2009年6月12日13時19分
浜田防衛相は12日の記者会見で、国連安保理決議を受けた北朝鮮関連船舶の貨物検査について、「あくまでも海上保安庁で対応出来ない時に海上自衛隊が出ている」と述べ、日本領海や周辺公海で実施が検討されている貨物検査を海自が行うことに消極的な姿勢を示した。
浜田氏は「(貨物検査が)日本の近海で起きるということを勘案することが重要だ。我々(政府)の持つ資源をすべて使って対処することで、当然、海保も考えるべきだ」と指摘。貨物検査のための新法では、海上保安庁による対応を検討すべきだとの考えを示した。