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甘くなかった…カルピス株でインサイダー?

 調味料国内最大手「味の素」(東京)と飲料大手「カルピス」(同)が経営統合するとの未公表情報を基に、味の素の男性社員と、カルピス社員の妻が公表前にカルピス株を買い付け、インサイダー取引をしていた疑いがあることが12日、市場関係者の話で分かった。

 不正利益額が少ないことから、証券取引等監視委員会が金融商品取引法に基づき金融庁に課徴金処分を勧告する方針で調査している。

 味の素は2007年6月11日、株式交換でカルピスを完全子会社化すると公表。市場関係者によると、味の素の男性社員は公表前に社内の業務連絡でこの情報を知り、妻の証券口座を使ってカルピス株を買い付けた疑いが持たれている。一方、カルピス社員の妻は夫から未公表情報を聞き、知人名義の証券口座で同株を購入した疑いがある。

 子会社化の情報が11日に公表されると、カルピス株は翌日にはストップ高となり、前日の終値1106円から1306円まで値上がり。2人は公表後に売り抜け、数十万円の不正利益を上げていたという。

 両社は「事実関係を確認中」としている。

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