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  LOVE & LUSH/源氏PIE+
 
最近は、もっぱら管理人DENKOの日記と化してます! 
よろしくどーぞ!!
Weblog / 2009-06-12 21:16:05
DENKOです。

思った以上に長くなってしまってますが、前の記事の続きです。

この辺りから最低最悪に恥ずかしいネタの“核心”に入ります。
キモいのは相変わらずなのでお気をつけ下さい。




さて、完全に男女の痴話喧嘩の修羅場になった状態でMが私の体に見付けた“浮気の証拠”は(Aも面識の無い)私の元彼との浮気行為によるものでした。

Mの頭の中にはその時の私に何か性的行為があるとしたらAの事しか思い浮かばなかったのでしょうけど(元彼の事は勿論言ってませんし、Aの家にはしょっちゅう泊まりに行っていたし、何度かは「Aの所に泊まる」って嘘ついて元彼と会ってましたし、Mが普通にそう思ってしまうのはまぁ仕方ないですけど…


「……このキスマーク…Aさんに付けられたの…?」
完全に引きつったような顔の、Mの第一声はこうでした。

はぁ〜〜!??
あくまでもそっち持って行きたいのか?やっぱあんたもS子と同じか!??キモっっ!
似た者同士で妄想を自分の頭の中で“リアル変換”出来るスキルを標準装備か!!?

つか「私にはM以外男の陰は無ッシング!か!?」と思い、Mが私の“女子力”のような物をゼロ評価!?と、なけなしとは言え女として多少地味に…いや正直激しく傷付いたりもあったりしてMに対する沸き上がる怒りが、Aに対する“偽善者の化けの皮剥ぎ”的な、私の中の嫌な心理に拍車をかけたんだと思いますが、その時私はとっさに……

「そうだけど。何?(バレたんならしょうがない的な態度で…)」

…なんて、何とかその場をやり過ごしたくて、有りもしない嘘をついて返してしまった訳です…!!!

ああーーーーー!!本当になんてバカな事を言ってしまったのか!!
本当にごめんなさい!!A!!!!!
(女が皆こうだとは言いませんが、後になって本当に弱くて厭らしい生き物だと思いました。今叩きスレで罪も無い神鏡やAを叩きまくって保身に躍起になってるおバカな女達もまさにこんな心理なんでしょうね。)


そして、その時のMの返事が
「…そうなんだ……」ですよ。

信じたーーーーーーーー!!!!???

こんなリアルな状況で浮気の証拠を目撃した場合、普通の常識的な思考回路を持った“普通の男”なら「ふざけるな!Aはカムフラージュで本当は他に男がいるんだろう?」(実際そうだしね?)ってなると思うんですが…。
何というか……


いや、その時の私は信じてもらわなきゃマズかったんですけどね。
MはAとは全く面識が無く、私より小柄であんな可愛らしいある意味少年のような容姿で、(BLで言えば絶対気の強い受!なタイプ)人目を引く凛とした彼女におそらく間違ったイメージを持っていたと思われます。


Mは以前からいそいそと嬉しそうに出掛ける私を見ていたので、Aの事をきっとL世界のタチネコ(BLで言えば攻受)のガタイのいいタチ(攻)なタイプだと自分の勝手な妄想の中で思い込んでいたんでしょうね〜…


こんなゴツくてデカくてガサツな、ある意味Mの思っている通りの“(元彼くらいしか)他の男に縁がない!”な私なワケですから、私がネコか!?って有り得ねーんですけど!!?なはずなんですが、Aの事を勝手にガタイのいいタチタイプと思い込んでどんなキモ妄想膨らませていたか知りませんが(Mは男オタクでしたしね…)こっちがマジか!??とビックリするくらい、あっさりすんなりと私の嘘を受け入れちゃいましたよ。


ヤバい事言っちゃった的な罪悪感も、その時は自分の保身と予定通りの引っ越しの決行が第一だった私にとって、その一言ですっかり青菜に塩でガックリ放心気味になったMを見て、何とかその場を切り抜けられたという安心感の方が上で、完全に薄れてしまってました。
…最低ですね。本当ごめんなさいです。



ちょっと冷静に考えたら(Aがデビューした同じH社の中堅・連載マンガ家である)H先生の旦那の会社社員のMにこんな嘘をついたら、早晩に(全く無関係の)Aを完全に巻き込んだこの大変な醜聞はH先生の耳に入り、その後はお調子者のH先生達によりH社マンガ達にもパーッと派手に尾ひれがついて広まるだろうって分かる事です。実際に当時は広まったと思いますし。

当時は自分がどんなに憧れても入れなかった出版社であっという間にデビューして、有望な新人作家として順風満帆に私が憧れるようなマンガを描いていたAにドロドロとした強い嫉妬が確実にありました。

Aに対して人間的にはどんなに心酔していようと、浅ましいものでマンガに対する嫉妬だけは(身近な事もあり?)多分誰よりもギラギラしていました。
以前の記事にも書きましたが「次の冬コミの合同誌で(Aをハメて)雌雄を決して私主導で仲間になってもらう!!」などと的外れな野望に鼻息を荒くしていた頃の話しですので。


ぶっちゃけ大大大好きなAとそんなリアルな恋愛沙汰の噂が立つ事は、当時の私にとってはむしろ願ったり叶ったりの美味しい状況でしたし。
Aが“女性”である事をさっ引いても、ルックス的にも人間性も充分“恋愛対象”になりうる魅力的な人ですから。失礼ながら“取りあえず男性である”というだけのMとは比べ物になりません。

キレたMにその嘘をついた時に私の度を超した“Aに対する独占欲”は完全に満たされた気がしていましたし、正直その時はもう「なるようになれ!」くらいの常軌を逸した気持ちだったと思います。



とにかくMの頭の中ではどんな価値観になっているのか分かりませんが、私がそんな嘘を言った後は何だか完全にがっくりと拍子抜けしたらしく、さらに(Aに対して?)完全に負け込んでしまった風ですっかり大人しくなってしまいました。
“男のあさはかな性欲”も消え失せた感じで私も安心しました。


勝手な事を言うようですが、浮気相手が“女性のプロマンガ家”だと嘘をついたからこれで済んだと今でもマジで思っています。

後で謝った時にAにも言われたことですが、もし本当の浮気相手である元彼の存在がバレてたら…と考えるとあの陰湿でキレやすい男がどうなっていたかと正直ゾッとします。


その夜にMに「手紙を送りたいから引っ越す住所を教えてほしい」と言われ、私は別にそれくらいなら(それで済むなら)…と、簡単に教えてしまいました。そこら辺が私の呑気で頭の悪すぎる所なのですが…。

そのまま朝になり引っ越し屋さんを待つ私を残し、Mはトボトボと会社に出勤して行きました。気まずかったですよ。ホント。

続きます。

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