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心身の状態 |
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Bさんは39歳で、12月に初診にみえました。そのときは、5×4cmの漿膜下筋腫で、白血球数5600個/mm3、リンパ球26%、ヘモグロビン濃度11.8g/dlという大変な状態でした。 |
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処置・対応 |
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筋腫が大きく、貧血もあって、ひどい月経痛もあったため、子宮動脈塞栓術(※)を提案しましたが、ご本人の希望により、針治療のみで経過を観察することになりました。 |
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経過 |
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半年後の6月には、白血球数6000個/mm3、リンパ球36%に増えていたにも関わらず、筋腫は7.5〜4cmに拡大していました。しかし、貧血が改善し、体調もよく、月経痛も軽くなったので、針治療を続行することにしました。するとその10ヵ月後には、白血球数8100個/mm3、リンパ球44%に増え、筋腫は2×2.5cm小さくなっていました。
子宮筋腫はこのように比較的短期間で縮小するケースもあれば、一方で長期にわたるケースもあるなど、効果の現れ方は人それぞれで、治療間隔も、月に1〜3回と幅があります。しかし、更年期以降、自然に改善していく病気であり、症状なども考慮しながら、それまでいかに維持していくかが、治療のポイントになります。
ホルモン治療や手術の前に、自律神経免疫療法を試してみる価値は、大いにあると考えられます。
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