ダルビッシュ弟の獲得に意欲を示した石井和義氏(右は馳浩)=都内
元K-1プロデューサーの石井和義・正道会館宗師(56)が12日、プロ野球・日本ハムのダルビッシュ有投手(22)の弟、ダルビッシュ翔さん(20)をK-1選手として育てる考えを明かした。翔さんは次男に当たり、格闘家を目指して都内のジムで練習しているという。
03年2月に法人税法違反容疑で逮捕され、実刑判決を受けて07年6月から1年2カ月服役した石井氏はこの日、都内で著書「空手超バカ一代」(文藝春秋)の出版記念パーティーを開催。02年12月のK-1東京ドーム大会以来、6年半ぶりに公の場で取材に応じた。石井氏は、翔さんと「1回、会った」と明言し、「ガッツもあるし、やる気もある」と素質にほれ込んだ様子だった。
浮上する「Dynamite!!」(12月31日・さいたまSA)でのデビューについて、同氏は「練習を始めたばかり。間に合わない」と慎重な姿勢。「機会があったら指導したい。グーカン・サキみたいなタイプの選手にしたい」と、08年GP4強のトルコ人選手になぞらえ、自らの手で育てたい意向を示した。