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田河水泡生誕110年 のらくろ少年、米寿を祝う会 (1/2ページ)

2009.6.9 22:42

 政財界の著名人や文化人が数多く名を連ねる「東京のらくろ会」が6月11日、千代田区飯田橋のホテルグランドパレスで「田河水泡生誕110年祭・東京のらくろ会会員米寿を祝う会」を開催する。

 月例会は今後も行うが、のらくろの作者、田河水泡さんの遺族らを交えた大規模な会は、会員数の減少により最後となる。「人と人とのつながりの場だった」。「祝う会」実行委員長で元不二サッシ副社長、大塚正信さん(86)は、33年間続く同会の歴史をそう振り返った。(清作左)

 昭和51年12月に誕生した「東京のらくろ会」。同会の会員が大正11年(ワンワン年)の戌年生まれで、少年時代にのらくろを読み、親しんだことからのこの名がついた。

 故宇野宗佑元首相や安部川澄夫・元大和銀行会長、故末次一郎・元育青協会理事長といった要人のほか、フィリピンのルバング島から帰還した小野田寛郎さんなど多くの著名人が名を連ねてきた。最盛期には、東京だけで約200人以上の会員がいた。

 「のらくろに熱中したことや学徒出陣で戦争を体験したことなど、共通した経験や思いを分かち合っているから、今まで続いてきたのだと思う」と大塚さん。

 毎月11日に開かれる月例会では、会員が自分の体験や学んだことなどを語り、最後に参加者全員で「のらくろの歌」を歌うことになっている。

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