2009年6月12日 20時35分更新
新型インフルエンザの警戒レベルが日本時間の12日未明、「フェーズ6」に引き上げられました。
岡山市保健所は12日、新型インフルエンザへの対応手順などをまとめた文書を市内の医療機関に送り、改めて警戒を呼びかけました。
新型インフルエンザをめぐってWHO・世界保健機関は世界的な大流行=パンデミックが起きているとして警戒レベルを「フェーズ6」に引き上げ、国内でも感染者が558人に上っています。
こうした中、岡山市保健所は12日、市内のあわせておよそ730の医療機関に新型インフルエンザへの対応手順などをまとめた文書を送り、改めて警戒を呼びかけました。
文書では、新型インフルエンザへの感染が疑われる患者への対応の仕方や検査の手順などが記されているほか、県内での新型インフルエンザの発生をいち早く把握するため、インフルエンザの集団発生が疑われる場合は速やかに保健所に連絡するよう求めています。
文書で警戒を呼びかけたことについて岡山市保健所の中瀬克己所長は「発生をいち早くつかむことがその後の迅速な対応につながる。医療機関と連携しながら県内での発生に備えていきたい」と話しています。