広島市中区東千田町の広島大本部跡地に、スーパーの丸久(防府市)や衣料品店が入る複合商業施設が建設されることが3日、分かった。地場不動産会社トータテ(中区)の所有地の一角で9月に着工し、来年3月の完成を予定する。
道路舗装最大手で開発事業も手掛けるNIPPOコーポレーション(東京)がトータテから土地を賃借し、鉄骨2階建て延べ約5550平方メートルを建てる。広島市初進出の丸久のほか、衣料品販売のしまむら(さいたま市)、ドラッグストアの岩崎宏健堂(周南市)が出店を予定する。NIPPO中国支店は、さらに飲食店など5テナントの誘致を目指し、駐車場も整備する。
跡地にはこのほか、市と広島大が教育施設などの集積を目指す「知の拠点再生プロジェクト」用地4.7ヘクタールがあるが、計画は事実上、白紙状態となっている。
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