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「ハトの乱・第2幕」鳩山邦夫の長男、都議選に出馬

自民系元職陣営、怒りと困惑

 日本郵政の西川善文社長の続投拒否で“暴走”する鳩山邦夫総務相の長男で大臣秘書官を務める太郎氏(34)が、7月12日投開票の東京都議選に、無所属で地元の東京・文京区から出馬する意向を固めた。太郎氏は「地域主権型社会を目指すため、都議会で仕事をしたい」と出馬理由を語るが、先に準備を進めてきた自民党系候補陣営では「ハトの乱・第2幕だ」と怒りと困惑が渦巻いている。

 「総務大臣の秘書官として総務省で仕事をしているうちに、地域主権型社会にしなくてはいけないと思った。その意味で都議会は重要で、そこで仕事をしたい」

 首都決戦への出馬理由を語る太郎氏は、さらにこう続けた。

 「日本の政治は自民、民主の足の引っ張り合いだ。これでは国民の声は届かない。都民のため、しがらみのない政治をしていきたい」

 太郎氏は文京区出身。2003年4月から都議1期を務め、前回の都議選で落選。2007年の文京区長選でも落選した。

 文京区は定数2。民主党系と共産党系の現職2人に、自民党系元職1人が挑む構図だ。ここに太郎氏が無所属として参戦することになるだけに、自民党系元職の陣営幹部は「こっちは政治生命をかけているのに、何を考えているんだ、親子そろって。これまで固めてきた支持基盤を崩されるのは、腹立たしい」と怒りをあらわにする。

 さらに、日本郵政問題で渦中の父を持つ世襲候補の突然の出馬だけに、「父親の邦夫氏が一連の問題で自分の“正義”を貫き、ここまで内閣や党内を混乱させているのは、自分の選挙はもちろんのこと、実は息子を当選させるためのパフォーマンスなのでは」(自民党関係者)との憶測も飛び出す始末だ。

 次期総選挙の前哨戦と位置づけられる都議選。「ハトの乱・第2幕」の行方はいかに−。

ZAKZAK 2009/06/10

鳩山邦夫

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