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鳩山総務相を更迭

辞表を提出後、記者の質問に答える鳩山総務相(共同)
辞表を提出後、記者の質問に答える鳩山総務相(共同)

 鳩山邦夫総務相(60=衆院福岡6区)は12日午後、日本郵政の西川善文社長の進退問題をめぐり、麻生太郎首相と官邸で会談し辞表を提出、受理された。首相は、鳩山氏が西川氏続投方針を受け入れない考えを示していることを受け、事実上の更迭に踏み切った。鳩山氏は昨年の自民党総裁選で首相陣営の選対本部長を務めるなど、首相の側近議員。鳩山氏は辞表提出後、自民党を離党する可能性について記者団に「仲間と相談する。さまざまな仲間から激励を受けている」と述べた。

 麻生内閣の閣僚辞任は中山成彬前国土交通相、中川昭一前財務相に続き3人目で、今国会中の衆院解散・総選挙をにらむ首相の政権運営に打撃となるのは必至だ。

 後任の総務相は指名せず、佐藤勉国家公安委員長が兼任する。

 鳩山氏は12日午前、首相と官邸で会談。首相は西川氏続投の方針を伝えたが、鳩山氏はあらためて認めない考えを強調。午後に再び官邸を訪れ、辞表を提出後、記者団に「世の中、正しいことが通らないことがある。それが今だ」と述べた。

 鳩山氏はこれに先立つ会見で、官邸や自民党との調整に関し「西川氏が私に謝ることで、続投を認めたらという話を受けている」と明かした上で「私に謝っても意味はない。謝るべきは国民に対してだ」と述べ、拒否する考えを示していた。

 鳩山氏は、宿泊施設「かんぽの宿」のオリックス不動産への一括譲渡について「出来レース」と批判。日本郵政取締役会の「指名委員会」は5月、西川氏続投を決定したが、鳩山氏は最終認可権を持つ立場から続投を認めない考えを表明した。

 しかし、郵政民営化の後退を懸念する自民党の町村信孝前官房長官や武部勤元幹事長らが反発。社長人事が議案となる29日の株主総会を前に、首相が事態収拾に動いて西川氏の続投が固まった。

 鳩山氏は民主党の鳩山由紀夫代表の実弟。首相が西川氏続投を容認した場合、新党結成に乗り出す可能性を周囲に漏らしており、次期衆院選後の政界再編をにらんだ動きも焦点になりそうだ。(共同)

 [2009年6月12日14時48分]


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