イラン大統領選の開票混乱 現職リードと当局発表【テヘラン13日共同】12日投票のイラン大統領選で、同国内務省は13日未明(日本時間同日午前)、開票率61%の段階で、保守強硬派のアハマディネジャド大統領(52)が約66%を獲得、約31%の改革派ムサビ元首相(67)を大幅にリードしていると発表した。これに対してムサビ氏は記者会見し「自分は明確な勝者だ」と勝利宣言するなど混乱が広がっている。 アハマディネジャド大統領の強い影響下にある国営イラン通信は大統領の再選が確実と報じたが、情報源などは伝えていない。 ロイター通信によると、警察は13日未明、テヘラン市内のムサビ氏の選挙事務所近くに集まっていた同氏支持者数百人を解散させた。 大票田テヘランの開票作業は遅れている。共同通信が同市内7カ所で行った調査では、ムサビ氏に投票した人がアハマディネジャド氏支持を大きく引き離していた。 選挙戦終盤でのムサビ氏の猛追で有権者の関心は高く、投票率は前回の約60%を超える見通し。計4人が立候補しており、過半数を獲得した候補がいない場合、上位2人による決選投票が19日に行われる。 【共同通信】 |
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