わせました。

デビューした当時、ハヤママリーナユーミンさんのライブの前座に出た。
お客さんはぜんぜん、載ってくれない。そこで、説教をはじめたんです。
そこで、「ユーミンを聞きたいか!」といったら「いえぃ!」
「俺たちがどかない限り、ユーミンは出てこないんだ。盛上れ〜」
「おまえ等がユーミンなら、俺たちは農民だ!」なんていって・・
2001年は、デビュー20年間のスターダストデビュー、音楽人根本要が語ります。

僕は音楽は、みる角度によって、変わってくるもんだと思う。
音楽に対する思いは、毎日かわる。時に思い出になる曲も勇気づけてくれる曲、慰めてくれる曲
時には嫌な事を思い出させてくれる曲もある。音楽がいろんな形で話し掛けてくれる
音楽は聞かないことはない。僕はギターリストでもあり、ボーカリストでもある。この違いは
ギターは一日でも弾いてる。五時間六時間でも。
カラオケは行くけど、でも歌は歌い問い掛けたい人がいなかったら、歌わない。

不特定多数のいるカラオケ屋に行って、自分が歌いだすと、不思議と周りが静かになるんです。
「お〜俺はプロだ」って。隣のお兄さんに「歌うまいね〜」なんて言われて、マネージャーが
「セミプロなんです」なんて(笑)

歌は人に気持や心を伝えるものギターは本当に楽しみ。聞こうが聞くまいが、一人で
うまくなりたいなんて、弾いてる。

僕等がライブでその街にいくということは、どういうことか。これをステージでお見せしたい。
その日は一日しかないわけで、その日は永久にこないわけで、その日しかできない
ステージをやりたい。お客さんもそういう気持でみていただきたい。
音楽は聞いて楽しむものであり、ライブは参加して楽しんでほしい

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