先月、宮崎市の小学校に侵入し、下駄箱に火をつけた男が、12日、器物損壊などの罪で起訴されました。宮崎地検は、夫婦げんかによるストレスを解消しようとしたことが、犯行の動機と主張しています。起訴されたのは、宮崎市大淀の無職、渡邉輝夫被告21歳です。起訴状によりますと、渡邉被告は、先月23日の午前0時半ごろ、宮崎市の恒久小学校に侵入し、持っていたロウソクで、体育館の下駄箱に置いてあった職員の運動靴に火をつけ、焼やしたとして、器物破損などの罪に問われています。検察側は、夫婦げんかによるストレスを解消としたことが、犯行の動機と説明しています。また、検察側は、渡邉被告は、恒久小学校の卒業生ではなく、「人の気配のない場所を選んだ」と主張しています。渡邉被告は、宮崎地検の取り調べに対し、犯行を認めているということです。
西都市では、先月から今月にかけて、西都原公園の公衆トイレなどで、5件の不審火が発生していることが分かりました。警察で、関連を慎重に調べています。最初に不審火が発生したのは、西都市の中心部にある下妻公園で、先月8日の午後10時ごろ、公園の公衆トイレが全焼しました。さらに・・・(高橋記者)「最初の不審火以降、西都市内では、公衆トイレで4件の不審火が発生しています」下妻公園の不審火から4日後の先月12日頃、西都原公園の公衆トイレで、2件の不審火が発生。その後、先月24日にも、トイレの一部を焼く不審火が起きました。(西都原古墳群・荒木浩輔所長)「燃え広がってしまったことを考えると、非常に怖いと思うと同時に、憤りを感じる」さらに、今月7日には、西都原運動公園のトイレで、掃除用具が燃えているのが見つかり、先月から今月にかけて、西都市内で発生した不審火は、あわせて5件に上っています。公衆トイレでの不審火は、夜間、人目につきにくい時間帯を中心に発生していることから、警察では、関連も含め、慎重に捜査しています。
県内初の裁判員裁判の対象事件となった、宮崎市の放火事件。その公判前整理手続きが、来月16日に開かれることになりました。起訴されているのは、宮崎市鶴島の無職、渡部実被告で、先月15日、アパートの自分の部屋にライターで火をつけ、壁や天井などを焼いたとして、放火の罪に問われています。この事件は、県内では初めて、裁判員裁判の対象となるもので、宮崎地裁は、裁判の争点などを絞り込む公判前整理手続きを、来月16日に開くことを決めました。公判前整理手続きで、裁判の日程が決まれば、6週間前までに、裁判員候補者50人から100人に、「呼び出し状」が送られます。
SNA、スカイネットアジア航空の今年3月期の決算は、2年連続の最終黒字となりました。SNAでは、九州と沖縄を結ぶ新規路線を今年秋に開設し、経営基盤の強化を図りたいとしています。SNAによりますと、今年3月期の決算は、営業収入が、前の年をわずかに上回る226億円となりました。また、経常利益は1億3000万円、純利益は9600万円となり、2年連続の黒字を達成しました。2年連続の黒字となった要因について、SNAの伊東正孝社長は、おととし9月に就航した鹿児島―東京線が好調であったことと、不況の中、運賃の安さが乗客に好評だったこととを挙げました。(スカイネットアジア航空・伊東正孝社長)「リーマンショック以降の不況の中で、世の中の節約志向というのが私どもにとっては、プラスにはたらいたのかもしれない」また、伊東社長は、去年、パイロットの病歴隠しが相次いだことで、6月と7月の乗客数が減少したとの認識を示しました。(スカイネットアジア航空・伊東正孝社長)「(不祥事の)影響が無かったとは思っておりません。他社との比較において私どもの(乗客の)落ち込みが大きかったのかなと」SNAでは、今年秋に、九州と沖縄を結ぶ路線を開設するなどして、今年度250億円の売り上げをめざすことにしています。
来年4月に任期満了を迎える小林市長選挙に、前の参議院議員の小斉平敏文氏が、立候補することを正式に表明しました。(立候補表明する小斉平敏文氏)「農業関係者に夢と誇りを持ってもらう施策に、全力を挙げたいと思い、立候補を決意した」小林市で会見した小斉平氏は、行財政改革や農畜産業の振興などを政策に掲げ、来年4月に任期満了を迎える、小林市長選挙に立候補することを表明しました。小斉平氏は、小林市出身の59歳。小林市議や県議会議員を経て、2001年の参議院選挙に、自民党から立候補し、初当選。しかし、おととしの選挙では、民主党などから推薦を受けた外山斎氏に敗れ、落選しました。小斉平氏は、近く、自民党県連に離党届を提出し、無所属で立候補することにしています。小林市の堀泰一郎市長は、11日、今季限りで引退することを表明していて、立候補表明は、小斉平氏が初めてとなります。
ふるさとの魅力を再発見してもらおうと、12日、延岡市でバスツアーが開かれ、多くの市民が、特産の豆腐づくりを体験しました。このバスツアーは、周辺の3町つの町との合併をきっかけに、延岡市が毎年企画しているもので、今回は、延岡市北浦町を巡る旅となりました。ツアーには、延岡市と日向市から市民17人が参加、このうち、「道の駅・北浦」では、天然にがりを使った豆腐づくりを体験しました。(参加者)「すごくおいしい!できたてを初めて食べたから。おいしかったです」「(バスツアーは)楽しいです!よかったです!」延岡市では、季節の移り変わりに合わせて、バスツアーを企画し、多くの人に延岡の魅力を発信したいとしています。
6月定例県議会が12日開会し、経済・雇用対策などを盛り込んだ、約60億円の一般会計補正予算案や、東国原知事の退職金を減額する条例案などが、提出されました。12日の本会議では、県側から、約60億円の一般会計補正予算案など、12の議案が提出されました。補正予算案の内訳は、経済・雇用対策として約53億円、エコクリーンプラザみやざきの補強工事のための貸付金が、6億8000万円となっています。このほか、1期4年で、約4000万円が支給される知事の退職金を、半分に減らす条例案も提出されました。このほか、6月議会では、国の補正予算の成立に伴う経済・雇用対策として、120億円あまりの補正予算案も追加提出される予定です。6月定例県議会は、今月30日まで開かれます。
任期満了に伴う、宮崎大学の次の学長の選考会議が、12日行われ、現在、宮崎大学の理事をつとめている菅沼龍夫氏が、次期学長に決まりました。宮崎大学の次期学長候補には、菅沼氏のほか、宮崎大学理事の碇哲雄氏と、前の工学部教授の平野公孝氏の3人が推薦され、10日、大学の役職員による意向投票で、菅沼氏が6割以上の支持を得ていたことなどから、12日の選考会議で、菅沼氏が次期学長に決まりました。菅沼氏は長野県出身で、解剖学を専門としていて、「大学の責務である学術性、国際性、社会性を常に念頭において、任務に励みたい」と、抱負を述べました。菅沼氏は、10月1日に学長に就任します。
県内のケーブルテレビ2社が、夏の高校野球県大会の試合を、生放送することになりました。生放送するのは、宮崎ケーブルテレビとケーブルメディアワイワイで、MRTが実況中継し、2社に配信します。中継は、サンマリンスタジアムだけで行われ、1回戦から3回戦までの26試合を放送する予定です。放送は、来月11日から21日までの11日間行われ、試合終了まで放送することになっています。
税金滞納者から差し押さえた、公売物件の下見会が、日南市で開かれました。これは、税の公平負担の維持に向けて、徴収率アップを図ろうと、日南県税総務事務所が、今回初めて開いたものです。会場には、自動車税や、個人・法人の事業税などの滞納者から差し押さえた、大型の液晶テレビや競泳用の水着など、38点が展示されていました。これらの物件は、未使用のものがほとんどで、通常の店舗価格は、5万円から2000円ということで、訪れた市民が品定めしていました。展示品は、県のホームページにリンクするインターネットオークションで、店舗価格の1割から3割前後安い最低価格を設定して、15日まで入札が受け付けられ、この中で高値をつけた申込者に、公売されることになっています。
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