西松献金事件、即日結審へ 前社長が起訴内容認める方針西松建設の巨額献金事件で、政治資金規正法違反罪などに問われた前社長国沢幹雄被告(70)が起訴状の内容を認め、東京地裁で19日開かれる初公判は即日結審する見通しとなったことが11日、関係者の話で分かった。 初公判は午前10時に開廷し、夕方まで行われる予定。国沢被告とともに小沢一郎民主党代表代行の公設第1秘書、大久保隆規被告(48)も起訴された巨額献金事件は、異例のスピード審理の運びとなった。 初公判では、小沢氏側の資金集めの実態や東北地方の公共工事への影響力などが検察側の冒頭陳述でどこまで明らかにされるのか注目される。 大久保被告の初公判期日は未定だが、衆院選後に開かれる見通しだ。 起訴状によると、国沢被告は違法な企業献金と知りながら2006年10月ごろ、大久保被告が会計責任者を務める「陸山会」などに、西松建設のダミーとされる政治団体名義で計500万円を献金した、などとしている。 検察側によると、東北地方の公共工事は05年末ごろまで、大手ゼネコン鹿島を仕切り役とする業者間談合が常態化。業者選定に介入していた小沢事務所に、国発注の胆沢ダム(岩手県奥州市)などの受注を狙った西松建設が巨額献金した、とされる。 【共同通信】 |
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)