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日本、さらに努力を=温室効果ガス削減で−欧州委員

6月12日10時54分配信 時事通信

 【ブリュッセル12日時事】欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のディマス委員(環境担当)は11日、ブリュッセルの欧州委本部で邦人記者団との会見に応じ、麻生太郎首相が10日発表した温室効果ガス削減の中期目標について、「歓迎する」としながらも、「われわれ(先進国)はさらに努力する必要がある」と述べ、目標値を含め地球温暖化対策の一段の強化を日本に求めた。
 日本の中期目標は、2020年までの温室効果ガスの削減幅を05年比15%減(1990年比8%減)とし、排出権取引などを含まない「真水」部分だけから成る。ディマス委員はこの点について、「国内での削減に基づく目標であり、極めて重要だ」と評価した。
 その一方で、国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が07年に公表した報告で、「先進国全体で90年比25〜40%減」が必要とのシナリオを提示したことを指摘し、日本の目標は依然、不十分との認識を示した。 

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最終更新:6月12日10時58分

時事通信

 

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