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先生が12年間も無免許で車通勤…発覚後も学年末まで担任

6月13日5時51分配信 読売新聞

 長野県波田町教委は12日、町立波田中学校の男性教諭(39)が1度も運転免許をとったことがないにもかかわらず、12年間にわたって車で通勤していたことを明らかにした。

 安曇野署は11日、教諭を道交法違反(無免許運転)容疑で地検松本支部に書類送検した。

 町教委によると、教諭は1993年に教員となった後、教習所に通い、仮免許をとったが、そのまま失効。97年に南信地方の公立中学に赴任した後、無免許のまま、同僚から譲り受けた車で通勤するようになり、出張にも使っていた。波田中も含め、3校で無免許通勤を続けたという。

 今年1月17日午後、安曇野市内で一時不停止で摘発され、無免許が発覚。教諭は翌18日、学校側に報告したが、同校では学年末まで、教諭を担任から外さず、教壇に立たせていた。他の教員や保護者にも説明しなかったという。教諭は3月下旬から病気療養のため休んでおり、県教委が今後、処分する方針。

 教諭は「(免許を)取らねばいけないとずっと思っていたが、弱い部分があった」と話しているという。

 記者会見した町教委の木下保雄教育長は「生徒や保護者の信頼を大きく損なった」と謝罪。無免許運転が発覚した後も勤務を続けさせたことについては、「3年生の学級担任で、進路指導をしていたので、生徒に動揺を与えないようにと考えた」と述べた。

 町教委は今年度から、小中学校の全教諭に、運転免許証の写しを提出させているという。

最終更新:6月13日5時51分

読売新聞

 

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