九条の会が、派遣村村長の講演を企画していました。
　いよいよもって真っ黒です。
　毎日新聞より転電です。


引用元：毎日新聞
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　仕事と住居を失った非正規労働者らのために年末年始、東京・日比谷公園に開設された「年越し派遣村」で村長を務めた湯浅誠さんの講演会が２３日午後７時から、八代市新町のやつしろハーモニーホールで開かれる。「反貧困」と題し、大量の失業者を生んだ現在の労働環境と政治や社会とのかかわりについて話す。入場整理券５００円。

　湯浅さんは１９６９年生まれ。東京大大学院を単位取得退学した。ＮＰＯ法人「自立生活サポートセンターもやい」事務局長として野宿者支援に携わり、年末年始に労働組合や市民グループなどが開設した「派遣村」の村長を務めた。また昨年１２月、著書「反貧困−『すべり台社会』からの脱出」（岩波新書）で第８回大佛次郎論壇賞を受賞した。

　講演は平和団体「くまもと九条の会八代」のメンバーを中心に実行委員会が企画した。

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　いよいよもって工作のにおいが出てきました。
　少なくとも、一時期名古屋に存在したような自然発生的なホームレスによる「集落」ではなく、誰かが設立に協力した「村」です。

　はたして本当に、困窮している派遣社員がどれだけいたのでしょうか？
　本当に困っているだけなら、ボランティアが簡易宿泊施設を開設する、厚生労働省がやったように廃校を使う、公民館などと交渉して避難させるなどの措置はいくらでもとれます。

　実際に彼らがやったのは耳目を集めやすい公園での行動でした。
　そのうえ、デモや押しかけなどとセットになっています。

　ライブドアニュースでは、左翼団体のオルグ要員が大活躍していた様子が報道されています。


引用元：ライブドアニュース
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ところが、こうした支援活動について、インターネット上である問題が話題になっている。名古屋での同種の活動を報じた新聞写真に、憲法９条の改正に反対する趣旨の横断幕が写されていたのだ。失業問題に便乗した思想宣伝に対して批判の声があがり、「派遣村が９条信者布教の地に」といった表現も見られた。

（略）

「派遣村」では、複数の労働組合などと一緒に、民主党の支持母体と言われる「連合」の関係者も支援を表明している。日本共産党からの支援物資も大量に届いていたが、少なくとも左翼の単独イベントではない、むしろ、この“有事”に組織の違いを乗り越えて行われた活動のように見える。そんな「派遣村」にも、思想宣伝に走る人間がいるのか。１月３日朝に足を運んでみると、様々な労組ののぼりが立てられていたが、憲法９条など失業問題と無関係の宣伝文は見当たらない。ほっとして、そのまま夕方まで活動の様子を取材した。

（略）


　そして問題の思想宣伝だが、やはりいた。「９条改憲阻止！」のタスキをかけた男性が、ビデオカメラを片手に歩き回っているのだ。報道腕章や所属を明示するものは着けていない。明らかなルール違反。しかも、腕章をしている報道陣でさえいちいちスタッフから呼び止められるのに、記者が見た限り「９条改憲阻止！」男は誰にも呼び止められていない。これは“９条特権”なのか、それとも、みな気持ち悪がってかかわりあいになりたくないのか。それとも、すべてのボランティアに顔が知れているほどの「派遣村」幹部なのか？

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　やや控え目な表現ではありますが、現地取材をした記者が、こうしたオルグや思想闘争の問題を指摘しているのは興味深いといえます。
　困った人に付け込み、その憤懣を階級闘争に向けるのは、左翼団体の基本戦術です。

　その戦術もどうもうさんくさいものが多いといえます。
　経団連のパーティー中に押しかけ、公開質問状を押し付けたりもしています。


「労働組合側は「何百人も職や住まいを失っているんですよ。何千人、何万人ですよ」と話した。
経団連事務局職員は「きちんとした形で、アポイントを取っていただいて」と応じた。」

　不自然なのはここです。
　どうして派遣元に押しかけないのか？
　どうして派遣元の問題を国に向けようとするのか？

　以前の偽装牛肉問題も、年金問題も、起こる問題すべてを与党や国だけに押し付けるのは全く不合理であり、意味がない行動です。

　左翼系ブログやテレビニュースにも不思議な言説がみられます。


引用元：TBSi（魚拓）
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　「総理、これが麻生内閣の本音ですか。失業者に対してあまりに無礼な発言です。私は満身の怒りをもって、即刻、坂本政務官の解任を求めます」（民主党、鳩山由紀夫幹事長）

　「（Ｑ．麻生首相に対しては？）総理は世間知らずのところがあると思います。とんでもない発言をいろいろしていますのでね。今さら期待していない、麻生総理には」（元派遣社員の男性）

　政治家や財界は、派遣切りの現状をどう考えているのでしょうか。

　「御手洗さんがいるんですよね？『何もしていないのはおかしい』と言いたい」（大分キヤノンの元派遣社員）

　元派遣労働者と支援する組合員およそ４０人は、６日、都内のホテルに向かいました。経団連などが主催する新年賀詞交歓会に乗り込み、公開質問状を渡そうというのです。予約無しの突然の訪問。会場のホテルは一時騒然となりました。

　派遣労働者たちは、解雇や寮からの追い出しの中止や財政的な支援を求める文書を経団連の御手洗会長に直接手渡そうとしましたが、結局、受け取りは断わられました。

　「パーティーやっている時間はないんだよ。国も自治体も（対策を）やっている。市民もボランティアで“派遣村”をやった。何もやってないのは大企業だけ」（支援する労働組合）

　不況のなか、追い詰められる労働者たち。打つ手はあるのでしょうか・・・。

　「あそこでお酒飲んでいるんでしょ。お酒を飲んでいるお金は、僕らが働いているお金の一部かもしれないし。泣きたいぐらいですね」 （大分キヤノンの元派遣社員）

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　麻生総理へのネガティブキャンペーンとなっています。
　お酒を飲むのが問題だとしたら、あなたがたの「支援」をしていた団体も終わった後に食べ放題飲み放題の宴席で舌鼓を打っています。

　第一派遣元の会社のパーティーに乗り込んで「お酒を飲んでいるお金は、僕らが働いているお金の一部かもしれないし。」というなら、まだ納得できますが、全然関係ない経済団体のパーティーに乗り込んでいうセリフではありません。
　これを平気で報道するTBSもどこかおかしいところがあるわけです。

　また、左翼系ブログでは、「国も与党も何もしない」という言論を流布する人がいます。



引用元：タクシー乗務と多忙な日常と諸々と…（魚拓）
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　連日報道されている日比谷の派遣村ですが…
いきなりクビと言われて路頭に迷う人たちに手を差し伸べるのは、本当は政治の仕事だと思うのですが、政治、特に与党はそのことにまるで無関心。
これも、企業の非情さと同レベルですね。
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　これがマスコミが以前積極的に提唱していた「能力主義」の結果です。
　やはり年功序列、全員正社員で全員終身雇用のほうがよかったのでしょうか？

　また、政府や与党は別に無関心ではなく、厚生労働省が講堂を解放し、ハローワークを開設しています。
　そもそも、雇用保険やハローワークが無料で開放されていますし、都内であればハローワークではインターネットを使用することもできます。
　最悪、生活保護を申請することもできますし、国の体制は十分整っているといえます。無料の職業訓練まであります。

　このブログの執筆者の方自身が同じ記事で人手不足のタクシー業界に人が流れてこないことを指摘していますが、その意味に気付いているのでしょうか。職業選択をする余裕がまだあるということです。

　どうしてそういう施設を利用しないのか、そしてこれだけの体制があってなおまだ「国は無策だ」と平気で言えるのが不思議でなりません。

　住民票やハンコすらないと主張する人もいるようですが、はっきりいって演出過多で、逆にうさんくささが増しています。


引用元：毎日新聞
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　東京・日比谷公園にあった「年越し派遣村」から都内４カ所の施設に移った労働者らは６日、厚生労働省に対し、就職や住居を探すための活動費の支援を申し入れた。施設での相談活動が始まったが、面接に向かう交通費がないことなどから自立への活動が進まないため。厚労省は何らかの形で必要な資金を提供することを約束した。

　要望には、労働者と派遣村実行委員会メンバーの計約１００人が参加した。生活保護を申請してアパートを借りようとした男性は、判子と住民票があれば借りられるところだったが、判子購入や住民票取得の費用がなく、申し込みができなかった。別の男性は職業相談で面接が決まっても、交通費がなく断念した現状を説明、「一日も早く仕事を決め自立したい」と話した。
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　これが全く理解できません。
　判子や住民票は、数百円で取得できます。
　履歴書の判子は別に実印や印鑑登録が必要ではなく、100円ショップで購入することすら可能です。仮に印鑑店で実印を作成しても5000円くらいから存在します。

　その数百円、数千円がないということは生活不可能です。
　どうやって生活していたのでしょうか？
　アパートを借りて家賃を払うことも不可能なはずですが、この人はアパートを借りた後、家賃を踏み倒すつもりだったのでしょうか。

　通常賃貸を利用するには、敷金・礼金・契約手数料・二か月分の家賃前払いなどが必須ですが、そうしたお金はどうするつもりだったのでしょうか。敷金・礼金がなくとも保険に入ることを要求する家も多く、数万円は絶対にかかるはずです。

　ここまでくると「やりすぎ」でしょう。
　かえって派遣村がうさんくさいものに見えてしまいますね。

　本当に困っている方が集まり、真剣な思いからボランティアを本当にしているなら、頭がさがりますが、これまでの状況を見る限り政治色がかなり強いといえます。
　本気で「派遣切り」で困窮している人を救いたいなら、こんなところに集めて政治闘争をやるのではなく、もっと粛々と、淡々と真剣に支援すればよいわけです。ニュースによる取材も求めず、誰に知られなくてもよい。
　あるいは支援のためなら取材も厭わないという態度なら納得できますが、完全にこれは政治的アピールです。










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