(cache) 次期総選挙は二階氏支持　大江議員が地元後援会で報告

次期総選挙は二階氏支持　大江議員が地元後援会で報告

　民主党を離党して新党「改革クラブ」を結成した和歌山県白浜町出身の大江康弘参院議員（54）＝比例＝が18日、上富田町朝来の後援会事務所で支持者に離党と新党結成の経緯を報告した。席上、大江議員は次期総選挙で和歌山３区に立候補を予定している自民党の二階俊博経済産業相を支持する考えを示した。

　８月に結成した改革クラブは、民主党を離党した渡辺秀央氏と大江氏、無所属の荒井広幸氏、松下新平氏の４人の参院議員で設立、９月に衆院議員の無所属、西村真悟氏が加わり、国会議員５人以上という政党の要件を満たした。

　新党結成後、初めて紀南の後援会に出席した大江議員は「民主党は国家国益を考えず、選挙、政局一点張りで政権政党を担う党ではないと判断した」と離党理由を述べた。

　大江議員は、次期総選挙は11月末にも投開票が行われる見通しだとして「改革クラブは民主を応援しないことで一致している。政治は一寸先は闇。引っ付いたり離れたりと思われるが、国政に大きな影響力がある二階さんを応援したい」と語り、後援会に理解を求めた。

　二階氏支持について、後援会員は「納得できない部分もあるが、われわれは自民でも民主でもなく大江党。先生がそういうなら考えたい」などと答え、一定の理解を示した。

　大江議員は本紙の取材に対し、改革クラブの今後の活動について「総選挙後に自民党と連立を組むことも選択肢の一つ。政界再編があれば受け皿になりたい」と語った。

(2008年10月20日更新)