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2008年12月31日 (水)

寿司 2008年を振り返って

記録を付けていたのは、213日であった。回数としては214回。

今年は、おけい寿しの親方の「引退」と言う衝撃的な出来事があった。村瀬さんの〆物は、他に並ぶ物が無いほど、美味かった。もう、味わう事は出来ない。これから、「別れに多く出会う時期」を迎え始めたのかも知れない。

今年、記録に残っていた訪問した店は、下記の通りである。

23回  喜寿司
22回  喜八
21回  すし柿崎
17回  鎌寿司
16回  おけい寿し
13回  久いち
13回  すし処Y
12回  青空
12回  青木
 9回  銀座会員制寿司屋
 7回  神保町鶴八
 5回  鮨さいとう(人形町)
 3回  ほかけ
 3回  神楽坂寿司幸
 3回  鮨山沖
 2回  宮葉
 2回  新橋鶴八
 2回  きよ本
 2回  都寿司(東日本橋)
 2回  紀文寿司
 2回  喜奈古
 2回  寿司一
 1回  鮨はしぐち
 1回  すし匠 齋藤
 1回  青木(西麻布)
 1回  しみづ
 1回  鮨池澤
 1回  鮨 橋口
 1回  すし三ッ木
 1回  都寿司(蛎殻町)
 1回  鮨おちあい
 1回  すし游
 1回  福寿司
 1回  菊川某寿司屋
 1回  寿司H(蛎殻町)
 1回  神奈川県S鮨
 1回  人形町G寿司
 1回  西荻窪某寿司屋
 1回  都内K寿司
 1回  都内W
 1回  都内某寿司屋「B」
 1回  都内某寿司屋「F」
 1回  鮨T(門前仲町)

生活の拠点を、人形町の近くに変えた事により、喜寿司や柿崎への訪問回数が上位になった。

「おけいの穴をどう埋められるか?」が、2009年の重要なキーワードになると思われる。

所謂「高級寿司」に関しては、殆ど感動が薄れて来た。今ある寿司については、大体理解してしまったので、そろそろ新しい「刺激」が欲しい気もする。

今年新しく行った店としては、すし柿崎、すし処Yに感銘を受けた。

柿崎は、仕事がとても安定しており、小肌や鯖の〆物が美味いのが、とても気に入っている。欲を言えば、一般客に分かり易い大トロではなく、艶かしい色をした中トロや小トロに力を入れて欲しい気がする。2009年もお世話になるであろう。

すし処Yは、本当に何の変哲も無い街場の寿司屋なのだが、変わった「文化圏」で独自の進化をして来た様な気がする。握りのシャリの形も独特で、他に類する店を、私は知らない。光物の〆方は浅いのだが、小肌の選び方や、全く臭みの無い仕上がりは、他の高額寿司店と何ら遜色が無い。ヅケの味わいの美味さも、特筆物である。娘さんが2人いらっしゃるが、両方とも独身の様で、「跡継ぎは居ない」との事。こう言う店が何れ消え去る運命にある所に、日本文化としての寿司の危機の様な気がしてならない。街場の寿司屋がもっと活気付く事を、切に願う次第である。必要以上の高額タネは「もう結構」と言う感じで、食傷気味である。「この店はタネ質が違う」とか未だにほざいている「自称グルメ評論家」の脳天気なおじさんが羨ましいよなぁ(笑)。最近、「デパートお任せ寿司評論家」に鞍替えした様だが(笑)。みっとも無い。

また、ほかけの「復活」も、大変喜ばしい。きよ本も、まだまだ懐の深そうな所を感じるので、要注目かと思われる。

喜八や久いち等の信頼できる店も、2009年の重要な柱となるであろう。

昨年もそう思っていたのだが、神楽坂寿司幸には、「もっと伺わないと!」と思っている。

今年も、各店の個性豊かな技を、堪能させて頂きました。来年も宜しくお願いします。

1 2008/1/5 しみづ
2 2008/1/6 久いち
3 2008/1/7 青空
4 2008/1/8 神楽坂寿司幸
5 2008/1/9 おけい寿し
6 2008/1/10 寿司一
7 2008/1/17 青木
8 2008/1/18 西荻窪某寿司屋
9 2008/1/19 喜八
10 2008/1/21 青木
11 2008/1/22 鎌寿司
12 2008/1/25 鎌寿司
13 2008/1/26 鎌寿司
14 2008/1/29 喜寿司
15 2008/1/31 鎌寿司
16 2008/2/1 喜八
17 2008/2/1 鎌寿司
18 2008/2/2 都寿司(東日本橋)
19 2008/2/3 鎌寿司
20 2008/2/4 久いち
21 2008/2/5 青木
22 2008/2/6 青木
23 2008/2/7 鎌寿司
24 2008/2/8 すし游
25 2008/2/12 喜八
26 2008/2/13 新橋鶴八
27 2008/2/15 菊川某寿司屋
28 2008/2/17 紀文寿司
29 2008/2/19 青空
30 2008/2/21 おけい寿し
31 2008/2/22 喜八
32 2008/2/23 久いち
33 2008/2/25 おけい寿し
34 2008/2/26 鎌寿司
35 2008/2/27 喜八
36 2008/2/28 青空
37 2008/2/29 久いち
38 2008/3/2 すし三ッ木
39 2008/3/3 喜八
40 2008/3/5 喜八
41 2008/3/6 久いち
42 2008/3/7 喜八
43 2008/3/10 喜寿司
44 2008/3/12 青木
45 2008/3/13 青空
46 2008/3/14 久いち
47 2008/3/16 都寿司(東日本橋)
48 2008/3/17 喜八
49 2008/3/20 鎌寿司
50 2008/3/21 喜八
51 2008/3/22 久いち
52 2008/3/23 鎌寿司
53 2008/3/25 おけい寿し
54 2008/3/26 青木
55 2008/3/28 鎌寿司
56 2008/3/28 青空
57 2008/4/1 喜八
58 2008/4/3 鎌寿司
59 2008/4/5 鎌寿司
60 2008/4/6 鎌寿司
61 2008/4/8 青空
62 2008/4/9 青空
63 2008/4/11 鎌寿司
64 2008/4/14 青空
65 2008/4/15 寿司一
66 2008/4/16 喜奈古
67 2008/4/17 青木
68 2008/4/18 喜八
69 2008/4/24 福寿司
70 2008/4/26 鎌寿司
71 2008/4/28 鮨さいとう(人形町)
72 2008/4/30 おけい寿し
73 2008/5/2 すし柿崎
74 2008/5/2 喜寿司
75 2008/5/4 すし柿崎
76 2008/5/6 すし柿崎
77 2008/5/7 すし柿崎
78 2008/5/8 鮨さいとう(人形町)
79 2008/5/9 すし柿崎
80 2008/5/11 すし柿崎
81 2008/5/13 鮨さいとう(人形町)
82 2008/5/16 すし柿崎
83 2008/5/17 鮨さいとう(人形町)
84 2008/5/18 鮨さいとう(人形町)
85 2008/5/20 喜寿司
86 2008/5/22 すし柿崎
87 2008/5/27 鮨おちあい
88 2008/5/29 ほかけ
89 2008/5/30 ほかけ
90 2008/6/3 鎌寿司
91 2008/6/5 喜八
92 2008/6/6 神楽坂寿司幸
93 2008/6/10 久いち
94 2008/6/11 すし柿崎
95 2008/6/14 鮨 橋口
96 2008/6/17 ほかけ
97 2008/6/18 すし柿崎
98 2008/6/19 都内某寿司屋「F」
99 2008/6/23 都内某寿司屋「B」
100 2008/6/24 神保町鶴八
101 2008/6/25 新橋鶴八
102 2008/6/26 神保町鶴八
103 2008/6/27 すし柿崎
104 2008/6/29 青木(西麻布)
105 2008/6/30 神保町鶴八
106 2008/7/1 喜寿司
107 2008/7/2 喜八
108 2008/7/4 喜八
109 2008/7/7 喜寿司
110 2008/7/8 喜寿司
111 2008/7/13 久いち
112 2008/7/14 神保町鶴八
113 2008/7/15 銀座会員制寿司屋
114 2008/7/16 すし柿崎
115 2008/7/17 銀座会員制寿司屋
116 2008/7/18 喜寿司
117 2008/7/19 喜寿司
118 2008/7/22 宮葉
119 2008/7/23 宮葉
120 2008/7/24 銀座会員制寿司屋
121 2008/7/28 おけい寿し
122 2008/7/29 おけい寿し
123 2008/7/30 喜寿司
124 2008/8/1 銀座会員制寿司屋
125 2008/8/4 おけい寿し
126 2008/8/5 銀座会員制寿司屋
127 2008/8/6 おけい寿し
128 2008/8/7 おけい寿し
129 2008/8/8 すし柿崎
130 2008/8/8 おけい寿し
131 2008/8/11 青空
132 2008/8/14 おけい寿し
133 2008/8/15 喜寿司
134 2008/8/17 鮨T(門前仲町)
135 2008/8/18 おけい寿し
136 2008/8/19 都寿司(蛎殻町)
137 2008/8/21 銀座会員制寿司屋
138 2008/8/22 神保町鶴八
139 2008/8/23 紀文寿司
140 2008/8/25 すし柿崎
141 2008/8/26 喜八
142 2008/8/28 銀座会員制寿司屋
143 2008/8/29 おけい寿し
144 2008/9/1 鮨山沖
145 2008/9/2 鮨山沖
146 2008/9/3 喜八
147 2008/9/5 すし柿崎
148 2008/9/8 青空
149 2008/9/9 神保町鶴八
150 2008/9/10 喜寿司
151 2008/9/11 すし柿崎
152 2008/9/12 喜寿司
153 2008/9/14 久いち
154 2008/9/16 青木
155 2008/9/17 喜寿司
156 2008/9/19 おけい寿し
157 2008/9/22 喜寿司
158 2008/9/24 鮨山沖
159 2008/9/25 銀座会員制寿司屋
160 2008/9/26 喜寿司
161 2008/9/27 喜八
162 2008/9/29 すし柿崎
163 2008/9/30 喜八
164 2008/10/1 神保町鶴八
165 2008/10/2 鮨池澤
166 2008/10/6 きよ本
167 2008/10/7 きよ本
168 2008/10/7 青木
169 2008/10/9 銀座会員制寿司屋
170 2008/10/14 青木
171 2008/10/15 すし柿崎
172 2008/10/16 喜寿司
173 2008/10/19 久いち
174 2008/10/20 喜寿司
175 2008/10/22 喜八
176 2008/10/24 神楽坂寿司幸
177 2008/10/27 喜寿司
178 2008/10/28 おけい寿し
179 2008/10/31 青空
180 2008/11/1 すし柿崎
181 2008/11/4 青木
182 2008/11/5 喜寿司
183 2008/11/6 都内K寿司
184 2008/11/7 喜八
185 2008/11/10 人形町G寿司
186 2008/11/18 喜奈古
187 2008/11/20 すし柿崎
188 2008/11/21 喜寿司
189 2008/11/25 鮨はしぐち
190 2008/11/26 すし匠 齋藤
191 2008/11/28 都内W
192 2008/12/1 すし処Y
193 2008/12/2 すし処Y
194 2008/12/3 青木
195 2008/12/4 すし処Y
196 2008/12/5 すし処Y
197 2008/12/6 すし処Y
198 2008/12/8 すし処Y
199 2008/12/9 すし処Y
200 2008/12/10 すし柿崎
201 2008/12/11 すし処Y
202 2008/12/12 神奈川県S鮨
203 2008/12/15 すし処Y
204 2008/12/16 青空
205 2008/12/18 すし処Y
206 2008/12/19 すし処Y
207 2008/12/20 すし処Y
208 2008/12/22 喜八
209 2008/12/23 久いち
210 2008/12/24 喜寿司
211 2008/12/25 喜寿司
212 2008/12/26 すし処Y
213 2008/12/28 久いち
214 2008/12/29 寿司H(蛎殻町)

2008年12月29日 (月)

寿司H(蛎殻町)

2008/12/29

中途半端な時間に水天宮前駅に。久々に中山に行こうと思うも、「今年は26日で店仕舞いした」との事で、取りあえず、人形町方面を目指す。

途中で、見慣れぬ寿司屋を発見する。「こんな所に有ったかなぁ」と、つい入ってしまう。意外な事に、「この場所で20年位営業している」との事。

小肌、鯖をつまみで頂く。いきなり業務用のチューブ山葵を取り出し、皿に添えたのには、戦慄(笑)を覚えた。小肌は「ぎりぎりセーフ」。鯖も食えなくは無く、酒で飲み込む事をしなくて済んだ。

握りは、鯛、平目、小肌、鯖、赤貝、等々を。シャリは今一だが、嫌な味や臭いはしない。

お会計は、6500円なり。「回らない寿司屋で、安く喰いたい」と考える向きには良いのかも知れないが、そうまでして食す必然性が見当たらず、「寿司を食うのを諦めて、別の物にした方が良い」と思う。

2008年12月28日 (日)

久いち

2008/12/28

牡蠣があれば食したいと思い、2人で久いちに。

残念ながら牡蠣は無かったが、蛤、蒸鮑をつまみで頂く。蒸鮑の味付けは、やはり素晴らしい。「イクラも良いですよ」との事で、「皮が硬いんじゃないかなぁ」と思うも、食してみると、大粒で、皮も柔らかく、美味であった。漬け込んでいる出汁醤油の味付けがこれまた良く、小鉢にシャリを持って貰い、お代わりをする。

蒸鮑も何度か汁付でお代わりするが、他の客のリクエストで仕込んだ物だったらしく、「食べ尽くしモード」を解除する。唐墨も頂いたが、中が蕩ける様な感じで、これはこれで、非常に美味しかった。

握りは、白身、光物を、適当に頂く。

お会計は、36000円位であったか。こちらの「味付け」は、非常に好み。美味しいと思う。

またの機会に、牡蠣を是非とも食い尽くしたい(笑)。

2008年12月26日 (金)

すし処Y

2008/12/26

遅めの時間に、すし処Yへ。

海鼠をつまみで頂く。

「良いきんきがあるよ」との事だったので、「気分」ではなかったが、煮付けて貰う事にする。皮から何から食べ尽くすと、「こんなに綺麗に食べて貰ったのは初めてだ」と、ご主人、女将さんに言われ、「意地汚かったかなぁ」と恐縮する(笑)。煮汁が甘過ぎず、良い感じだったので、小鉢にシャリを盛って貰い、そこにかけて食す。酢飯より普通の白飯の方が良かった気もするが、美味かった。

握りは、何時ものラインナップ。小肌、鯖、キス、赤貝、ヅケ、メジのヅケを。「良い中トロがある」との事で、それも頂く。ネタ箱に赤貝の肝の様な物があり、「それはどうやって?」と聞くと、「生でも良いですよ」との事だったので、そのままつまみで頂く。10個位あり、全部供される。こちらの赤貝は美味く、「閖上系ではないが、国産物」と思っていたが、ご主人との会話の中で、観音寺物だと言う事が分かった。道理で。中トロは、本マグロの中々良い物で、銀座辺りで食せば、一つ2000円位取られてもおかしくないと思われた。聞くと、大間の物との事。街場の寿司屋と言っても、自己所有のビルを建てているし、「資金力」があるのだろうなぁ。

お会計は、18500円なり。きんきや良い中トロを食したので、仕方が無いとも思うが、ここまで払うなら、「他の選択肢」が一杯出て来てしまうよなぁ・・・。然しながら、意識はしていないのだが、普段の言動で「好みの物」を要求してしまっている可能性も否定出来ないので、それに応えてくれるこちらのご主人は、やはり「只者ではない」と言えるのかも知れない。それに、18500円で、「納まっている」のが、この店の「良心の表れ」とも言えなくもない(笑)。

2008年12月25日 (木)

喜寿司

2008/12/25

代々、人形町に住む友人から忘年会の誘いを受け、丸の内で飲み食いする。

「(人形町に住みつつ)喜寿司には行った事が無い(まあ、地元の人は行かないのだろうなぁ・・・)」と前から言っていたので、「じゃあ、行こう!」と言う事になり、電話する。21時前だったが「入れる」との事で、結局「酔っ払い4人」で向かう。

握りのラインナップは、昨日と同様でお願いする。今日の平目は食感が柔らかく、好みの状態を過ぎていた気がする(笑)。

結局、会計をどうしたか覚えていないが、支払っていないとしたら、喜寿司初の「奢られ寿司」だなぁ。

久々に浅草ビューホテルのバーに行き、葉巻をふかす。

2008年12月24日 (水)

喜寿司

2008/12/24

昨日の事もあり、山岸さんの握りを食したくなり、喜寿司へ。

生憎、山岸さんの前の席が埋まっており、親方の前の方に。

鯛、小肌、小鯛をつまみで頂く。

握りは、平目、小肌、鯖、小鯛、中トロ、等々を。平目は年に何度も出会えない感じの旨味のある物で、好みの食感と相俟って、「一期一会」状態。「お代わりをしまくろう!」と、心に誓う(笑)。鯖は鞍掛けスタイルで供されたが、これまた美味い。中トロも絶品。お代わりをする。

お会計は、27000円弱なり。ちょっと行ってしまったが、満足としか言い様が無い。美味かった。

2008年12月23日 (火)

久いち

2008/12/23

妻と話し合うために、再度自宅に。泥酔時に携帯メールから「家を売却するから、早く出て行ってくれ」と言う様なメールをぶっ込んでいたらしいのだが、その「相談」を私の実家の母親に持ち掛けたらしく、それを聞いた兄貴から「お前は鬼だ。その前にちゃんとやらなければならない事があるだろうが!」、「大体お前は、葉巻だワインだ、数百万もする腕時計だ、高額な店での飲食だとか、一体何様のつもりだ!! 俺なんて家族のためにしか、金を使わないぞ!!」と思わぬとばっちりを受ける。「ともかく、直ぐ話して来い。ちゃんと話したかどうか、相手(妻)に確認するからな!」と、兄貴。色々、気が進まないのだが、身内に「敵」を作るのも何なので、「取りあえず」と言う事で。

数ヶ月振りに子供を見ると、上の子がかなり「巨大化」していた。「身長157cm、体重43kg、Bカップ」らしく、これは確実に身長170cmは超えるなぁ・・・。子供達の顔を見ると、話が切り出し辛く、結局、何も言い出せなかった。

下の子を「寿司屋に連れて行く」と約束していたので、浅草に向かう事にする。結局、上の子も妻もついて来る事になり、4人で久いちに向かう。

蛤、鮑、唐墨、等々をつまむ。子供達には、適当に握って貰う。蛤はこちらで最初に使っていた物みたく、「身質の歯応えがしっかりした」感じに思えた。久々だからかな? 蒸鮑はやはり味付けが良い。

握りは、白身と光物を適当に握って貰う。1日程度寝かせた様な小肌が、噛み締めると美味かった。

お会計は、44000円なり。

妻子をタクシーに乗せ、見送る。何だか、妙な一日であった。

2008年12月22日 (月)

喜八

2008/12/22

かなりのご無沙汰で、2人で喜八に。営業時間が変わっていて、吃驚した。

塩辛、牡蠣、活け鯵、甘鯛昆布〆、甘鯛お頭、細魚おぼろ添え、新作ヅケ、等々を、つまみで。活け鯵は久々だが、つまみで食しても、美味い。食感が普通の鯵とは違い、良い具合。甘鯛昆布〆は蕩ける様な食感。新作ヅケは美味いとしか言い様が無い。

握りは、小肌、漬込みの牡蠣、赤貝、新作ヅケ、穴子、等々を。小肌は江戸前の物との事だが、新子と言っても違和感が無いサイズ。こちらの煮切との相性は相変わらず抜群で、美味い。漬込みの牡蠣は、以前より味がスッキリした感じを受けた。一人で行っていたら、お代わりをしまくっていたと思う。赤貝も相変わらず美味い。新作ヅケも、やはり素晴らしく、思わずお代わりを。

ここのところ、すし処Yに集中的に行っていたが、久々に喜八の握りを食すと、やはり喜八の美味さは、遥かに上を行く。美味さだけを「尺度」にすると、街場の寿司屋では、到底太刀打ち出来ないなぁ。

糠漬け胡瓜を巻いて貰い、締める。お会計は、約39000円なり。

小林海苔店の海苔を頂いた。このところ、通ってなかったので心苦しかったが、遠慮無く、頂戴する。この海苔は、美味いからなぁ・・・。

2008年12月20日 (土)

すし処Y

2008/12/20

午後、久し振りに自宅に行く。子供達からリクエストのあったクリスマスプレゼントを持って行ったのだが、誰も居らず。妻の実家でWiiを買ったとの事で、やりに行ったらしい。DSiとPSPを置いて帰る。部屋は散らかり放題で、リビングに3ヶ所ある天井照明の内、2ヶ所の蛍光灯が切れている。どう言う生活をしているのだろうか??

今暮らしている所に戻り、2人ですし処Yへ向かう。

海鼠、牡蠣、塩辛をつまみで。海鼠は、非常に手のかかる下拵えをしているので、食感が何とも言えず、良い具合。こちらのやり方が、かなり好き。海鼠腸も頂く。牡蠣は悪くは無い。塩辛は主にエンペラの部分を使用した物だが、柔らかい味付け。

握りは、何時もの通りで。小肌、鯖、赤貝、キス、ヅケ、メジのヅケ、鰤のヅケ、等々を。小肌は相変わらずあっさりとした〆具合だが、これはこれで結構。鯖は独特なネタの切り方だが、私は結構気に入っている。赤貝は国産物で、美味い。ヅケは相変わらず味が良い。メジのヅケも良いと思う。鰤は今一つだった。

沢庵巻で締める。使っている沢庵は、水分がしっかり抜けており、恐らく「3年物」辺りだと思われる。お会計は、24000円弱。今日はちょっと行っちゃったかな? 

ここ暫く、色んな体調の時に通ったが、白身が合わないのが残念ではあるものの、光物、貝類、ヅケは、美味いと思う。この辺りでは、ここに並ぶ店は無い。

ところで、「パチもんおじさん」が、ブログでまた訳の分からない事をほざいているが、時間が出来たら、また弄ってあげようと思う(笑)。

2008年12月19日 (金)

すし処Y

2008/12/19

忘年会があったが、店が最悪で、殆ど飲み食いをしなかった。帰宅前に軽くやろうと思い、すし処Yへ。

海鼠、塩辛、牡蠣をつまみで頂くのが、パターン化してしまった様な。

握りは、小肌、鯖、キス昆布〆、赤貝、ヅケ、メジのヅケ、等々を。それなりに美味い小肌や鯖があって、昆布〆もあり、赤貝も美味く、味の良いヅケがある。ささやかな幸せが、此処にはある。

余談だが、こちらのメジは、宮葉と同じ仕事がしてある。メジ鮪の美味さを分からぬパチもんおじさんは、悲惨だなぁ。ただ、彼の「無知」を哀れむばかりである(笑)。

お会計は、12000円なり。

ほろ酔い加減で、家路に着く。

2008年12月18日 (木)

すし処Y

2008/12/18

帰宅前に、すし処Yへ。

海鼠、塩辛、牡蠣をつまみで。こちらの海鼠の仕事は、非常に好み。「海鼠をつまみたくて寄っている」と言っても、過言では無いかも知れない(笑)。海鼠は、こちらと紀文寿司の物が、好きかな?

握りは、小肌、鯖、赤貝、キス昆布〆、ヅケ、メジのヅケ、鰤のヅケ、等々を。

つい飲み食いの量が増えて、お会計は14500円位だった気がする。この辺りまで来ると、ちょっと「微妙」かも知れない。良い寿司屋である事は、間違いないが。

2008年12月16日 (火)

青空

2008/12/16

連れ合いが、先月「給与不払い」にあい、勤めていた会社を辞めた。その会社の社長は、税金や社会保険費を給与から天引きして置きながら、事業資金に回したのか、横領したのか知らないが、納付していないと言う最低の奴で、何故こんな奴が野放しにされているのか、理解に苦しむ。

連れ合いは、転職活動をしているとは言え、早く帰宅しているので、私一人遊び回っていると、悪い気がして来たため、意識的に銀座は控えていたのだが、久々に。

銀座会員制寿司屋に行こうと思うも、電話をすると「本日は予約のお客様分のご用意しかありません」との事で、これまた久し振りの青空へ向かう。

昆布〆の細魚を黄身で和えたつまみを「ダブル」(笑)で頂く。これは非常に味わいがあって、美味いと思う。白子も頂く。スッキリとしていながらコクのある白子で、非常に具合が良い。

握りは、小肌、鯖、細魚の昆布〆、等々を。小肌も鯖も、非常に良かった。

蒸鮑をつまみで頼む。相変わらず、味が良い。

お会計は、驚いた事に、これ迄で一番安かった。この内容をこの額でやられてしまうと、参る以外に無い。いや、素晴らしかった。

2008年12月15日 (月)

すし処Y

2008/12/15

一昨日伺った時、カウンターを鍵盤の様に叩く親父が居て、非常にムカつき、恐ろしく不機嫌な顔をしていたと思うので、ご主人への「お詫び」を兼ねて、顔を出す。

海鼠、牡蠣をつまみで頂く。

握りは、小肌、鯖、細魚昆布〆、赤貝、ヅケ、等々を。こちらの小肌、鯖は、あっさりとした〆具合なのだが、もう少し強く〆た物も、舌が欲して来た様だ。そろそろ、明日辺り、他の店に行って見ようかと思う。

然しながら、家から歩いて直ぐの場所に、こう言う店があるのは、非常に使い勝手が良い。

お会計は、12000円程度だったか?

2008年12月12日 (金)

神奈川県S鮨

2008/12/12

ある事で相談があり、7年振りにある方とお会いした。その道のプロフェッショナル3名をご紹介頂く事になっていたのだが、その方の行きつけの寿司屋の個室を取って頂いていた。

刺身の盛り合わせ(笑)等が出て来たが、今日は「お願いの席」であった為、酒は飲むが、料理に箸を付けずにいた。

一頻り話は終わり、刺身等を食すが、鮮度&ボリューム自慢の店の様だ。

お開きになり、相手を見送った後、また店に戻り、握りを頼む。小肌、鯖、等々を食す。酢飯は甘さが目立つ。握りとしては、「可も無く不可も無く」と言った所か。

お会計は、3500円なり。

しかし、7年振りにも係わらず、自分の通っている店で一席設けて頂き、その心遣いに非常に感激した。この「ご恩」を忘れる事は無いだろう。

2008年12月11日 (木)

すし処Y

2008/12/11

帰宅前にすし処Yに電話する。呼び出し音は鳴るが、出ず。恐らく「客が一杯で電話を取れないのか?」と思ったが、再度電話する。「入れる」との事なので、伺ってみると、テーブル席に7人、カウンターに3人先客が居り、「やっぱり止めて置けば良かった」状態。今更「また今度にします」と言い出せず、カウンターに着く。

ちょっと待って、酒が出て来る。暫く待って、海鼠、白子が出て来る。

その内、左隣に居た二人客の内、初老の男性客が、カウンターをピアノを弾くが如く、指で叩き出した。こう言う奇行をやる人間を始めて見たが、酔っているらしく、断続的に繰り返す。常連客なのか分からなかったので、「いい加減にしなさい」とも言えず、極度に不機嫌になる。

握りは、小肌、鯖、鯵、鰯、赤貝、細魚昆布〆、キス、ヅケ、等々を。小肌、鯖はあっさりとした〆加減だが、やはり良い感じ。ヅケは元の赤身が良かったのか、肌理が細かく、何時にも増して美味い。

お土産に「ちらしが出来る」との事で、お願いする。

お会計は、17000円位であったか。帰り際、店を出たところに女将さんを手招きし、不機嫌だった事を詫びる。あの2人客は「今日初めて来た」との事だった。

帰宅後、連れ合いとちらしを食す。「バラ」ではなく、「吹き寄せ」だった。「パッケージ」が中々モダンな感じで、お洒落(笑)かな?

2008年12月10日 (水)

すし柿崎

2008/12/10

今日は、すし処Yが定休日のため、久々の柿崎へ。

烏賊にアン肝を詰めた物、牡蠣が出て来る。牡蠣は昆布森物だと思ったが、心なしか全体的にへたって来ていると言うか、蕩けて来ている様な舌触りであった。聞くと、ここの牡蠣は「通常、剥き身の形で流通している」との事。殻付は「産地から直送して貰わないと」との事。喜八は今も昆布森の牡蠣を出しているか分からないが、なるほど「直取引」であったのか。やはり、殻付の物をその場で剥いた方が、舌触りが違うと思う。

平目とやがらの昆布〆をつまみで。昆布の旨味が良く移ったタイプで、これはこれで美味いと思う。

握りは、鯖、鰯、小肌、赤貝、ほうぼうの昆布〆、等々を。ナチュラルな感じの鯖、良い感じで蕩ける鰯、絶妙な感じの〆具合の小肌、美味いと思う。

お会計は、19000円強なり。相変わらず、満足の行く握りの数々であった。

2008年12月 9日 (火)

すし処Y

2008/12/09

昨日と同じパターン。

お会計は、やはり12000円程度なり。

2008年12月 8日 (月)

すし処Y

2008/12/08

海鼠をつまみで。

握りは、何時ものパターン。

お会計は、12000円なり。

2008年12月 6日 (土)

すし処Y

2008/12/06

早い時間に、2人で伺う。気が付くと、今日で「3連投」。

テーブル席に7名の客が来るらしく、ご主人は、料理の盛り付けで忙しい様子。更に、程なくして、2人客2組がカウンターに入り、今日は終わる(笑)。

海鼠、東京湾の鯖(生)、味噌漬の唐墨、等をつまみで頂く。海鼠は、昨日は普通のポン酢だったが、醤油の量が減っている様で、大分薄い色になっていた。生の鯖は中々美味。味噌漬の唐墨は、普通に美味しい。昨日のレアな唐墨は非常に素晴らしかったが、「もう無い」との事。日持ちがしないと思うので、味噌漬にしてしまったのだろうか? もう少し、あのレアな唐墨を食したかった。

小肌と、ヅケを握って貰い、締める事にする。お会計は、19000円強なり。飲み食いの量に比例しない、ちょっと「謎なお会計」の様な気がする。

食べた気がしないので、家の近くに何故かある韓国家庭料理店で、キムチとチャプチェとナムルをテイクアウトして、家でご飯を食べる(笑)。

2008年12月 5日 (金)

すし処Y

2008/12/05

夕刻、連れ合いがまだ帰宅していない様なので、すし処Yに寄ってしまう(笑)。家に近く、この仕事の内容で、1万前半のお会計なら、「寄るな」と言うのが、無理だよなぁ。

海鼠を、つまみで頂く。「唐墨もある」と言うので、頂く。これ迄で食した唐墨の中では、一番レア感が残った物で、中は蕩ける。これまた、吃驚。海鼠と唐墨を、お代わりする。益々、このご主人は「一体何者??」と、謎が深まる。唐墨は「味噌に漬けた物が、明日位から出せる」との事だったので、是非食さねば!

握りは、小肌、鰯、細魚の昆布〆、赤貝、ヅケ、等々を。第一線の高額店の様な、「研ぎ澄まされたキレ」と言う方向性は無いが、「ごく普通に昔からこうやってるよ」と言う「自然体の仕事」が施された握りの数々は、とても好感が持てる。

お会計は、何と11800円なり!! この店は、「3段逆スライド方式」とでも言うのか??(笑) いや、参ったなぁ・・・。

2008年12月 4日 (木)

すし処Y

2008/12/04

家に帰る途中で、やはり足が向いてしまい、すし処Yに。

つまみで、アン肝と白子が出て来る。アン肝自体は美味いし、白子の質も良いが、ポン酢が好みではない。どす黒いポン酢に浸った白子を見ると、悲しい気持ちになる。出されたポン酢で美味いと思ったのは、すけろくの「土佐酢」位である。出来合いのポン酢でもパロマポン酢とか、割と美味い物もあるので、ポン酢を使うなら、ポン酢に気を使って欲しいと思う。せめて、ザルの上でポン酢を振りかけて、器にポン酢が溜まる事の無い様にして欲しいのだが、如何な物であろうか?

また、今季初の海鼠を頂く。こちらの海鼠は、赤海鼠を柔らかく茹でる物ではなく、青海鼠を歯応えのある形で供している。「海鼠、赤海鼠に限る」と言う向きもあるが、私はこちらの方が好みかな? 思わず、お代わりをする

カワハギがあったので、つまみで頂く。肝はポン酢の中にぶち込まれて供されたので、慌てて掬い上げ(笑)、身肉の上に避難させる。肝は美味いが、身自体は幾分しなやかさに欠ける様な気がした。

握りは、小肌から。今日の小肌は脂が非常に乗っており、美味。〆加減も、絶妙。美味いなぁ・・・。鰯、赤貝、細魚昆布〆、ヅケ、中トロ、等々も。ヅケは、やはり美味い。中トロは、ちょっと舌に重く感じた。余り好みの物では無いかも。

お会計は、13000円なり。やはり、トータルに見て、好みの寿司屋である。

2008年12月 3日 (水)

青木

2008/12/03

夜、相談事があり、兄と会う。彼は昨晩2時まで飲んでいたらしく、「今日は調子が出ない」と言う。新橋で待ち合わせしたので、「つまみが豊富な寿司屋」か、「握りが小さい寿司屋」か、どちらが良いか聞いたところ、「つまみ」と言うので、青木に電話する。

お母さんとご主人に「本当の兄です」と紹介し、席に着く。

先ず、香箱蟹を頂く。解した身肉と卵を甲羅に詰め、表面を足の肉で覆った、凝ったつまみ。唐墨、炙った唐墨、牡蠣、等々も頂く。炙った唐墨は、若干炙り過ぎた様にも思われるが、やはり表面のサクッとした食感と中身のしっとりした食感との対比が、素晴らしいと思う。牡蠣も美味しい。

握りは、平目、クエから。平目はご立派で、色も飴色で、見るからに食欲をそそる。旨味と食感が素晴らしい。クエもくちゅくちゅとした食感と、脂の美味さが、非常に美味い。

結局、結構飲んで、お会計は63000円なり。結構行ってしまったが、青木の白身は素晴らしいと思う。牡蠣の握りも、美味であった。

2008年12月 2日 (火)

すし処Y

2008/12/02

昨日に続いて、すし処Yに連投。

今日は、最初から握って貰う。

小肌、鯖、鯵、細魚昆布〆、赤貝、ヅケ、中トロ、穴子、等々を。シャリは、やはり癖の無い感じで、食べ飽きしない。小肌は穏やかな〆加減で、これはこれで美味い。やはり、仕事が街場の寿司屋の「それ」ではない。鯖もナチュラルな〆加減で、悪くない。赤貝も、国産で美味い。驚いたのはヅケで、良い具合に醤油が馴染んでいて、絶妙な美味さ。これはヒットだなぁ。

お会計は、14000円なり。微妙なラインだが、仕事の内容は、そこらの街場の寿司屋とは一線を画している。そのまま「繁華街」で営業しても、十分流行ると思う。どうやって、この仕事を身につけたのか、実に興味深い。2008年度新たに伺った寿司屋のNo.1と言って、過言では無い。

2008年12月 1日 (月)

すし処Y

2008/12/01

夕刻、帰宅しようと、久々に電車を利用する。駅前のビルに寿司屋の看板を見つける。全く期待していなかったが、軽く飲もうと思い、飛び込みで入って見る。

年配のご主人が居り、伺って見ると、当地で40年以上続く寿司屋らしい。ずっと一軒家だったが、昨年ビルにして、2Fで営業を再開したとの事。

小肌、鯖、赤貝を、つまみで貰う。「ん??」。小肌を食して、驚いた。あっさり目の〆加減だが、臭みも無く、皮も柔らかい。これは、一寸まぐれで出来る代物ではない。鯖も食してみる。やはりあっさり目だが、〆方が中途半端故こうなっているのではなく、初めから意図してこうしている「〆の技」が表れている。この辺りの寿司屋では、間違いなく他店を引き離している。赤貝は、国産物。美味い。

蒸鮑もつまみで頂く。ナチュラルな感じだが、味わいは、なかなか良い感じ。

期待に胸を膨らませて、握りに。小肌、鯖、鯵、鰯、細魚昆布〆、赤貝、蛤、等々を。シャリはスッキリしていて、食べ飽きしないタイプ。小肌はやはり美味い。鯖もなかなか。鰯も美味い。細魚昆布〆も昆布の旨味が程よく感じられ、美味。蛤はレア感があるタイプ。

お会計は、14000円なり。微妙なゾーンだが、正直吃驚した。また、寄って見たいと思う。

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